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公開番号2022187145
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-12-19
出願番号2021094998
出願日2021-06-07
発明の名称定着装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20221212BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】筒状のフィルムとローラの間に形成した定着ニップ部で記録材に形成したトナー像を定着処理する定着装置において、フィルムが安定して回転する定着装置を提供する。
【解決手段】定着装置は、回転可能に支持された筒状の定着フィルム、定着フィルムの回転をガイドするガイド9、ガイド9を補強する金属製のステイ10、定着フィルムを介してガイド9と共に定着ニップを形成する加圧ローラを有する。ガイド9は、Y軸方向における中央部かつX軸方向における中央部に突起部Sを有する。ステイ10は、ガイド9を支持するための開口部Hを有する。ガイド9の突起部Sがステイ10の開口部Hに挿入される。ガイド9が、Z軸を支点にして、ステイ10に対して回動可能に設けられており、定着フィルムが摺動することにより定着フィルムから受ける力でガイド9が回動し、ステイ10に対するアライメントが補正される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
筒状の可撓性の回転体と、
前記回転体の内部空間に前記回転体の長手方向に亘って配置されており、前記回転体の内面に接触し前記回転体の回転をガイドするガイド部材と、
前記回転体の内部空間に前記回転体の長手方向に亘って配置されており、前記ガイド部材を前記長手方向に亘って保持する保持部材と、
前記回転体を介して前記ガイド部材と共に定着ニップ部を形成するローラと、
を有し、前記定着ニップ部で記録材を挟持搬送しつつ記録材に形成されているトナー像を記録材に定着する定着装置において、
前記ガイド部材が、前記定着ニップ部に略垂直な軸を支点にして、前記保持部材に対して回動可能に設けられており、前記回転体が摺動することにより前記回転体から受ける力で前記ガイド部材が回動し、前記保持部材に対するアライメントが補正されることを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記支点となる突起部と前記突起部を受ける開口部又は凹部が、前記ガイド部材及び前記保持部材の一方と他方に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記保持部材は前記ガイド部材を補強する金属製のステイであることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
【請求項4】
記録材搬送方向における前記定着ニップ部の圧力分布が前記定着ニップ部の中央を基準に上流側よりも下流側で大きくなるように、前記ガイド部材の前記定着ニップ部を形成する面の形状が前記ローラに向かって突出した部分を有する曲面形状となっていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項に記載の定着装置。
【請求項5】
前記ガイド部材の前記曲面形状の部分の曲率半径をRs、前記ローラの半径をRpとすると、Rs≧Rpの関係を有することを特徴とする請求項4に記載の定着装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真複写機や電子写真プリンタ等の画像形成装置に搭載される定着装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の複写機やプリンタに搭載される定着装置として、筒所のフィルムとローラの間に形成した定着ニップ部で記録材に形成したトナー像を定着処理するものがある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-26267号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
部品の寸法精度や組み立て時の組付け精度が要因でフィルムのアライメントのずれが生じると、フィルムの安定した回転が損なわれてしまう。フィルムの回転の安定性が下がると、記録材の搬送性が悪化し、記録材にしわが生じたり、トナー像の定着性が低下する等の画像不良が発生する。
【0005】
本発明の目的は、フィルムが安定して回転する定着装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の課題を解決するための本発明は、筒状の可撓性の回転体と、前記回転体の内部空間に前記回転体の長手方向に亘って配置されており、前記回転体の内面に接触し前記回転体の回転をガイドするガイド部材と、前記回転体の内部空間に前記回転体の長手方向に亘って配置されており、前記ガイド部材を前記長手方向に亘って保持する保持部材と、前記回転体を介して前記ガイド部材と共に定着ニップ部を形成するローラと、を有し、前記定着ニップ部で記録材を挟持搬送しつつ記録材に形成されているトナー像を記録材に定着する定着装置において、前記ガイド部材が、前記定着ニップ部に略垂直な軸を支点にして、前記保持部材に対して回動可能に設けられており、前記回転体が摺動することにより前記回転体から受ける力で前記ガイド部材が回動し、前記保持部材に対するアライメントが補正されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、フィルムが安定して回転する定着装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1の定着装置の断面図
実施例1の定着装置の正面図
ガイドとステイの模式図
発熱原理を説明する図
ガイドの動作を説明する図
実施例2の定着装置のガイドの断面図
圧力分布の差異を説明する図
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施例1)
(定着装置Aの構成)
図1及び図2を用いて実施例1の定着装置Aを説明する。定着装置Aは、電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像形成装置(不図示)に搭載されるものであり、記録材Pに形成されたトナー像Tを記録材Pに加熱定着する装置である。図1は定着装置Aの断面図、図2は定着装置Aを記録材Pの搬送方向Xの上流側から見たときの正面図である。
【0010】
定着装置Aは、回転可能に支持された筒状の定着フィルム(可撓性の回転体)1、耐熱性樹脂で形成されフィルムの回転をガイドするガイド(ガイド部材)9を有する。更に、ガイド9を補強する金属製のステイ(保持部材)10、定着フィルム1を介してガイド9と共に定着ニップ部Nを形成する加圧ローラ7を有する。定着装置Aは、定着ニップ部Nで記録材Pを挟持搬送しつつ記録材Pに形成されているトナー像Tを記録材Pに定着する。
(【0011】以降は省略されています)

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