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公開番号2023006910
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-01-18
出願番号2021109773
出願日2021-06-30
発明の名称ウインドシールド
出願人日本板硝子株式会社
代理人個人
主分類B60J 1/02 20060101AFI20230111BHJP(車両一般)
要約【課題】表示領域を上下方向に切り替えるHUD装置で、表示領域の二重像を抑制し、製造が容易なウインドシールドを提供する。
【解決手段】複数の表示領域を上下方向に切替可能なHUD装置が設けられるウインドシールドで、前記表示領域のガラス板は、上端部の厚みが下端部より厚く、第1主面と第2主面とが楔角αをなし、全表示領域の上下方向の高さをY、前記全表示領域の両側辺の上下方向の中心を通る線から上方へ0.15Y離れた線と下方へ0.15Y離れた線との間の第1領域における楔角αの範囲をS_Center、前記全表示領域の上辺と当該上辺から下方へ0.3Y離れた線との間の第2領域における楔角αの範囲をS_Upper、前記全表示領域の下辺と、当該下辺から上方へ0.3Y離れた線との間の第3領域における楔角αの範囲をS_Lowerとすると、S_Center<S_Upper、且つS_Center<S_Lowerを充足する。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
複数の表示領域を上下方向に切替可能なHUD装置が設けられるウインドシールドであって、
第1主面、及びこれとは反対の第2主面を有し、前記表示領域が形成されるガラス板を備え、
前記ガラス板は、上端部の厚みが下端部よりも厚く形成されることで、前記第1主面と前記第2主面とが楔角αをなすように構成され、
前記複数の表示領域の全てを含む全表示領域の上下方向の高さをY、
前記全表示領域の両側辺の上下方向の中心を通る線から上方へ0.15Y離れた線と下方へ0.15Y離れた線との間の第1領域における楔角αの範囲を、S_Center、
前記全表示領域の上辺と、当該上辺から下方へ0.3Y離れた線との間の第2領域における楔角αの範囲を、S_Upper、
前記全表示領域の下辺と、当該下辺から上方へ0.3Y離れた線との間の第3領域における楔角αの範囲を、S_Lowerとすると、
S_Center<S_Upper、且つS_Center<S_Lowerを充足する、ウインドシールド。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記複数の表示領域が上下方向に重複するように構成されている、請求項1に記載のウインドシールド。
【請求項3】
水平方向において、車外に凸となるように湾曲している、請求項1または2に記載のウインドシールド。
【請求項4】
水平方向において、曲率半径の異なる複数の領域を有し、
前記表示領域は、水平方向において前記曲率半径の大きい領域に設けられる、請求項3に記載のウインドシールド。
【請求項5】
上下方向において、車外に凸となるように湾曲している、請求項1から4のいずれかに記載のウインドシールド。
【請求項6】
上下方向において、曲率半径の異なる複数の領域を有し、
前記表示領域は、上下方向において前記曲率半径の大きい領域に設けられる、請求項5に記載のウインドシールド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ウインドシールドに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ヘッドアップディスプレイ(HUD)装置が用いられるウインドシールドは、二重像を防止するために、楔形に形成されている。また、特許文献1には、ウインドシールドに投影されたHUD装置による表示領域内に複数の格子点を規定し、各格子点での楔角を測定したときに、楔角の最大値と最小値の差が0.32mrad以内となるようなウインドシールドが提案されている。これにより、表示領域が大型化しても二重像の発生を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6770470号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年は、運転者の目線の位置に合わせて表示領域を上下方向に切り替えることができるHUD装置が提案されている。本発明者が検討したところ、表示領域が上下方向に移動すると、それに伴って二重像を抑制できる最適な楔角が変化することが分かった。したがって、各表示領域での二重像を抑制するためには、最適な楔角の変化に対応するようウインドシールドの楔角を設定する必要があるが、そのようなウインドシールドは、製造が困難であると考えられ未だ提案されていない。本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、表示領域を上下方向に切り替えることができるHUD装置を用いた場合、全ての表示領域で二重像を抑制つつ、製造が容易な、ウインドシールドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
項1.複数の表示領域を上下方向に切替可能なHUD装置が設けられるウインドシールドであって、
第1主面、及びこれとは反対の第2主面を有し、前記表示領域が形成されるガラス板を備え、
前記ガラス板は、上端部の厚みが下端部よりも厚く形成されることで、前記第1主面と前記第2主面とが楔角αをなすように構成され、
前記複数の表示領域の全てを含む全表示領域の上下方向の高さをY、
前記全表示領域の両側辺の上下方向の中心を通る線から上方へ0.15Y離れた線と下方へ0.15Y離れた線との間の第1領域における楔角αの範囲を、S_Center、
前記全表示領域の上辺と、当該上辺から下方へ0.3Y離れた線との間の第2領域における楔角αの範囲を、S_Upper、
前記全表示領域の下辺と、当該下辺から上方へ0.3Y離れた線との間の第3領域における楔角αの範囲を、S_Lowerとすると、
S_Center<S_Upper、且つS_Center<S_Lowerを充足する、ウインドシールド。
【0006】
項2.前記複数の表示領域が上下方向に重複するように構成されている、項1に記載のウインドシールド。
【0007】
項3.水平方向において、車外に凸となるように湾曲している、項1または2に記載のウインドシールド。
【0008】
項4.水平方向において、曲率半径の異なる複数の領域を有し、
前記表示領域は、水平方向において前記曲率半径の大きい領域に設けられる、項3に記載のウインドシールド。
【0009】
項5.上下方向において、車外に凸となるように湾曲している、項1から4のいずれかに記載のウインドシールド。
【0010】
項6.上下方向において、曲率半径の異なる複数の領域を有し、
前記表示領域は、上下方向において前記曲率半径の大きい領域に設けられる、項5に記載のウインドシールド。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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