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公開番号2022188625
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-12-21
出願番号2021096814
出願日2021-06-09
発明の名称汚泥運搬車
出願人個人
代理人個人
主分類B60P 3/00 20060101AFI20221214BHJP(車両一般)
要約【課題】 水分が多い泥水・泥土・土砂の汚泥土を荷台に積載して運搬する汚泥運搬車において、車の加速・減速又はカーブ走行中あるいは坂道走行中に荷台の汚泥土の液分の上面が上下波打ちして又は上方へ持ち上げられて荷台の台縁を越えて、道路面に落下・飛散して道路を汚すことを本発明は少なくする。
【解決手段】 ダンプする荷台2の荷台前面21の上位位置にオーバーフロー口3を設け、同オーバーフロー口から流出する液分を粗いフィルター41を介して受け止める一時貯水部であるろ過箱4を荷台2側に設け、同ろ過箱4の底面の送水口に接続した第1送水管43の管端は車体1側に固設した450リットル程の汚水タンク5の上面から短く突出した第2送水管の管内に離脱可能に挿入され、汚水タンク5には貯えた液分を外部に排出する開閉弁54付きの排出管53を設けている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
荷台底面・荷台左右側面及び荷台前後面を水密に箱形状に組み立てられ且つ上方を開放した荷台を運搬車の車体後部に配置した汚泥運搬車において、
前記荷台の荷台底面から所要の高さの位置の荷台前面に前記荷台に積載した水分の多い泥水・汚泥又は土砂の汚泥土の液分のオーバーフローの開口を設け、
前記オーバーフローの前記開口から流出する汚泥土の液分を一時貯える一時貯水部を前記荷台前面の外側に取付け、一方前記一時貯水部に近い運搬車の車体に汚泥土の液分を貯える前記一時貯水部の収容液量より多い液量を貯える汚水タンクを固設し、前記荷台前面の外側に取付けた前記一時貯水部と前記車体側に固設した汚水タンクとの間に運搬時の荷台水平状態において、荷台側に取付けられた一時貯水部のタンク内の液分を車体側汚水タンク内に移送できる送水管が形成され、更に汚水タンクには内部の液分を外部へ排出する開閉弁付排出管を設け、汚泥運搬車の運搬時において荷台のオーバーフローの前記開口から流出する液分は一時貯水部に貯えられた後汚水タンクに移送されて汚水タンクに収容されて、荷台からのオーバーフローした液分を汚水タンクに貯えて液分の落下による道路の汚れを抑止でき、しかも汚水タンクの液分は液分処理設備のある場所で前記開閉弁を開いて前記排出管から液分処理場で排出できるようにしたことを特徴とする、汚泥運搬車。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
請求項1において、荷台は車体後部に固設されるように配置され、前記荷台前面側に取付けられる一時貯水部内の液分を汚水タンク内に送る送水管は固定の配管である、請求項1記載の汚泥運搬車。
【請求項3】
請求項1において、荷台は車体後部に固設されるように配置され、前記荷台前面側に取付けられた一時貯水部に設けた液分を吐出する送水管の管端は下方に配置された汚水タンク内まで延びて、一時貯水部内の液分は前記送水管により直接汚水タンクへ送給される構造とした、請求項1記載の汚泥運搬車。
【請求項4】
荷台底面・荷台左右側面及び荷台前後面を水密に箱形状に組み立てられ且つ上方を開放した荷台を運搬車の車体後部下部の枢支軸まわりに前記荷台前部が傾動作動手段の作動で持ち上げられるように傾動可能としたダンプ荷台であり、しかも同荷台は運搬車の車体に水平状態にも保持できる構造とし、加えて前記荷台後面は前記運搬車の前記荷台の後端上方位置に設けた枢支軸まわりに回転できて、外側に向って揺動して前記荷台後面を開放できる構造の前記荷台を運搬車の車体後部フレームに設けたダンプ荷台の汚泥運搬車において、
前記荷台の荷台底面から所要の高さの位置の荷台前面に前記荷台に積載した水分の多い泥水・汚泥又は土の前記汚泥土に含まれた液分のオーバーフロー口を設け、同オーバーフロー口の荷台前面の外側開口の外周空間を囲う形状のろ過箱をオーバーフロー液分の一時貯水部として荷台前面の外側に設けて前記オーバーフロー口から流出する液分を一時貯えられる構造とし、しかも同ろ過箱は流入した液分を外部に送る送水口を有し、同送水口に接続した送水管を介してろ過箱内の液分は運搬車の車体前側に固設した汚水タンクへ送給でき、しかも同汚水タンクにはタンク内の液分を車体外に排出する開閉弁付排出管を設け、更に荷台側に取付けられた前記ろ過箱の前記送水管は前記荷台が搬送時の水平に保持された状態ではろ過箱の液分を汚水タンク内に送水出来る構造とし、且つ液分の多い汚泥土を荷台に積載して運送する場合は前記排出管の開閉弁を閉じて使用し、荷台に積載した汚泥土の液分が搬送時の運搬車の加速・減速又は旋回の運動によって荷台の所定高さの前記オーバーフロー口からオーバーフローした液分を前記ろ過箱で一時貯え、更に同ろ過箱内の液分は同ろ過箱の前記送水管により車体前部に固定した汚水タンク内に送り込み可能とし、ダンプ運搬車が走行中に荷台の汚泥土の液分が道路に落下して道路を汚さないように汚泥土を運び、所定の泥水処理できる貯槽場で汚水タンクの液分を前記排出管に付属した開閉弁を開いて排出管から液分処理場へ排出できるようにしたことを特徴とする、汚泥運搬車。
【請求項5】
前記送水管は前記ろ過箱に取付けられてろ過箱の送水口と連通した第1送水管と、同第1送水管の管端から送られる液分を受け入れて前記汚水タンクへ送り込む汚水タンク側に取付けられた第2送水管とからなり、しかも第1送水管の管端と第2送水管の液分を受け入れた管端とが搬送時の荷台が水平状態に保持された状態において、第1送水管の管端と第2送水管の管端が止水弾性体を介して接離可能に連通されてろ過箱の液分を汚水タンクへ送られるようにして、しかも荷台がダンプして傾動する状態では管端同士は分離されるようになる、請求項4記載の汚泥運搬車。
【請求項6】
ダンプ荷台である荷台の前記荷台前面側に固設されたろ過箱に取付けられる前記送水管の管端が、搬送時の荷台の水平保持状態で車体側に固設する汚水タンクの内部又は汚水タンクの液分受給口内に挿入される位置にあって搬送中ろ過箱内の液分を汚水タンクに送給でき、荷台のダンプ時には前記送水管の管端が上昇して汚水タンク内又は前記液分受給口から離れて、荷台及びこれに取付けたろ過箱とともに上方に持ち上る構造とした、請求項4記載の汚泥運搬車。
【請求項7】
前記オーバーフロー口の前後にオーバーフロー口に流入する液分中の所定の粒径以上の固形分の流入を防止する粗いフィルターを設け、又前記一時貯水部ょの送水口の位置に前記粗いフィルターの篩目より細かな篩目の細かい細フィルターを設け、前記粗いフィルターによりろ過箱に粒径が大きい固形分の進入を防ぎ、又細フィルターにより汚水タンクには更にその細フィルターの篩目の粒径より大きい固形分が送られないようにして、一時貯水部と汚水タンクに固形分が多く沈殿して液分の貯水力の低下を防ぐようにした、請求項1~3いずれか記載の汚泥運搬車。
【請求項8】
前記オーバーフロー口の前後にオーバーフロー口に流入する液分中の所定の粒径以上の固形分の流入を防止する粗いフィルターを設け、又前記ろ過箱の送水口の位置に前記粗いフィルターの篩目より細かな篩目の細かい細フィルターを設け、前記粗いフィルターによりろ過箱に粒径が大きい固形分の進入を防ぎ、又細フィルターにより汚水タンクには更にその細フィルターの篩目の粒径より大きい固形分が送られないようにして、ろ過箱と汚水タンクに固形分が多く沈殿して液分の貯水力の低下を防ぐようにした、請求項4~6いずれか記載の汚泥運搬車。
【請求項9】
前記荷台の汚泥土の液分を吸引ポンプの吸引ホースで吸引して、同吸引ポンプの排出ホースのホース端を前記汚水タンク内となるように配置し、吸引した液分を直接汚水タンクに送給できるようにした液分吸引装置を設けた、請求項1~8いずれか記載の汚泥運搬車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、上方開口の直方体形状の水密の荷台を運搬車の車体後部に水平に固定的に設けられ、又は傾動可能な荷台(ダンプ荷台)として設けられ、その荷台に水分が多い泥水・泥土・土砂(単に汚泥土と総称する。)を積載して運送する汚泥運搬車又は汚泥・汚水を荷台に載荷して運ぶ汚泥搬送車であって、主に水分が多い泥水・泥土又は土砂等の汚泥土を搬送時水平にされる荷台に積載して運送する際又はダンプ荷台でこれらを積載して荷台を水平にして運送する際に荷台の汚泥に含まれる液分が上層に分離移動して荷台上部の液体が運搬車の坂道運送時・車速の加速時・減速時又は旋回時に荷台の液面が上下に大きく変化し、又は水面が波打って上下動して荷台の台上端を越えて液体が荷台外方へ流出して下方の道路に落下し、道路を泥水で汚していた。本発明は、この汚泥の運送時の荷台からの流出・飛散を防止する又は減少させる技術に関する。
続きを表示(約 4,500 文字)【背景技術】
【0002】
このように、汚泥運搬車・ダンプ荷台の汚泥運搬車における荷台内の汚水・液体が荷台の外側への流出・飛散を防ぐ技術として特許文献1,2に開示されているように、荷台の左右側面又は後面・前面の上端上方に汚水飛散防止の防水布煽を取付けることで、汚水の荷台越水・飛散防止とする対策があった。
【0003】
しかし、この飛散防止の布煽を使用しても前後・左右・前後の布煽の間には間隙が発生し、布煽の間から流水・飛散することを避けられなかった。又、荷台に汚泥を積載した後、布煽の組み立て作業が必要であって、手間・時間がかかっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3190117号公報
実用新案登録第3083097号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、水分量が多い汚泥土を運送する汚泥運搬車において、運搬車による運送途中に荷台から泥水の液分が溢出・飛散して道路に落下・飛散して道路を汚すことが少なく抑えられる汚泥運搬車を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) 荷台底面・荷台左右側面及び荷台前後面を水密に箱形状に組み立てられ且つ上方を開放した荷台を運搬車の車体後部に配置した汚泥運搬車において、
前記荷台の荷台底面から所要の高さの位置の荷台前面に前記荷台に積載した水分の多い泥水・汚泥又は土砂の汚泥土の液分のオーバーフローの開口を設け、
前記オーバーフローの前記開口から流出する汚泥土の液分を一時貯える一時貯水部を前記荷台前面の外側に取付け、一方前記一時貯水部に近い運搬車の車体に汚泥土の液分を貯える前記一時貯水部の収容液量より多い液量を貯える汚水タンクを固設し、前記荷台前面の外側に取付けた前記一時貯水部と前記車体側に固設した汚水タンクとの間に運搬時の荷台水平状態において、荷台側に取付けられた一時貯水部のタンク内の液分を車体側汚水タンク内に移送できる送水管が形成され、更に汚水タンクには内部の液分を外部へ排出する開閉弁付排出管を設け、汚泥運搬車の運搬時において荷台のオーバーフローの前記開口から流出する液分は一時貯水部に貯えられた後汚水タンクに移送されて汚水タンクに収容されて、荷台からのオーバーフローした液分を汚水タンクに貯えて液分の落下による道路の汚れを抑止でき、しかも汚水タンクの液分は液分処理設備のある場所で前記開閉弁を開いて前記排出管から液分処理場で排出できるようにしたことを特徴とする、汚泥運搬車
2) 前記1)において、荷台は車体後部に固設されるように配置され、前記荷台前面側に取付けられる一時貯水部内の液分を汚水タンク内に送る送水管は固定の配管である、前記1)記載の汚泥運搬車
3) 前記1)において、荷台は車体後部に固設されるように配置され、前記荷台前面側に取付けられた一時貯水部に設けた液分を吐出する送水管の管端は下方に配置された汚水タンク内まで延びて、一時貯水部内の液分は前記送水管により直接汚水タンクへ送給される構造とした、前記1)記載の汚泥運搬車
4) 荷台底面・荷台左右側面及び荷台前後面を水密に箱形状に組み立てられ且つ上方を開放した荷台を運搬車の車体後部下部の枢支軸まわりに前記荷台前部が傾動作動手段の作動で持ち上げられるように傾動可能としたダンプ荷台であり、しかも同荷台は運搬車の車体に水平状態にも保持できる構造とし、加えて前記荷台後面は前記運搬車の前記荷台の後端上方位置に設けた枢支軸まわりに回転できて、外側に向って揺動して前記荷台後面を開放できる構造の前記荷台を運搬車の車体後部フレームに設けたダンプ荷台の汚泥運搬車において、
前記荷台の荷台底面から所要の高さの位置の荷台前面に前記荷台に積載した水分の多い泥水・汚泥又は土の前記汚泥土に含まれた液分のオーバーフロー口を設け、同オーバーフロー口の荷台前面の外側開口の外周空間を囲う形状のろ過箱をオーバーフロー液分の一時貯水部として荷台前面の外側に設けて前記オーバーフロー口から流出する液分を一時貯えられる構造とし、しかも同ろ過箱は流入した液分を外部に送る送水口を有し、同送水口に接続した送水管を介してろ過箱内の液分は運搬車の車体前側に固設した汚水タンクへ送給でき、しかも同汚水タンクにはタンク内の液分を車体外に排出する開閉弁付排出管を設け、更に荷台側に取付けられた前記ろ過箱の前記送水管は前記荷台が搬送時の水平に保持された状態ではろ過箱の液分を汚水タンク内に送水出来る構造とし、且つ液分の多い汚泥土を荷台に積載して運送する場合は前記排出管の開閉弁を閉じて使用し、荷台に積載した汚泥土の液分が搬送時の運搬車の加速・減速又は旋回の運動によって荷台の所定高さの前記オーバーフロー口からオーバーフローした液分を前記ろ過箱で一時貯え、更に同ろ過箱内の液分は同ろ過箱の前記送水管により車体前部に固定した汚水タンク内に送り込み可能とし、ダンプ運搬車が走行中に荷台の汚泥土の液分が道路に落下して道路を汚さないように汚泥土を運び、所定の泥水処理できる貯槽場で汚水タンクの液分を前記排出管に付属した開閉弁を開いて排出管から液分処理場へ排出できるようにしたことを特徴とする、汚泥運搬車
5) 前記送水管は前記ろ過箱に取付けられてろ過箱の送水口と連通した第1送水管と、同第1送水管の管端から送られる液分を受け入れて前記汚水タンクへ送り込む汚水タンク側に取付けられた第2送水管とからなり、しかも第1送水管の管端と第2送水管の液分を受け入れた管端とが搬送時の荷台が水平状態に保持された状態において、第1送水管の管端と第2送水管の管端が止水弾性体を介して接離可能に連通されてろ過箱の液分を汚水タンクへ送られるようにして、しかも荷台がダンプして傾動する状態では管端同士は分離されるようになる、前記4)記載の汚泥運搬車
6) ダンプ荷台である荷台の前記荷台前面側に固設されたろ過箱に取付けられる前記送水管の管端が、搬送時の荷台の水平保持状態で車体側に固設する汚水タンクの内部又は汚水タンクの液分受給口内に挿入される位置にあって搬送中ろ過箱内の液分を汚水タンクに送給でき、荷台のダンプ時には前記送水管の管端が上昇して汚水タンク内又は前記液分受給口から離れて、荷台及びこれに取付けたろ過箱とともに上方に持ち上る構造とした、前記4)記載の汚泥運搬車
7) 前記オーバーフロー口の前後にオーバーフロー口に流入する液分中の所定の粒径以上の固形分の流入を防止する粗いフィルターを設け、又前記一時貯水部ょの送水口の位置に前記粗いフィルターの篩目より細かな篩目の細かい細フィルターを設け、前記粗いフィルターによりろ過箱に粒径が大きい固形分の進入を防ぎ、又細フィルターにより汚水タンクには更にその細フィルターの篩目の粒径より大きい固形分が送られないようにして、一時貯水部と汚水タンクに固形分が多く沈殿して液分の貯水力の低下を防ぐようにした、前記1)~3)いずれか記載の汚泥運搬車
8) 前記オーバーフロー口の前後にオーバーフロー口に流入する液分中の所定の粒径以上の固形分の流入を防止する粗いフィルターを設け、又前記ろ過箱の送水口の位置に前記粗いフィルターの篩目より細かな篩目の細かい細フィルターを設け、前記粗いフィルターによりろ過箱に粒径が大きい固形分の進入を防ぎ、又細フィルターにより汚水タンクには更にその細フィルターの篩目の粒径より大きい固形分が送られないようにして、ろ過箱と汚水タンクに固形分が多く沈殿して液分の貯水力の低下を防ぐようにした、前記4)~6)いずれか記載の汚泥運搬車
9) 前記荷台の汚泥土の液分を吸引ポンプの吸引ホースで吸引して、同吸引ポンプの排出ホースのホース端を前記汚水タンク内となるように配置し、吸引した液分を直接汚水タンクに送給できるようにした液分吸引装置を設けた、前記1)~8)いずれか記載の汚泥運搬車
にある。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、荷台に積載された汚泥土の液分の水位が荷台に設けたオーバーフロー口の高さ以上になれば、荷台内の液分は荷台前面に設けたオーバーフローの開口から外へ流出する。あるいは、汚泥運搬車が急発進・急停止・加速減速時の慣性力によって又は曲った路面での遠心力の作用によって平均水面がオーバーフロー口の高さより低くても荷台の液分の水面が上下に波立って液分の平均水位より高く上下に変動し、又は荷台内面に沿って上方に高く立上って荷台のオーバーフローの開口から又は荷台の上端から液分は外方へ流出する。
このような状態でオーバーフローの開口から流出した液分は荷台前面外側に設けた一時貯水部に収まり、又一時貯水部から送水管を介して車体前部に固設した汚水タンクへ送給して、オーバーフロー口から流出する液分を一時貯水部と汚水タンクに収容して道路に落下・流下しないようにする。又、荷台の液分の一部を一時貯水部と汚水タンクに一時貯えることで荷台の液分の水面を低くして、荷台から液分が道路上に流出・落下するのを少なくしている。
【0008】
このように、荷台のオーバーフローする液分を一時貯水部と汚水タンクに収めることで荷台の液面を低くして、運搬車からの流出・落下を少なくして道路を汚さないようにしている。
【0009】
更に、ろ過箱に粗いフィルターと細かいフィルターとを設けることで、ろ過箱・汚水タンクが固形分の沈殿・沈積で収容液の液量が低下しないようにして、長時間荷台から液分の落下がないようにできる。
【0010】
更に、荷台は運搬車の車体後部に固定する場合と、荷台が車体に対して傾動するダンプ荷台の場合があるが、固定する荷台であればろ過箱と汚水タンクとの送水管の接続は容易で、固定配管で済む。ダンプ荷台の場合、傾動するダンプ荷台側のダンプにより上下前後動する一時貯水部と運搬車の車体前部に固定的に設ける汚水タンクとの間の送水管は固定的に配管できないが、送水管を一時貯水部側に取付けてダンプ荷台とともに上下・左右動する第1送水管と汚水タンク側に固定された第2送水管とに分離し、運搬時の荷台が水平に保持される場合は第1・2送水管の先端の管端がダンプ荷台の水平保持において止水弾性体で互に当接して液漏れがないように第1・2送水管の管端が連通し、ダンプ荷台を上下させる場合は一時貯水部の第1送水管の管端が第2送水管の管端から離れてダンプ荷台は第2送水管に接触することなく上下動できるようにしている。
(【0011】以降は省略されています)

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