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公開番号2023000146
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-01-04
出願番号2021100789
出願日2021-06-17
発明の名称定着装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20221222BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 加圧回転体が離間状態の場合、定着ベルトの寄りの制御を適切に行うことを目的とする。
【解決手段】 定着装置は、加圧回転体離間当接機構と、定着ベルトを幅方向において往復移動させるステアリング制御を有している。定着装置のニップ部に紙が通紙されない非通紙状態で、離間状態となる場合のステアリング機構によるステアリング制御は、当接状態と比較して、定着ベルトを幅方向においてより狭い範囲で往復移動させることを特徴とする。
【選択図】 図13
特許請求の範囲【請求項1】
回転可能な無端状の定着ベルトと、
前記定着ベルト内周面に当接し、前記定着ベルトに熱を与える加熱ローラと、
前記加熱ローラとともに前記定着ベルト内周面に当接するステアリングローラと、
前記定着ベルトを加圧する加圧回転体と、によってニップ部を形成し、前記ニップ部に、未定着トナーが担持された記録材を挟持搬送させ、未定着トナー像を記録材に定着させる定着装置において、
前記加圧回転体を、前記定着ベルトに対して、当接状態とする位置と、離間状態とする位置と、に移動可能とする当接離間機構と、
前記定着ベルトの幅方向における前記定着ベルトの位置を検知するベルト位置検知部と、
前記ベルト位置検知部の検知結果に基づいて、前記幅方向において、前記定着ベルトを所定の位置に移動させるように前記ステアリングローラを揺動させる制御を行う制御部と、を備え、
前記ステアリングローラは、前記ステアリングローラが前記加熱ローラと平行である位置に対して、第一傾斜角で傾斜した位置と、前記第一傾斜角よりも小さい第二傾斜角で傾斜した位置と、に移動可能であり、
前記ベルト位置検知部は前記定着ベルトを、
前記ベルト位置検知部は、前記幅方向において、前記定着ベルトが、第一所定位置にあることと、第二所定位置であることと、を検知可能であり、
前記第一所定位置と前記第二所定位置とは、前記幅方向において、前記定着ベルトの中心が前記ステアリングローラの中心に対して前記ステアリングローラの一端部側に位置しており、
前記第一所定位置の前記定着ベルトの中心位置は、前記第二所定位置の前記定着ベルトの中心位置に対して、前記ステアリングローラの一端部側に位置しており、
前記加圧回転体が前記当接状態で、且つ、前記定着ベルトが第一所定位置に位置したことが検知された場合、
前記ステアリングローラを傾斜する動作が行われ、
前記ステアリングローラは第一の向きに傾斜されるように、前記第一傾斜角で傾斜した状態となり、
前記加圧回転体が前記当接状態で、且つ、前記定着ベルトが第二所定位置に位置したことが検知された場合、
前記ステアリングローラを傾斜する動作が行われず、
前記加圧回転体が前記離間状態で、且つ、前記定着ベルトが第二所定位置に位置したことが検知された場合、
前記ステアリングローラを傾斜する動作が行われ、
前記ステアリングローラは所定の向きである第一の向きに傾斜されるように、前記第二傾斜角で傾斜した状態となる、
ことを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記加圧回転体が前記当接状態で、且つ、前記定着ベルトが前記第一所定位置から前記第二所定位置に移動した場合、
前記ステアリングローラを傾斜する動作が行われず、
前記ステアリングローラは前記第一の向きに傾斜されるように、傾斜した状態となる、
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記加圧回転体が前記当接状態で、且つ、
前記定着ベルトは、
前記定着ベルトの中心が前記ステアリングローラの中心にある位置から、
前記第二所定位置に移動した場合、
前記ステアリングローラを傾斜する動作が行われず、
前記ステアリングローラは第一の向きとは反対の第二の向きに傾斜されるように、傾斜した状態となる、
ことを特徴とする請求項1乃至2のいずれか一項に記載の定着装置。
【請求項4】
前記加圧回転体が前記離間状態において、前記定着ベルトが第一所定位置に位置したことが検知された場合、前記ステアリングローラを傾斜する動作が行われ、
前記ステアリングローラは前記第一の向きに傾斜されるように、前記第一傾斜角で傾斜した状態となる
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の定着装置。
【請求項5】
回転可能な無端状の定着ベルトと、
前記定着ベルト内周面に当接し、前記定着ベルトに熱を与える加熱ローラと、
前記加熱ローラとともに前記定着ベルト内周面に当接するステアリングローラと、
前記定着ベルトを加圧する加圧回転体と、によってニップ部を形成し、前記ニップ部に、未定着トナーが担持された記録材を挟持搬送させ、未定着トナー像を記録材に定着させる定着装置において、
前記加圧回転体を、前記定着ベルトに対して、当接状態とする位置と、離間状態とする位置と、に移動可能とする当接離間機構と、
前記定着ベルトの幅方向における前記定着ベルトの位置を検知するベルト位置検知部と、
前記ベルト位置検知部の検知結果に基づいて、前記幅方向において、前記定着ベルトを所定の位置に移動させるように前記ステアリングローラを揺動させる制御を行う制御部と、を備え、
前記ステアリングローラを傾斜する動作が行われる、前記幅方向の前記定着ベルトの位置は、
前記加圧回転体が前記離間状態の場合のほうが、前記加圧回転体が当接状態の場合よりも多い、
ことを特徴とする定着装置。
【請求項6】
ある所定のジョブにおいて、
前記加圧回転体が前記離間状態における前記定着ベルトの回転速度は、
前記加圧回転体が前記当接状態における前記定着ベルトの回転速度と、等しい
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の定着装置。
【請求項7】
前記ベルト位置検知部は、前記幅方向において、前記定着ベルトが、第三所定位置にあることを検知可能であり、
前記第三所定位置の前記定着ベルトの中心位置は、前記幅方向において、前記第一所定位置の前記定着ベルトの中心位置に対して前記他端部側、且つ前記第二所定位置の前記定着ベルトの中心位置に対して前記一端部側に位置し、
前記加圧回転体が前記離間状態に位置し且つ、
前記ベルト位置検知部が、前記定着ベルトが前記第三所定位置に位置したことを検知した場合、
前記制御部は、前記他端部側へ前記定着ベルトを移動させるように、
前記ステアリングローラは、前記ステアリングローラが前記加熱ローラと平行である位置に対して、
前記第二傾斜角よりも大きく、第一傾斜角よりも小さい傾斜角で傾斜させる
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の定着装置。
【請求項8】
前記加圧回転体が前記離間状態から前記当接状態に移動した後、一回目の前記ベルト位置検知部による前記定着ベルトの位置検知において、
前記定着ベルトが第二所定位置に位置したことが検知された場合、
前記ステアリングローラを傾斜する動作が行われ、
前記一端部側から前記他端部側へ前記定着ベルトが移動されるように、前記ステアリングローラは、前記第一傾斜角で傾斜した状態となる、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の定着装置。
【請求項9】
前記幅方向において、
前記定着ベルトの中心位置が前記定着ベルトの移動範囲の中心から離れた後、最初に前記ステアリングローラを傾斜する動作を行う前記定着ベルトの中心位置と、前記定着ベルトの移動範囲の中心位置と、の距離は、
前記加圧回転体が離間状態の場合のほうが、前記当接状態の場合よりも小さい
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の定着装置。
【請求項10】
前記ベルト位置検知部の検知結果に基づいて、前記ステアリングローラが傾斜される一回の傾斜動作において、
前記離間状態での前記ステアリングローラの傾斜角の変更量は、前記当接状態での傾斜角の変更量に対して、小さい
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の定着装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録材のトナー像を記録材に定着させる定着装置に関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、記録材上の未定着トナー像を記録材に定着させる定着装置を有している。
【0003】
定着装置は、未定着トナーに熱を与え、回転駆動される定着ベルトと、定着ベルトを加圧することで定着ベルトとの間にニップ部を形成し、回転駆動される加圧回転体と、を備える回転体対を有している。ニップ部に未定着トナーが乗った記録材が搬送されると、定着ベルトの熱と、加圧回転体による圧力とが記録材に加えられ、未定着トナーが記録材に定着される。
【0004】
また、定着装置は、加圧回転体を定着ベルトに対して当接させる位置と離間させる位置とに、移動可能とする当接離間機構を有している。
【0005】
特許文献1(特開2015-59964号)には、定着ベルトを幅方向において、往復移動させるステアリング制御が開示されている。定着ベルトを所定の領域内において繰り返し往復移動させることで、定着ベルトがステアリングローラから脱輪してしまうことを抑制させることができる。また、記録材コバ部が、定着ベルトの同一領域を繰り返し通過することを抑制させることができる。そのため、定着ベルト表面の劣化を抑制させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-59964号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
画像形成時には、加圧回転体が170kgの力で、定着ベルトを介して定着パッドを押圧し、記録材に対して、定着に必要な圧力をかけている。
【0008】
記録材が定着ニップ部に数秒間通紙されない状態では、加圧回転体の温度上昇を防ぐために、加圧回転体を定着ベルトから離間させる(離間状態)。離間状態で、定着ベルトをステアリング制御によって幅方向に往復移動させた場合、定着ベルトの往復速度は、当接状態と比較して、2~3倍上がる。
【0009】
従来では当接状態でのステアリング制御の条件が離間状態においても適用されていた。そのため、離間状態において、適切なステアリング制御が行われなかった。
【0010】
これにより、離間状態で、ステアリング制御が間に合わず、寄り切りエラーがでてしまう虞があった。
(【0011】以降は省略されています)

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