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公開番号2023002939
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-01-11
出願番号2021103800
出願日2021-06-23
発明の名称作業車両
出願人三菱マヒンドラ農機株式会社
代理人
主分類B60K 35/00 20060101AFI20221228BHJP(車両一般)
要約【課題】搭載するディーゼルエンジンの排気ガス後処理装置としてディーゼルパティキュレートフィルタを用いる場合に、そのフィルタの再生に関するスイッチやランプを最適な場所に配置し、このスイッチの操作性を確保しながらランプに基づく作業者への報知を確実に行うことができる作業車両を提供する。
【解決手段】メーターパネル42や各種の操作スイッチを取付けるパネルカバー40の前部上方の中央寄りにサブパネルカバー53設け、このサブパネルカバーの後面にディーゼルパティキュレートフィルタの再生に関するスイッチやランプ51、52を取り付けて運転席に座った作業者の前方視界内に入るようになす。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
運転席の前方にステアリングハンドルとメーターパネルや各種の操作スイッチを取付けるパネルカバーを設け、これらの前方にディーゼルエンジンをボンネットによって覆って設ける作業車両にあって、前記ディーゼルエンジンは、その排気ガス中の粒子状物質をディーゼルパティキュレートフィルタで捕集し、この捕集した粒子状物質を燃焼させて除去することによってフィルタの再生を行う排気ガス浄化装置を備える一方、このフィルタの再生に関するスイッチやランプを、前記パネルカバーの前部上方の中央寄りに設けるサブパネルカバーの後面に設け、それによって、パネルカバーのメーターパネルやサブパネルカバーに設けるスイッチやランプが、運転席に座った作業者の前方視界内に入るようになすことを特徴とする作業車両。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記パネルカバーに設けるメーターパネルにDPF再生ランプとエンジン故障ランプを設けると共に、前記サブパネルカバーの後面に手動再生スイッチと再生禁止スイッチ、及び各スイッチのランプを設けることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
前記サブパネルカバーの後面の中央寄りにモバイル端末の収容部を形成し、このサブパネルカバーの後面の左右寄りにランプ付きの手動再生スイッチと再生禁止スイッチ、並びにモバイル端末充電用の電源ソケットを振り分けて設けることを特徴とする請求項2に記載の作業車両。
【請求項4】
前記エンジンの情報やフィルタの再生情報を取得して、パネルカバーのメーターパネルやサブパネルカバーに設けるランプの点灯を制御する電子制御ユニット、或いはキャビンのフロントガラスに設けるワイパーを駆動する電動モータ、又はこれらの電子制御ユニットと電動モータをサブパネルカバーの下方に設けて、これをサブパネルカバーによって覆うことを特徴とする請求項3に記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トラクタや乗用型田植機等の主に農業用の作業車両に関し、詳しくは、搭載するディーゼルエンジンの排気ガス後処理装置としてディーゼルパティキュレートフィルタを用いる作業車両に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
農業用の作業車両に搭載して機体の各部を駆動するエンジンは、燃焼効率が優れて燃費が良く低回転から力強さを発揮するディーゼルエンジンが主に採用される。しかし、ディーゼルエンジンは、その排気ガス中に含まれる有害な粒子状物質(PM)や窒素酸化物(NOx)が問題視され、現在ではコモンレール式燃料噴射システムや排気再循環システム(EGR)等のエンジンの燃焼技術の改良と、ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)や尿素SCRといった排気ガス後処理装置の採用によって、この問題に対応している。
【0003】
ところで、前述の排気ガス後処理装置としてのディーゼルパティキュレートフィルタは、排気ガス中の粒子状物質(主に固形炭素の微粒子:煤(SOOT))をそのフィルタに捕集して大気中への排出を無くす。しかし、捕集した粒子状物質はその堆積した量が増えるとフィルタを目詰まりさせるため、ある程度溜まった段階で高温で再燃焼させて除去するといったフィルタの再生を行わなければならない。
【0004】
そして、このフィルタの再生は作業車両の使用条件に応じて自動的に或いは手動指令に基づいて適正に行われていれば、ディーゼルパティキュレートフィルタ自体の性能は劣化しにくいが、堆積量に応じた再生処理が適宜、適量に行われないと、堆積した大量の煤が再生処理時に急速に燃焼し、ディーゼルパティキュレートフィルタ自体が熱破壊されてしまう危険性もあり、高価なフィルタの交換作業も発生することを念頭にいれて適切な対応が求められる。
【0005】
そこで、運転席に座って作業車両を操縦している際に、ディーゼルパティキュレートフィルタの再生に関する情報を得て、その要求に応じて確実に再生指令を行うために、例えばトラクタでは、その操舵ハンドル基部のステアリングコラム上面にDPF再生スイッチを設け、直進作業姿勢のときにオペレータの視界にDPF再生スイッチを配置することが知られている(特許文献1参照)。
【0006】
また、ホイルローダや油圧ショベルにおいては、フィルタを再生する再生手段と、再生手段の作動開始を指示する再生開始指示手段と、再生手段の作動禁止を指示する再生禁止指示手段と、堆積量推定手段が推定する堆積量が所定の第1閾値より多くなると、再生手段を作動させる自動再生制御機能と、堆積量推定手段が推定する堆積量が所定の第2閾値より多くなると、再生開始指示手段の操作を促す警告信号を出力し、再生開始指示手段が操作されると再生手段を作動させる手動再生制御機能と、再生禁止指示手段が操作されると再生手段の作動を禁止する再生禁止制御機能とを有する再生制御装置等を備えることが知られている(特許文献2参照)。
【0007】
なお、前輪および後輪を備えた機体の前部にエンジンを内装したボンネットを配設し、その後部に運転ハンドルと、燃料計等をパネル面に配した計器パネルボックスとからなる運転操作部を備えたキャビンを配設したトラクタにおいて、計器パネルボックスの前高後低状に傾斜させたパネル面と、その前方のフロントガラスとの間に、補助備品の操作ボックスによって覆ったフロントガラスのワイパー駆動機構を、少なくとも計器パネルボックスの左右幅内に納まるように配設すると共に、当該ワイパー駆動機構から前方に向かう回動駆動軸を、前方のフロントガラスを貫通して室外に突出させて、フロントガラスのワイパーを駆動するように構成することが知られている(特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2016-78600号公報
特開2011-37334号公報
特許第3657249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
前述のようにトラクタ等の作業車両に搭載するディーゼルエンジンに、排気ガス後処理装置としてディーゼルパティキュレートフィルタを設けると、有害な排気ガス中の粒子状物質をフィルタに捕集し、大気中にそのまま排出しないようにすることができる。しかし、長らくエンジンを稼動させると、その間の作業内容や作業環境によってフィルタに粒子状物質が多量に堆積し、そのままではフィルタの目詰まりを誘発する虞がある。
【0010】
そこで、これを防止すべくエンジンの電子制御装置は、例えばフィルタにおける煤の堆積量を推定して、この煤が所定の割合以上堆積する場合、エンジン出力の制限を行うことなく(通常運転を妨げることなく)、煤を燃やして除去する自動再生を行う。また、この自動再生を行っても煤の燃焼が進まず、煤の堆積量の割合が更に増えると、手動再生要求をランプやブザー等によって行う。
(【0011】以降は省略されています)

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