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公開番号2023000242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-01-04
出願番号2021100950
出願日2021-06-17
発明の名称現像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/08 20060101AFI20221222BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】 現像剤が少量であっても、搬送性能を維持しつつ高い撹拌性能を得る。
【解決手段】 撹拌搬送部材において、搬送領域の一部に狭ピッチ部を設け、狭ピッチ部の搬送壁に空隙部を設けることで、撹拌性能を向上させる。また、撹拌搬送部材対向に規制部材を設け、前期狭ピッチ部とその搬送方向上流の剤面を規制することで、撹拌搬送部材の搬送性能、狭ピッチ部での撹拌性能を向上させる。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
現像剤を担持して回転する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に現像剤を供給する第1室と、前記第1室とで現像剤の循環経路を形成する第2室と、を有する現像容器と、
前記第1室に配設され、第1方向に現像剤を搬送する第1搬送スクリュと、
前記第2室に配設され、前記第1方向と反対の第2方向に現像剤を搬送する第2搬送スクリュと、
前記現像容器の内部で前記第1室と前記第2室とを隔て、前記第2室から前記第1室に現像剤を受け渡す第1連通口と、前記第1連通口より前記第2方向の上流側に設けられ、前記第1室から前記第2室に現像剤を受け渡す第2連通口を有する隔壁と、を備える現像装置であって、
前記第2搬送スクリュは、第1螺旋形状と、前記第1螺旋形状の前記第2搬送スクリュ搬送方向下流に第2螺旋形状を有し、前記第1螺旋形状と第2螺旋形状の間に設けられる前記第1螺旋形状及び、前記第2螺旋形状より狭いピッチを有する第3螺旋形状を有し、
前記第3螺旋形状には空隙部を有し、
前記第3螺旋形状と、前記第1螺旋形状の対向に現像容器から突出した規制部材を有し、
前記規制部材の前記第2搬送スクリュ搬送方向長さは、前記第3螺旋形状対向の規制部材の前記第2搬送スクリュ搬送方向長さより長いこと
を特徴とする現像装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記第3螺旋形状は前記第1螺旋形状及び前記第2螺旋形状と巻き方向が異なることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記第3螺旋形状は、前記第2連通口の前記第2方向の上流側の端部から前記第1連通口の前記第2方向の下流側の端部までの領域の一部に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
【請求項4】
前記第3螺旋形状は、複数配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の現像装置。
【請求項5】
前記第3螺旋形状はピッチが一定でないことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の現像装置。
【請求項6】
前記第3螺旋形状は前記第1螺旋形状及び前記第2螺旋形状と条数が異なることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の現像装置。
【請求項7】
前記第3螺旋形状は、前記第1螺旋形状及び前記第2螺旋形状とピッチが異なることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の現像装置。
【請求項8】
前記第1螺旋形状の対向の前記規制部材の前記第2搬送スクリュ搬送方向長さは、前記第3螺旋形状の対向の前記規制部材の前記第2搬送スクリュ搬送方向長さと同等以上であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の現像装置。
【請求項9】
前記規制部材と前記第2搬送スクリュ間の距離が、前期第2搬送スクリュ搬送方向下流より上流の方が、一部で短いことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の現像装置。
【請求項10】
前記規制部材は複数個所に配置されることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の現像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、像担持体に形成された静電像を現像する現像装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式や静電記録方式の画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複数の機能を有する複合機等として広く応用されている。一般に、電子写真方式や静電記録方式の画像形成装置が具備する現像装置には、磁性トナーを主成分とした一成分現像剤、又は非磁性トナーと磁性キャリアとを主成分とした二成分現像剤のいずれかが用いられる。特に、電子写真方式によりフルカラーやマルチカラー画像を形成する画像形成装置では、画像の色味などの観点から、殆どの現像装置で二成分現像剤が使用されている。
【0003】
従来、このような電子写真方式の二成分現像器において、補給されたトナーと現像剤を十分に撹拌するために、様々な搬送部材が提案されている(特許文献1~3)。
【0004】
例えば、特許文献1では、撹拌性能を向上させる提案として、搬送部材に撹拌リブを設ける構成が開示されている。特許文献2では、撹拌性能を向上させる提案として、搬送部材の螺旋状の羽根を部分的に欠損させる構成が開示されている。特許文献3では、撹拌性能を向上させる提案として、滞留部と規制部を設ける構成が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-270947号公報
特開平8-286480号公報
特開2014-191038号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、画像形成装置の小型化に伴い現像剤の量は少なくなってきている。一方、画像形成装置本体の高速化についても進んできており、それに伴い単位時間当たりに補給される補給トナーの量も増えてきている。その為、少量の現像剤に補給トナーを素早く撹拌させることが課題となってきている。
【0007】
特許文献1~3においては、現像容器内の撹拌性能を向上させるために、搬送部材に撹拌リブを設ける構成や、螺旋状の羽根を部分的に欠損させる構成や、滞留部と規制部を設ける構成をとっている。搬送部材に撹拌リブを設ける構成や、螺旋状の羽根を部分的に欠損させる構成や、滞留部と規制部を設ける構成では、スクリュ搬送方向に対して抵抗となり、現像剤の搬送性能が低下してしまう。
【0008】
本発明の目的は、現像剤が少量であっても、搬送性能を維持しつつ高い撹拌性能を得ることが可能な現像装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る現像装置は以下のような構成を備える。即ち、現像剤を担持して回転する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に現像剤を供給する第1室と、前記第1室とで現像剤の循環経路を形成する第2室と、を有する現像容器と、前記第1室に配設され、第1方向に現像剤を搬送する第1搬送スクリュと、前記第2室に配設され、前記第1方向と反対の第2方向に現像剤を搬送する第2搬送スクリュと、前記現像容器の内部で前記第1室と前記第2室とを隔て、前記第2室から前記第1室に現像剤を受け渡す第1連通口と、前記第1連通口より前記第2方向の上流側に設けられ、前記第1室から前記第2室に現像剤を受け渡す第2連通口を有する隔壁と、を備える現像装置であって、前記第2搬送スクリュは、第1螺旋形状と、前記第1螺旋形状の前記第2搬送スクリュ搬送方向下流に第2螺旋形状を有し、前記第1螺旋形状と第2螺旋形状の間に設けられる前記第1螺旋形状及び、前記第2螺旋形状より狭いピッチを有する第3螺旋形状を有し、前記第3螺旋形状には空隙部を有し、前記第3螺旋形状と、前記第1螺旋形状の対向に現像容器から突出した規制部材を有し、前記規制部材の前記第2搬送スクリュ搬送方向長さは、前記第3螺旋形状対向の規制部材の前記第2搬送スクリュ搬送方向長さより長いことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、現像剤が少量であっても、搬送性能を維持しつつ高い撹拌性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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