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公開番号2023002036
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-01-10
出願番号2021103031
出願日2021-06-22
発明の名称車両用タイヤのトレッド部
出願人個人
代理人個人
主分類B60C 11/13 20060101AFI20221227BHJP(車両一般)
要約【課題】トレッドパターンを形成するのみでタイヤの材質等を変更する必要がなく、雪道や雨に濡れた路面上を走行する際もトレッド部における撥水性及びグリップ力を良好に発揮することができるため、雪道のみならず雪道以外の路面での走行を安全に行うことが可能となり、季節や路面状況を問わず一年中使用可能なタイヤを提供する。
【解決手段】本発明のタイヤのトレッド部1はタイヤのトレッド部1の幅方向中央部及び当該中央部から幅方向に所定間隔を介した両側に、タイヤの周方向にそれぞれ環状に形成した周方向吸水帯11、12、13を備える。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
タイヤのトレッド部の幅方向中央部及び当該中央部から幅方向に所定間隔を介した両側に、タイヤの周方向にそれぞれ環状に形成した周方向吸水帯を備えたことを特徴とするタイヤのトレッド部。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記周方向吸水帯が、タイヤの周方向に刻設された環状溝内に密集して突設配置された複数の線状突起であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤのトレッド部。
【請求項3】
前記周方向吸水帯が、タイヤの周方向に連続的に刻設された格子型又はひし形の細溝であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤのトレッド部。
【請求項4】
前記周方向吸水帯同士の間隔において、前記周方向吸水帯に連通する模様溝を前記タイヤの周方向に連続して設けたことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のタイヤのトレッド部。
【請求項5】
前記模様溝は、1本または対向する一対のジグザグ形状、又は波型であることを特徴とする請求項4に記載のタイヤのトレッド部。
【請求項6】
前記周方向吸水帯のうちタイヤの内輪側に位置する内輪側吸水帯からタイヤの内輪端部に向けて前記トレッド部の幅方向に伸びる幅方向溝を、配置間隔を介して複数個設けるとともに、上記タイヤの外輪側に位置する外輪側吸水帯からタイヤの外輪端部に向けて、その外輪側吸水帯側の一端を路面先着側に配置するとともに他端側を路面後着側に配して成る傾斜溝を、配置間隔を介して複数個設け、当該傾斜溝の配置間隔よりも上記幅方向溝の配置間隔を狭いものとしたことを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のタイヤのトレッド部。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通常走行時及び雪道の走行時においても対応可能な車両用タイヤのトレッド部に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
タイヤと路面との接触により生じる課題を解決するために、従来より様々な形状や模様が付された車両用タイヤのトレッド部が公知となっている。特に雪道を走行する場合には、タイヤと路面との間に水の膜が生じたり、トレッド部に形成された溝に雪が詰まるなどして車両走行中にスリップ事故が生じるなどの問題があった。そのため、特許文献1に示す如く、雪道を走行する際の問題を解消することを目的とした特殊な形状のトレッド部を備えたスタッドレスタイヤが開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-67345号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、スタッドレスタイヤは雪道を走行するために開発されたものであるから、雪道ではない乾燥した道路を走行する際には、その材料の特殊性やトレッド部の特殊な形状が、走行性能の低下や燃費の低下を引き起こすなど、車両が持つ能力の発揮の支障となる場合があるため、冬以外は通常のタイヤに交換する必要があった。そのため、冬用と冬用以外のタイヤを購入しなければならずコストが高くつくとともに、タイヤ交換等に手間がかかるものとなっていた。
【0005】
そこで本願では上述の如き課題を解決しようとするものであって、雪道及び通常の道路状況に対応可能なトレッド部であって、冬以外でも通年使用可能な車両用のタイヤを実現可能にしようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
【0007】
第1の特徴に係るタイヤのトレッド部は、タイヤのトレッド部の幅方向中央部及び当該中央部から幅方向に所定間隔を介した両側に、タイヤの周方向にそれぞれ環状に形成した周方向吸水帯を備える。
【0008】
第1の特徴に係る発明によれば、タイヤのトレッド部の幅方向中央部及び当該中央部から幅方向に所定間隔を介した両側に、タイヤの周方向にそれぞれ環状に形成した周方向吸水帯を備えることで、周方向に配した三本の周方向吸水帯を用いて雪解け水や雨水を吸収することができる。そのため、グリップ力を不必要に強めることなく、耐スリップ性を向上させることができる。
【0009】
第2の特徴に係るタイヤのトレッド部は、第1の特徴に係る発明であって、タイヤの周方向に刻設された環状溝内に密集して突設配置された複数の線状突起である。
【0010】
第2の特徴に係る発明によれば、タイヤの周方向に刻設された環状溝内に密集して突設配置された複数の線状突起によって周方向吸水帯を形成したため、路面とトレッド部との間における水を各環状溝内に効果的に捕集することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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