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公開番号
2023004588
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-01-17
出願番号
2021106390
出願日
2021-06-28
発明の名称
画像検査方法
出願人
東レ株式会社
代理人
主分類
G06T
7/00 20170101AFI20230110BHJP(計算;計数)
要約
【課題】検査対象物の外観画像から、検査領域内の汚れ領域を、ノイズの影響を抑えて精度良く検出することが出来る画像検査方法を提供する。
【解決手段】画像検査方法は、検査対象物の表面を撮影して得られた画像の原画素を第1の空間メディアンフィルタリングによって平滑化する平滑化ステップ1と、平滑化ステップ1で得られた値を、第1の閾値を基準に二値化して検査領域を抽出する抽出ステップと、抽出ステップで抽出された検査領域内の原画素を、第2の空間メディアンフィルタリングによって平滑化する平滑化ステップ2と、平滑化ステップ2で得られた値を、第2の閾値を基準に二値化して検査領域内の汚れを検出する検出ステップとをこの順に有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
検査対象物の表面を撮影して得られた画像の原画素を第1の空間メディアンフィルタリングによって平滑化する平滑化ステップ1と、
前記平滑化ステップ1で得られた値を、第1の閾値を基準に二値化して検査領域を抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップで抽出された検査領域内の原画素を、第2の空間メディアンフィルタリングによって平滑化する平滑化ステップ2と、
前記平滑化ステップ2で得られた値を、第2の閾値を基準に二値化して検査領域内の汚れを検出する検出ステップとをこの順に有することを特徴とする、画像検査方法。
続きを表示(約 120 文字)
【請求項2】
前記平滑化ステップ1での空間メディアンフィルタリングを行うための近傍領域範囲が、前記平滑化ステップ2での空間メディアンフィルタリングを行うための近傍領域範囲を超えることを特徴とする、請求項1に記載の画像検査方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、検査対象物の外観画像から、ノイズの影響を抑えて高精度かつ容易に検査領域内の汚れ領域を検出することが出来る画像検査方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、各種製品等の外観を検査するために画像検査装置が使用されることがある。画像検査装置による検査方法としては、例えば、特許文献1に開示されているように、数種類の特徴量から検出対象を抽出する方法が提案されている。また、特許文献2に開示されているように、注目する抽出領域を平均化し、原画素値と平均値との差に基づいて、不良を検出する方法も提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-16471号公報
特開2002-175520号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1や2の方法では、抽出した対象物の範囲中から別途汚れ等を高精度に検出することはできず、対象物領域内の汚れ具合の判断はできなかった。対象物の汚れ等を検出するため、既知である対象物形状を以て検査対象画像の中で対象物を検索し、検索された対象物形状内の汚れを検出する方法が考えられるが、検査対象画像の中から対象物を検索するためには複雑なアルゴリズムが必要となるばかりか、対象物の形状が異なる場合には使用できないという問題がある。本発明は上記課題を解決し、ノイズの影響を抑えて高精度かつ容易に検査領域内の汚れ領域を検出することが出来る画像検査方法を提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、下記の構成からなる。すなわち、検査対象物の表面を撮影して得られた画像の原画素を第1の空間メディアンフィルタリングによって平滑化する平滑化ステップ1と、前記平滑化ステップ1で得られた値を、第1の閾値を基準に二値化して検査領域を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップで抽出された検査領域内の原画素を、第2の空間メディアンフィルタリングによって平滑化する平滑化ステップ2と、前記平滑化ステップ2で得られた値を、第2の閾値を基準に二値化して検査領域内の汚れを検出する検出ステップとをこの順に有することを特徴とする、画像検査方法である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ノイズの影響を抑えて高精度に検査領域内の汚れ領域を検出することが出来る画像検査方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施態様に係る平滑化ステップ1に係る概略図である。
本発明の一実施態様に係る抽出ステップに係る概略図である。
本発明の一実施態様に係る平滑化ステップ2に係る概略図である。
本発明の実施例1の平滑化ステップ1に係る概略図である。
本発明の実施例1の平滑化ステップ2に係る概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、発明を実施するための望ましい形態について、図面を参照しながら説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0009】
本発明の画像検査方法は、検査対象物の表面を撮影して得られた画像の原画素を第1の空間メディアンフィルタリングによって平滑化する平滑化ステップ1と、前記平滑化ステップ1で得られた値を、第1の閾値を基準に二値化して検査領域を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップで抽出された検査領域内の原画素を、第2の空間メディアンフィルタリングによって平滑化する平滑化ステップ2と、前記平滑化ステップ2で得られた値を、第2の閾値を基準に二値化して検査領域内の汚れを検出する検出ステップとをこの順に有することを特徴とする。このように各ステップをこの順に有することで、ノイズの影響を抑えて高精度に検査領域内の汚れ領域を検出することができる。
【0010】
ここで、画素とは、色情報を持つ最小単位の点をいい、色情報としては、赤・緑・青それぞれの強度を0から255の値で表す例が挙げられる。原画素とは、撮影して得られた画像の画素のことをいう。
(【0011】以降は省略されています)
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