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公開番号2023005085
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-01-18
出願番号2021106781
出願日2021-06-28
発明の名称車両制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B60L 3/00 20190101AFI20230111BHJP(車両一般)
要約【課題】 適切なフェイルセーフを実現することができる車両制御装置を提供する。
【解決手段】 車両制御装置は、車両の第1駆動力源を制御する第1コンピュータと、
車両の第2駆動力源を制御する第2コンピュータと、第1コンピュータ及び前記第2コンピュータに対し第1第2駆動力源の制御に関する指示を行う第3コンピュータとを有し、第2コンピュータは、不揮発性メモリを有し、第3コンピュータの指示に従って制御を停止する場合、不揮発性メモリに停止記録を書き込み、制御の開始時に停止記録に基づき第2コンピュータの異常の有無を判定し、第1コンピュータは、不揮発性メモリを有しておらず、第1コンピュータの起動時刻からの経過時間を計時し、第3コンピュータは、第2コンピュータが異常有りと判定した場合、経過時間が閾値未満であるとき、第1及び第2コンピュータに制御の停止を指示する。
【選択図】図8

特許請求の範囲【請求項1】
車両の第1駆動力源を制御する第1コンピュータと、
前記車両の第2駆動力源を制御する第2コンピュータと、
前記第1コンピュータ及び前記第2コンピュータに対し前記第1駆動力源及び前記第2駆動力源の制御に関する指示を行う第3コンピュータとを有し、
前記第2コンピュータは、不揮発性メモリを有し、前記第3コンピュータの指示に従って制御を停止する場合、前記不揮発性メモリに停止記録を書き込み、制御の開始時に前記停止記録に基づき前記第2コンピュータの異常の有無を判定し、
前記第1コンピュータは、不揮発性メモリを有しておらず、前記第1コンピュータの起動時刻からの経過時間を計時し、
前記第3コンピュータは、前記第2コンピュータが異常有りと判定した場合、前記経過時間が閾値未満であるとき、前記第1コンピュータ及び前記第2コンピュータに制御の停止を指示する、
車両制御装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記第3コンピュータは、前記第2コンピュータが異常有りと判定した場合、前記経過時間が前記閾値以上であるとき、前記第2コンピュータに制御の停止を指示する、
請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項3】
前記第3コンピュータは、前記第2コンピュータが異常有りと判定した場合、前記経過時間が前記閾値以上であるとき、前記第1コンピュータに前記第1駆動力源及び前記第2駆動力源の制御の実行を指示する、
請求項2に記載の車両制御装置。
【請求項4】
前記第3コンピュータは、前記第2コンピュータが異常なしと判定した場合、前記第1コンピュータ及び前記第2コンピュータに制御の実行を指示する、
請求項1乃至3の何れかに記載の車両制御装置。
【請求項5】
前記第3コンピュータは、前記第3コンピュータの起動後、前記第2コンピュータが最初に異常有りと判定した場合、前記第2コンピュータに一時的に制御を停止するように指示する、
請求項1乃至4の何れかに記載の車両制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、ハイブリッド車の複数の駆動力源を複数のスレーブECU(Electronic Control Unit)によりそれぞれ制御し、マスターECUにより各スレーブECUを統括し各駆動力を調停する技術が開示されている。マスターECU及び各スレーブECUは、例えばマイクロコントローラにより実現される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-63158号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ECUに用いられるマイクロコントローラには、例えばマイクロコントローラの起動及び停止を記録する不揮発性メモリを備えるものがある。この種のマイクロコントローラは、例えば電源の瞬断などにより意図せずに動作が停止した場合、不揮発性メモリの記録が起動状態を示したままであるため、異常を検出することができる。
【0005】
これに対し、不揮発性メモリを備えないマイクロコントローラの場合、上記のような異常を検出することができない。例えばマスターECUは、スレーブECUのマイクロコントローラに異常が発生した場合、フェイルセーフ機能により駆動力源の制御を停止させる。
【0006】
しかし、例えば不揮発性メモリを備えるマイクロコントローラのスレーブECU、及び不揮発性メモリを備えていないマイクロコントローラのスレーブECUが混在する場合、不揮発性メモリを備えていないマイクロコントローラは異常を検出できないため、マスターECUは適切なフェイルセーフを実現することが難しい。
【0007】
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、適切なフェイルセーフを実現することができる車両制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書に記載の車両制御装置は、車両の第1駆動力源を制御する第1コンピュータと、前記車両の第2駆動力源を制御する第2コンピュータと、前記第1コンピュータ及び前記第2コンピュータに対し前記第1駆動力源及び前記第2駆動力源の制御に関する指示を行う第3コンピュータとを有し、前記第2コンピュータは、不揮発性メモリを有し、前記第3コンピュータの指示に従って制御を停止する場合、前記不揮発性メモリに停止記録を書き込み、制御の開始時に前記停止記録に基づき前記第2コンピュータの異常の有無を判定し、前記第1コンピュータは、不揮発性メモリを有しておらず、前記第1コンピュータの起動時刻からの経過時間を計時し、前記第3コンピュータは、前記第2コンピュータが異常有りと判定した場合、前記経過時間が閾値未満であるとき、前記第1コンピュータ及び前記第2コンピュータに制御の停止を指示する。
【0009】
上記の構成において、前記第3コンピュータは、前記第2コンピュータが異常有りと判定した場合、前記経過時間が前記閾値以上であるとき、前記第2コンピュータに制御の停止を指示してもよい。
【0010】
上記の構成において、前記第3コンピュータは、前記第2コンピュータが異常有りと判定した場合、前記経過時間が前記閾値以上であるとき、前記第1コンピュータに前記第1駆動力源及び前記第2駆動力源の制御の実行を指示してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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