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公開番号
2022182758
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2022-12-08
出願番号
2021090482
出願日
2021-05-28
発明の名称
組成物
出願人
東ソー株式会社
代理人
主分類
C08G
65/325 20060101AFI20221201BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 汚染がなく平滑性に優れ、硬化性が良好で離型性や軽剥離性を安定的に付与できる組成物、ならびにそれを硬化して得られる離型性や軽剥離性を有する硬化物、離型シートを得る。
【解決手段】1分子中に炭素数6以上の糖残基を含有し、アルキレンオキシド残基および4つ以上の水酸基を有するポリオール(A)、及びメラミン架橋剤(F)を含む組成物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
1分子中に炭素数6以上の糖残基を含有し、アルキレンオキシド残基および4つ以上の水酸基を有するポリオール(A)、及びメラミン架橋剤(F)を含む、組成物(G)。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
メラミン架橋剤(F)が、メチロール化メラミン誘導体又はそのアルキル化体であるアルキル化メラミン誘導体を含む、請求項1に記載の組成物(G)。
【請求項3】
メラミン架橋剤(F)が、イミノ基を一つ以上有し、自己縮合性を有する、請求項1または請求項2に記載の組成物(G)。
【請求項4】
前記組成物(G)が、1分子中に2~3個の水酸基を有し、数平均分子量が1500以上であるポリアルキレンオキシド(B)をさらに含む、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の組成物(G)。
【請求項5】
前記組成物(G)が、1分子中に1個の水酸基とエチレンオキシド残基を有し、数平均分子量が300以上1500未満の範囲であるポリアルキレンオキシド(C)をさらに含む、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の組成物(G)。
【請求項6】
前記ポリオール(A)とイソシアネート化合物(D)との反応物であるウレタンプレポリマー(E)をさらに含む、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の組成物(G)。
【請求項7】
ウレタンプレポリマー(E)の重量平均分子量が1000以上であって、1分子中に少なくとも一つの水酸基を有し、
ウレタンプレポリマー(E)とメラミン架橋剤(F)の重量比率が、30/70~95/5の範囲で含有する事を特徴とする、請求項6に記載の組成物(G)。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の組成物(G)、および有機溶媒を含む組成物溶液(H)。
【請求項9】
請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の組成物(G)の反応物を含む硬化物(I)。
【請求項10】
請求項9に記載の硬化物(I)からなる剥離材塗膜。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、1分子中に炭素数6以上の糖残基を含有し、アルキレンオキシド残基および4つ以上の水酸基を有するポリオールとメラミン架橋剤を含有する組成物、および該組成物の反応物を含む硬化物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
離型性や軽剥離性を付与する組成物は、粘着テープ等を保護する剥離材や、各種被着体を保護する保護フィルム用粘着剤など、易剥離性が必要な用途で種々利用されている。
【0003】
特に電子機器分野では、剥離剤用組成物を用いて得られる離型層を有する離型シートが半導体デバイスやセラミックグリーンシートの製造工程などに広く用いられており、当該組成物には軽剥離性の他、被着体を汚染せずピンホールや厚みムラが少ない平滑性が要求される。
【0004】
特許文献1には、(メタ)アクリレート成分と(メタ)アクリロイル基及び/又はビニル基で変性された変性シリコーンオイルとを含む組成物を用い、基材上に塗布・硬化することで離型シートを製造することで、基材上に(メタ)アクリレート成分の硬化物を含む層と剥離材層としてシリコーン成分を含む層が形成されている。しかしながら、離型層を形成する成分として組成物中にシリコーン成分を含むため、シリコーンの転移によって耐汚染性に期待できない組成物であり、またシリコーンによって表面エネルギーが低くなるため、濡れ性とピンホールがない平滑性の両立が期待できない組成物であった。
【0005】
即ちシリコーン成分に頼ることなく、離型性や軽剥離性を安定的に付与でき、濡れ性と平滑性、耐汚染性に優れる組成物が望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5423975号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、汚染がなく平滑性に優れ、硬化性が良好で離型性や軽剥離性を安定的に付与できる組成物であり、ならびにそれを硬化して得られる離型性や軽剥離性を有する硬化物、離型シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の各態様は以下に示す[1]~[11]である。
[1]1分子中に炭素数6以上の糖残基を含有し、アルキレンオキシド残基および4つ以上の水酸基を有するポリオール(A)、及びメラミン架橋剤(F)を含む、組成物(G)。
[2]メラミン架橋剤(F)が、メチロール化メラミン誘導体、又はそのアルキル化体であるアルキル化メラミン誘導体を含むことを特徴とする、[1]に記載の組成物(G)。
[3]メラミン架橋剤(F)が、イミノ基を一つ以上有し、自己縮合性を有する、[1]または[2]に記載の組成物(G)。
[4]前記組成物(G)が、1分子中に2~3個の水酸基を有し、数平均分子量が1500以上であるポリアルキレンオキシド(B)をさらに含む、[1]乃至[3]のいずれかに記載の組成物(G)。
[5]前記組成物(G)が、1分子中に1個の水酸基とエチレンオキシド残基を有し、数平均分子量が300以上1500未満の範囲であるポリアルキレンオキシド(C)をさらに含む、[1]乃至[4]のいずれかに記載の組成物(G)。
[6]前記ポリオール(A)とイソシアネート化合物(D)との反応物であるウレタンプレポリマー(E)をさらに含む[1]乃至[5]のいずれかに記載の組成物(G)。
[7]ウレタンプレポリマー(E)の重量平均分子量が1000以上であって、1分子中に少なくとも一つの水酸基を有し、
ウレタンプレポリマー(E)とメラミン架橋剤(F)の重量比率が、30/70~95/5の範囲で含有する、[6]に記載の組成物(G)。
[8][1]乃至[7]のいずれかに記載の組成物(G)、および有機溶媒を含む組成物溶液(H)。
[9][1]乃至[7]のいずれかに記載の組成物(G)の反応物を含む硬化物(I)。
[10][9]に記載の硬化物(I)からなる剥離材塗膜。
[11]基材の少なくとも片面に[10]に記載の剥離材塗膜からなる剥離材層を有することを特徴とする離型シート。
【発明の効果】
【0009】
本発明の組成物は、シリコーン成分を含むことなく離型性や軽剥離性を安定的に付与できる組成物であり、硬化性と平滑性に優れる。
【0010】
また本発明の組成物を用いて得られる硬化物を含む層を基材上に形成することで、剥離材や軽剥離性のフィルムなど幅広い用途に好適に使用できる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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