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公開番号2023004666
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-01-17
出願番号2021106508
出願日2021-06-28
発明の名称化粧料
出願人株式会社ファンケル
代理人
主分類A61K 8/92 20060101AFI20230110BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】油溶性有効成分を含有した化粧料を提供する。
【解決手段】以下の(A)~(E)を含有し、(A)成分と(B)成分の質量比率が2:5~5:1である化粧料。
(A)ポリオキシエチレン鎖の平均重合度が60~100であるポリオキシエチレン水添ヒマシ油
(B)脂肪酸ソルビタン
(C)多価アルコール
(D)油溶性有効成分
(E)水
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
以下の(A)~(E)を含有し、(A)成分と(B)成分の質量比率が2:5~5:1である化粧料。
(A)ポリオキシエチレン鎖の平均重合度が60~100であるポリオキシエチレン水添ヒマシ油
(B)脂肪酸ソルビタン
(C)多価アルコール
(D)油溶性有効成分
(E)水
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
(B)脂肪酸ソルビタンが、セスキイソステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、オレイン酸ソルビタンから選ばれる一以上を含むものである請求項1に記載の化粧料。
【請求項3】
(A)ポリオキシエチレン鎖の平均重合度が60~100であるポリオキシエチレン水添ヒマシ油と、(B)脂肪酸ソルビタンの合計含有量が、化粧料当たり0.5~2質量%である請求項1又は2に記載の化粧料。
【請求項4】
(D)油溶性有効成分が、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、エチルヘキシルトリアゾン、オクトクレリン、オキシベンゾン、ヒドロキシベンゾフェノンスルホン酸、ジヒドロキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシベンゾフェノン、パラアミノ安息香酸、N,N-ジエチル-m-トルアミド(ディート)、ジ-n-ブチルサクシネート、ヒドロキシアニソール、ロテノン、エチル-ブチルアセチルアミノプロピオネート、イカリジン(ピカリジン)、p-メンタン-3,8-ジオール、3-[アセチル(ブチル)アミノ]プロピオン酸エチル、2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸1-メチルプロピル、ハーブエキス、ジブチルヒドロキシトルエン、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、フィロキノン、メナキノンおよびその誘導体、グリチルレチン酸ステアリル、硝酸ミコナゾール、硝酸スルコナゾール、クロトリマゾール、l-メントール、カンフル、ラウリルメタクリレート、ゲラニルクロトレート、ミリスチン酸アセトフェノン、酢酸ベンジル、プロピオン酸ベンジル、フェニル酢酸メチル、親油性香料、コエンザイムQ10およびヘマトコッカスプルビアリスエキスから選ばれる1以上である請求項1~3のいずれかに記載の化粧料。
【請求項5】
(D)油溶性有効成分を化粧料当たり0.01~1質量%含有する請求項1~4のいずれかに記載の化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油溶性有効成分を含有した化粧料に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
化粧料に目的とする機能を付与するために、様々な有効成分が配合されてきた。とりわけ油溶性の有効成分は、水溶性のそれらと比較して高い機能を有していることが知られている。一方で、油溶性であることから、溶媒となる成分(例えば油やエタノールなど)を含まない水系化粧料への安定配合は困難であった。このような中、油溶性有効成分を含む化粧料の技術が開示されている。
【0003】
例えば、特許文献1(特開2007-77084)では特定のヨウ素およびホスファチジルコリン含率のリン脂質と難水溶性のコエンザイムQ10を組み合わせたリポソームが開示されている。この技術は脂質二重膜へと難水溶性成分を配向させ、安定に配合できるようにしたものである。しかしながらリポソームに対して配合できるコエンザイムQ10の量には限りがあることに加えて、このリポソームを化粧料へと配合して使用するため、最終的なコエンザイムQ10濃度は極めて低くなる。コエンザイムQ10の配合量を高めるにはリポソーム原料を多量に配合すればよいが、一般的にリポソームは非常に高価であるため、コスト面から考えて現実的ではない。
【0004】
また、特許文献2(特開2007-197328)ではカロテノイド類、ステロール、リン脂質を有機溶媒に均一溶解し、溶媒除去することで得られるカロテノイド‐ステロール‐リン脂質の複合体(リポソーム)が開示されている。この複合体を多価アルコールに加熱分散し、ホモミキサー等で撹拌することで難水溶性のカロテノイド類を安定に配合することができる。しかしながら、調製の工程や化粧料へと配合する工程が非常に煩雑である。また最終的な化粧料中でのカロテノイド類の濃度は極めて低くなる。リポソーム原料であるため高価であり、大量配合することはコストの観点から見て、現実的ではない。
【0005】
このように、従来技術において、油溶性有効成分の水系への配合を可能にするものもあるが、いずれも工程が煩雑であることや、最終的に配合できる油溶性有効成分の量が不十分となること、コストが高い等の課題がある。水系化粧料において、特に煩雑な工程を経ることなく比較的安価に、油溶性有効成分を安定に多量に含有させることが可能となる化粧料の技術開発が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007-77084号公報
特開2007-197328号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、油溶性有効成分を安定に含有した化粧料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、一般的に水系への配合が困難であった油溶性有効成分の安定配合を可能にするものである。この技術を用いることで、油溶性有効成分、界面活性剤および多価アルコールを混ぜて直接的に化粧料へ加えるという簡易な工程で、一定量の油溶性有効成分を化粧料に配合することができる。あるいは、油溶性有効成分、界面活性剤および多価アルコールを混ぜた組成物をそのまま化粧料とすることで、一定量の油溶性有効成分を含有した化粧料となる。また、リン脂質のように高価な成分を使用しないため、目的の有効成分を非常に低コストで配合できる。油溶性有効成分は界面活性剤の会合体中へと包埋され、会合体の安定化に寄与するため、安定化を目的とした助剤(例えば、増粘剤など)を必要としない。よって製造工程がさらに簡易なものとなる。
本発明の構成をとることで、一定期間(例えば50℃に1ケ月)保管後も安定性に優れた化粧料となる。
本発明は、(A)ポリオキシエチレン鎖の平均重合度が60~100であるポリオキシエチレン水添ヒマシ油と、(B)脂肪酸ソルビタンと、(C)多価アルコールと、(D)油溶性有効成分、および(E)水を含有し、(A)ポリオキシエチレン鎖の平均重合度が60~100であるポリオキシエチレン水添ヒマシ油と、(B)脂肪酸ソルビタンを質量比率(A):(B)=2:5~5:1で含有した化粧料である。該化粧料には、油溶性有効成分が包埋した複合粒子が分散している。
本発明は以下の構成である。
(1)以下の(A)~(E)を含有し、(A)成分と(B)成分の質量比率が2:5~5:1である化粧料。
(A)ポリオキシエチレン鎖の平均重合度が60~100であるポリオキシエチレン水添ヒマシ油
(B)脂肪酸ソルビタン
(C)多価アルコール
(D)油溶性有効成分
(E)水
(2)(B)脂肪酸ソルビタンが、セスキイソステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、オレイン酸ソルビタンから選ばれる一以上を含むものである(1)に記載の化粧料。
(3)(A)ポリオキシエチレン鎖の平均重合度が60~100であるポリオキシエチレン水添ヒマシ油と、(B)脂肪酸ソルビタンの合計含有量が、化粧料当たり0.5~2質量%である(1)又は(2)に記載の化粧料。
(4)(D)油溶性有効成分が、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、エチルヘキシルトリアゾン、オクトクレリン、オキシベンゾン、ヒドロキシベンゾフェノンスルホン酸、ジヒドロキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシベンゾフェノン、パラアミノ安息香酸、N,N-ジエチル-m-トルアミド(ディート)、ジ-n-ブチルサクシネート、ヒドロキシアニソール、ロテノン、エチル-ブチルアセチルアミノプロピオネート、イカリジン(ピカリジン)、p-メンタン-3,8-ジオール、3-[アセチル(ブチル)アミノ]プロピオン酸エチル、2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジン-1-カルボン酸1-メチルプロピル、ハーブエキス、ジブチルヒドロキシトルエン、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、フィロキノン、メナキノンおよびその誘導体、グリチルレチン酸ステアリル、硝酸ミコナゾール、硝酸スルコナゾール、クロトリマゾール、l-メントール、カンフル、ラウリルメタクリレート、ゲラニルクロトレート、ミリスチン酸アセトフェノン、酢酸ベンジル、プロピオン酸ベンジル、フェニル酢酸メチル、親油性香料、コエンザイムQ10およびヘマトコッカスプルビアリスエキスから選ばれる1以上である(1)~(3)のいずれかに記載の化粧料。
(5)(D)油溶性有効成分を化粧料当たり0.01~1質量%含有する(1)~(4)のいずれかに記載の化粧料。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、水系への配合が一般的に困難とされた油溶性有効成分を高配合した、皮膚刺激がなく、みずみずしい使用感を有する、経時安定性に優れた化粧料である。
本発明においては、水にそのままでは難溶性の(D)油溶性有効成分(例えばグリチルレチン酸ステアリル、コエンザイムQ10、ヘマトコッカスプルビアリスエキス等)が(C)多価アルコール、界面活性剤(A)及び(B)、(E)水の存在下、包埋された複合粒子となって、水に分散する。複合粒子の水分散物は各種温度帯(50℃、40℃、25℃、5℃、24時間毎に-5℃~45℃で変動する環境(以下サイクル))に1ヶ月保管後も結晶浮きや油浮き等のない優れた安定性の化粧料となる。本発明の複合粒子の粒径は80~180nmであり、複合粒子の水分散物である化粧料を透明容器に入れたときの外観は白濁して見える。油を実質的に含まない組成で得られる本発明の複合粒子は長期間保管後も粒子の粒径の変化がほとんどなく、粒径変化は±10%以内と極めて安定であった。本発明の化粧料は低粘度で白濁しており、みずみずしい使用感であることから、高級感のある化粧料として最適である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1の化粧料を各温度帯(5℃、25℃、40℃)で保管し、1か月経過後に動的光散乱により複合粒子の平均粒径を測定した結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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