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公開番号
2022191883
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2022-12-28
出願番号
2021100373
出願日
2021-06-16
発明の名称
ポリエーテル重合体
出願人
株式会社大阪ソーダ
代理人
主分類
C08G
65/06 20060101AFI20221221BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】本発明は、十分な機械的特性を有しつつ、耐熱性と耐水性を有するポリエーテル重合体を提供することを課題とする。
【解決手段】(a)主鎖がポリオキシエチレン骨格を有し、(b)20~200℃における示差走査熱量測定における融解エンタルピー変化(H)が9~90J/gであるという特徴を有し、(c)溶媒としてジメチルホルムアミド(DMF)を使用し、ポリスチレン換算により測定したゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定される重量平均分子量が1.2×10
5
以上であるポリエーテル重合体である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(a)主鎖がポリオキシエチレン骨格を有するポリエーテル重合体であって、(b)20~200℃における示差走査熱量測定における融解エンタルピー変化(△H)が9~90J/gの範囲であり、(c)溶媒としてジメチルホルムアミド(DMF)を使用し、ポリスチレン換算により測定したゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定される重量平均分子量が1.2×10
5
以上であるポリエーテル重合体。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
エピハロヒドリン、アルキレンオキサイド類、及びグリシジル類から選択される少なくとも1種のブロックを有する請求項1記載のポリエーテル重合体。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載のポリエーテル重合体を用いてなるポリマー用添加剤。
【請求項4】
請求項1又は請求項2記載のポリエーテル重合体を含有するポリエーテル重合体含有組成物。
【請求項5】
請求項4記載のポリエーテル重合体含有組成物より作製されるポリマー材料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリエーテル重合体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリエーテル重合体は、原料となるオキシラン化合物の種類を選択することにより、様々な性質をもつポリマーとなるため、自動車用ゴム部品、電気、電子機器用ゴム部材、土木、建築用ゴム資材、各種工業用ゴム部材、各種プラスチックブレンド用ポリマー、高分子固体電解質等の広範な分野で使用されている。
【0003】
また、一般的にエピクロロヒドリン系ゴムと呼ばれるポリエーテル重合体、エピクロロヒドリン単独重合体、エピクロロヒドリン-エチレンオキサイド共重合体、エピクロロヒドリン-エチレンオキサイド-アリルグリシジルエーテル三元共重合体は、優れた耐熱性、耐油性、耐燃料油性、耐オゾン性、低温特性、半導電特性などを有していることから、自動車用ゴム部品や電気、電子機器用ゴム部材として広く利用されている。
【0004】
これまでのポリエーテル重合体は単独で使用する場合、架橋することにより、強度を含めた特性を満たしているが、未架橋であっても十分な強度を有するようなポリマー設計が求められている。
【0005】
未架橋で用いられているポリエーテル重合体としては、ポリエチレンオキサイドがあげられる。しかし、ポリエチレンオキサイドは溶融温度が低く、水に完全に溶解する特徴を有していることから、耐熱性部材への適用や、屋外などの水に触れる用途へ展開できていない実情がある。
【0006】
従って、ポリエーテル重合体においても、耐熱性や耐水性を改良することで熱可塑性樹脂としての用途が広がり、リサイクル可能な製品として持続可能な社会形成に貢献できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2006-160777
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1のようなポリエーテル重合体も過去には紹介されているが、重量平均分子量が実質1万程度であり、機械的特性の面で使用は難しい。本発明は、十分な機械的特性を有しつつ、耐熱性と耐水性を有するポリエーテル重合体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題について鋭意研究の結果、(a)主鎖がポリオキシエチレン骨格を有し、(b)20~200℃における示差走査熱量測定における融解エンタルピー変化(△H)が9~90J/gであるという特徴を有し、(c)溶媒としてジメチルホルムアミド(DMF)を使用し、ポリスチレン換算により測定したゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定される重量平均分子量が1.2×10
5
以上であるポリエーテル重合体により課題を解決できることを見出した。
【0010】
本発明は、以下のように記載することもできる。
項1 (a)主鎖がポリオキシエチレン骨格を有するポリエーテル重合体であって、(b)20~200℃における示差走査熱量測定における融解エンタルピー変化(△H)が9~90J/gの範囲であり、(c)溶媒としてジメチルホルムアミド(DMF)を使用し、ポリスチレン換算により測定したゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定される重量平均分子量が1.2×10
5
以上であるポリエーテル重合体。
項2 エピハロヒドリン、アルキレンオキサイド類、及びグリシジル類から選択される少なくとも1種のブロックを有する項1記載のポリエーテル重合体。
項3 項1又は項2記載のポリエーテル重合体を用いてなるポリマー用添加剤。
項4 項1又は項2記載のポリエーテル重合体を含有するポリエーテル重合体含有組成物。
項5 項4記載のポリエーテル重合体含有組成物より作製されるポリマー材料。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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