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公開番号2022180029
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-12-06
出願番号2021086912
出願日2021-05-24
発明の名称パウチ
出願人凸版印刷株式会社
代理人
主分類B65D 75/30 20060101AFI20221129BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ピンセットなどを使用せずに取り出して、患部に薬剤を塗布可能とする構造のパウチを得る。
【解決手段】少なくとも、上から順に、保護層(2)、薬剤保持層(3)、ベース層(4)から構成されるパウチ(1)であって、保護層は、脆化線からなる舌形状の脆弱線(21)を有し、薬剤保持層は、薬剤を含浸させた不織布等からなり、ベース層と保護層との間で挟まれると共に、周囲から隔離して外気から遮断可能とし、ベース層は、平面を維持可能とする剛性と、患部表面形状に合わせて密着可能な柔軟性と、を併せ持ち、薬剤保持層に密着して形状を保持可能とするパウチにおいて、上記保護層とベース層との間に、イージーピール性を有し、保護層の破断線で切り離されて薬剤保持層上に残るつかみ部(23)面積Aに対し、薬剤保持層全体の面積Bの比Zが、2以上10以下としたことを特徴とするパウチ。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも、上から順に、保護層、薬剤保持層、ベース層から構成されるパウチであって、
保護層は、脆化線からなる舌形状の脆弱線(切り離し線)を有し、
薬剤保持層は、薬剤を含浸させた不織布等からなり、ベース層と保護層との間で挟まれると共に、周囲から隔離して外気から遮断可能とし、
ベース層は、平面を維持可能とする剛性と、患部表面形状に合わせて密着可能な柔軟性と、を併せ持ち、薬剤保持層に密着して形状を保持可能とするパウチにおいて、
上記保護層とベース層との間に、イージーピール性を有し、
保護層の破断線で切り離されて薬剤保持層上に残るつかみ面積Aに対する、薬剤保持層の暴露している面積Bの比Zが、2以上10以下としたことを特徴とするパウチ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外科用の殺菌剤、クリーナー、化粧品、アルコール、洗浄剤などの塗布する薬剤と、それを含浸させる為の不織布と、を収納するパウチに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1では、
織布または不織布からなり塗布剤を含浸させた含浸シートと、
含浸シートを片面に保持するとともに、当該塗布剤の透過または浸透を防ぐ性質を少なくとも有する基材シートと、
含浸シートとは反対側の基材シート面に固定され、基材シートとの間に、使用者の手を挿入する空間を形成する外側シートと、
基材シートに保持された含浸シートを覆うとともに、前記塗布剤の透過または浸透を防ぐ性質を少なくとも有し剥離可能な剥離シートと、を備えた包装体であって、
上記基材シートと含浸シート、基材シートと外側シート、基材シートと剥離シートは、それぞれ互いにヒートシール接着されていて、
上記含浸シートは、その周縁部を基材シートにシールすることで、基材シートに保持されていて、
上記外側シートと基材シートは、互いの全周においてシール固定されており、
重なり合った両シート材の周縁に切込みが形成されていて、当該切込みから両シート材の一周辺領域を破断除去することにより、使用者の手を挿入する挿入口が形成される、包装体を提案している。
【0003】
この包装体では、使用時に含浸シートを覆う剥離シートを剥離するのに、切込み部に、ピンセットなどを挿入し、つまんで剥がさないと、薬剤が手や患部以外の所に付着してしまうなどの問題が発生しやすい。また、操作が煩雑なので、又は、含浸シートに、手が接触して、含浸シートを汚してしまう恐れもあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5995401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、ピンセットなどを使用せずに取り出して、患部に薬剤を塗布可能と
する構造のパウチを得ることが、本発明の課題である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のパウチは、少なくとも、上から順に、保護層、薬剤保持層、ベース層から構成されるパウチであって、
保護層は、脆化線からなる舌形状の脆弱線(切り離し線)を有し、
薬剤保持層は、薬剤を含浸させた不織布からなり、ベース層と保護層との間で挟まれると共に、周囲から隔離して外気から遮断可能とし、
ベース層は、平面を維持可能とする剛性と、患部表面形状に合わせて密着可能な柔軟性と、を併せ持ち、薬剤保持層に密着して形状を保持可能とするパウチにおいて、
上記保護層とベース層との間に、イージーピール性を有し、
保護層の破断線で切り離されて薬剤保持層上に残るつかみ面積Aに対する、薬剤保持層の暴露している面積Bの比Zが、2以上10以下としたことを特徴とするパウチである。
【発明の効果】
【0007】
本発明のパウチは、ピンセットなどの道具を使用せず、舌形状に切り残った保護層とベース層とでパウチをつかんで、薬剤保持層に触らないで、開封することができる。
しかも、ベース層に薬剤保持層が密着した状態でつかむことができるので、薬剤保持層自体が平面を維持でき、それに含まれる薬剤を安定して患部に薬剤を塗布することが可能とするパウチである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係るパウチの一実施形態例の構造を示す断面図と、それを開封してその薬剤保持部を塗工する工程を示す図である。
本発明に係るパウチで、その平面図と、それを開封する工程を示す図である。
本発明に係るパウチで、そのパウチを開封して、患部に塗布する工程を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明のパウチの実施形態例について、図で説明する。
図1-1は、本発明に係るパウチ1の一実施形態例を示す縦断面図である。
本発明のパウチ1は、上から順に、保護層2、薬剤保持層3、ベース層4から構成されている。
【0010】
本発明に使用される保護層2は、該薬剤保持層3を包み込んでベース層4と融着可能な易剥離フィルムから形成されている。
この為、保護層としてはベース層4に融着可能であると共に、容易に剥離可能な樹脂層を基材層に積層したフィルムが好ましい。
図2-1保護層2には、脆化線からなる舌形状の脆弱線21(切り離し線)を有し、この脆弱線21によって、舌状のつかみ部23と、被覆部22とに分かれるようになっている。
(【0011】以降は省略されています)

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