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公開番号2022189634
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-12-22
出願番号2021098324
出願日2021-06-11
発明の名称画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/01 20060101AFI20221215BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】不可視画像を形成する第一動作と光沢可視画像を形成する第二動作とを行う場合のコスト高の問題を解消する。
【解決手段】可視トナーY,M,Cを用いた可視画像と不可視トナーIRを用いた不可視画像とを記録材上に形成可能な画像形成装置であって、不可視画像情報に基づいて不可視トナーにより不可視画像を形成する第一動作と、可視画像情報に基づいて可視トナー及び光沢トナーにより光沢可視画像を形成する第二動作とを制御する制御手段30を有し、前記第二動作で用いられる前記光沢トナーは、前記第一動作で用いられる前記不可視トナーである。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
可視トナーを用いた可視画像と不可視トナーを用いた不可視画像とを記録材上に形成可能な画像形成装置であって、
不可視画像情報に基づいて不可視トナーにより不可視画像を形成する第一動作と、可視画像情報に基づいて可視トナー及び光沢トナーにより光沢可視画像を形成する第二動作とを制御する制御手段を有し、
前記第二動作で用いられる前記光沢トナーは、前記第一動作で用いられる前記不可視トナーであることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置において、
前記不可視トナーは、可視光領域外の光を用いることで視認性が向上する透明性トナーであることを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項2に記載の画像形成装置において、
前記可視トナーは、結着樹脂及び着色剤を含み、
前記透明性トナーは、結着樹脂及び近赤外光吸収材料を含み、ベタ画像の60度光沢度が30以上であって、かつ、ベタ画像の60度光沢度が前記可視トナーのベタ画像の60度光沢度よりも10以上高いことを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の画像形成装置において、
前記透明性トナーは、結着樹脂及び近赤外光吸収材料を含み、かつ、100℃以上140℃以下の範囲内における正接損失(tanδi)が2.5以上であり、
前記可視トナーは、結着樹脂及び着色剤を含み、かつ、100℃以上140℃以下の範囲内における正接損失(tanδc)が2以下であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
単位面積当たりの不可視トナーの量は、前記第一動作よりも前記第二動作の方が多いことを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記第一動作で、可視画像情報に基づいて可視トナーにより形成される通常の可視画像と重ねて前記不可視画像を形成する場合、該第一動作における単位面積当たりの不可視トナーの量は、単位面積当たりの可視トナーの量に対する所定比率に基づいて決定されることを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記第二動作における単位面積当たりの不可視トナーの量は、単位面積当たりの可視トナーの量に対する所定比率に基づいて決定されることを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
前記第一動作では、可視画像情報に基づいて可視トナーにより形成される通常の可視画像と重ねて前記不可視画像を形成する場合、記録材上で不可視トナーの上に可視トナーが重なるように動作し、
前記第二動作では、記録材上で不可視トナーが最も上に重なるように動作することを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
請求項8に記載の画像形成装置において、
可視トナーで画像形成する可視トナー用交換ユニット及び不可視トナーで画像形成する不可視トナー用交換ユニットを脱着可能に保持するユニット保持部を有し、
前記ユニット保持部は、可視トナー用交換ユニットと不可視トナー用交換ユニットとの位置関係を変更可能に構成されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
請求項8又は9に記載の画像形成装置において、
可視トナーで画像形成する可視トナー用画像形成部と不可視トナーで画像形成する不可視トナー用画像形成部とが、記録材又は中間転写体である被転写体の移動方向に沿って並んで配置されており、
前記制御手段は、前記可視トナー用画像形成部と前記不可視トナー用画像形成部との並び順が前記重なりの順に対応していないとき、前記可視トナー用画像形成部及び前記不可視トナー用画像形成部の最初の通過時に、可視トナーと不可視トナーのうち前記重なりの順に対応して先に付着させるべきトナーを前記被転写体に付着させた後、前記可視トナー用画像形成部及び前記不可視トナー用画像形成部の再度の通過時に、可視トナーと不可視トナーのうち前記重なりの順に対応して後に付着させるべきトナーを該被転写体に付着させることを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、可視トナーを用いた可視画像と不可視トナーを用いた不可視画像とを記録材上に形成可能な画像形成装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、カラートナー(可視トナー)及び黒トナー(可視トナー)を用いたフルカラー画像(可視画像)と、透明性の赤外光吸収トナー(不可視トナー)を用いた視認困難画像(不可視画像)とを形成可能な画像形成装置が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年の画像形成装置では、可視トナーにより通常の可視画像を形成する動作のほか、上述した不可視トナーにより不可視画像を形成する動作や、可視トナー及び光沢トナーにより通常の可視画像よりも光沢度を高めた光沢可視画像を形成する動作を行う場合がある。しかしながら、これらの動作を単一の画像形成装置で行う場合には、コスト高になるといった課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、可視トナーを用いた可視画像と不可視トナーを用いた不可視画像とを記録材上に形成可能な画像形成装置であって、不可視画像情報に基づいて不可視トナーにより不可視画像を形成する第一動作と、可視画像情報に基づいて可視トナー及び光沢トナーにより光沢可視画像を形成する第二動作とを制御する制御手段を有し、前記第二動作で用いられる前記光沢トナーは、前記第一動作で用いられる前記不可視トナーであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、不可視画像を形成する第一動作と光沢可視画像を形成する第二動作とを行う場合のコスト高の問題を解消した画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係るプリンタの全体構成を示す説明図。
(a)は、同プリンタにおける片面印刷用の用紙搬送動作を説明するための説明図。(b)は、同プリンタにおける両面印刷用の用紙搬送動作を説明するための説明図。(c)は、同プリンタにおける片面2回転写の用紙搬送動作を説明するための説明図。
同プリンタにおける通常モードの制御に関わるブロック図。
同プリンタにおける不可視画像モードの制御に関わるブロック図。
同プリンタにおける光沢画像モードの制御に関わるブロック図。
実施形態における画像形成動作の流れを示すフローチャート。
用紙上において、可視画像を構成するY、M、Cトナー(カラートナー)の上にIRトナーが重なっている様子を示す模式図。
(a)及び(b)は、用紙上において、可視画像を構成するY、M、Cトナー(カラートナー)のうちの少なくとも1つがIRトナーの上に重なっている様子を示す模式図。
(a)は、IR用プロセスユニット6IRが中間転写ベルト12の走行方向最下流側のユニット保持部に装着されている場合における不可視画像モードの動作内容を説明するための説明図。(b)は、IR用プロセスユニット6IRが中間転写ベルト12の走行方向最下流側のユニット保持部に装着されている場合における光沢画像モードの動作内容を説明するための説明図。
(a)は、IR用プロセスユニット6IRが中間転写ベルト12の走行方向最上流側のユニット保持部に装着されている場合における光沢画像モードの動作内容を説明するための説明図。(b)は、IR用プロセスユニット6IRが中間転写ベルト12の走行方向最上流側のユニット保持部に装着されている場合における不可視画像モードの動作内容を説明するための説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を、画像形成装置であるカラープリンタ(以下「プリンタ」という。)に適用した一実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、画像形成装置としては、プリンタ以外にも、複写機、ファクシミリ単体、あるいは、プリンタ、複写機、ファクシミリ、スキャナのうちの少なくとも2つの機能を備えた複合機であってもよい。
【0009】
本実施形態のプリンタは、可視トナーとしてのイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)トナーのそれぞれを用いて画像形成を行う画像形成部としての4つのプロセスユニットを備えている。これらのプロセスユニットのうちのK用プロセスユニットは、不可視トナーとしての透明性トナーである赤外光吸収トナー(IRトナー)を用いて画像形成を行う画像形成部としてのIR用プロセスユニットと入れ替えて交換することができる。
【0010】
赤外光吸収トナー等の不可視トナーによって記録材上に形成される不可視画像とは、人間の目で全く視認できない画像だけでなく、通常の可視画像と比較して視認が困難な視認困難画像も含む。不可視画像は、例えば、画像中に付加情報を埋め込む場合に使用される。具体例としては、不正コピー防止等の目的で、黒トナーやカラートナーによる可視画像とともに形成される、不可視パターン、地紋などと呼ばれる目視で認識しにくい不可視画像(人間が一見しても視認できない「COPY」等の文字画像)が挙げられる。また、例えば、QRコード(登録商標)等のコード画像の情報量を増やす目的で、可視画像であるコード画像と不可視画像によるコード画像とを重ねて記録材に形成する場合に利用される。
(【0011】以降は省略されています)

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