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公開番号
2022178131
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2022-12-02
出願番号
2021084694
出願日
2021-05-19
発明の名称
スピーカ
出願人
アルプスアルパイン株式会社
代理人
個人
主分類
H04R
9/02 20060101AFI20221125BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】振動板を含む振動部の移動状態を検知してフィードバック制御することができるスピーカを提供する。
【解決手段】スピーカ1において、検知部20は、固定磁石21、可動磁石22及び磁気センサ23を有している。固定磁石21と磁気センサ23がフレーム2の前端周囲部2aに固定され、可動磁石22が、振動板3の外周端3aに固定されている。固定磁石21の固定磁束F1により磁気センサ23に作用する固定磁場H1と、可動磁石22の可動磁束F2により磁気センサ23に作用する可動磁場H2が交差している。磁気センサ23で、2方向からの磁場H1、H2の合成ベクトルである検知磁場Hdの向きθを検知することにより、可動磁石22の動作位置を検知する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
フレームおよび磁気回路部を有する駆動支持部と、弾性支持部材を介して前記フレームに振動自在に支持された振動板および前記磁気回路部から駆動用磁束が与えられるボイスコイルを有する振動部と、が設けられたスピーカにおいて、
前記駆動支持部に設けられた固定磁石と、前記振動部に設けられた可動磁石と、前記駆動支持部と前記振動部のいずれか一方に設けられた磁気センサとを有し、前記固定磁石から前記磁気センサに与えられる磁場の向きと、前記可動磁石から前記磁気センサに与えられる磁場の向きとが交差しており、
前記磁気センサで2方向からの前記磁場の強度変化を検知することで、前記振動部の位置を知ることができることを特徴とするスピーカ。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記磁気センサで、2方向からの前記磁場の合成ベクトルの向きが検知される請求項1記載のスピーカ。
【請求項3】
前記固定磁石と前記可動磁石および前記磁気センサは、前記振動部の振動方向に沿って延びる中心線を含む同じ断面内に位置している請求項1または2記載のスピーカ。
【請求項4】
前記固定磁石から前記磁気センサに与えられる磁場の向きと、前記磁気回路部から前記磁気センサに与えられる磁場の向きとが一致している請求項1ないし3のいずれかに記載のスピーカ。
【請求項5】
前記フレームと前記振動部との間に、前記弾性支持部材を構成するダンパー部材が設けられており、
前記磁気回路部が、前記ダンパー部材よりも後方に設けられ、前記固定磁石と前記可動磁石および前記磁気センサが前記ダンパー部材よりも前方に配置されている請求項1ないし4のいずれかに記載のスピーカ。
【請求項6】
前記弾性支持部材が、前記振動板の外周端と前記フレームとの間に接合された弾性変形可能なエッジ部材を有しており、
前記可動磁石が、前記振動板と前記エッジ部材との重なり部に固定されている請求項5記載のスピーカ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動板を含む振動部の動作を磁気センサで高精度に検知することができるスピーカに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
音響装置における従来のスピーカは、アンプから出力されるオーディオ信号をそのまま受け入れて音圧を再生する処理を行うだけであり、スピーカ自らがオーディオ信号に合わせた制御動作を行っていなかった。そのため、発音に歪が発生しやすく、音質のばらつきが生じやすかった。さらには、振動板の振幅が過大になったときに、振動板やダンパーなどが破損することもあった。
【0003】
上記の問題を解決するために、特許文献1には、磁気センサによって振動板の動きを検知してフィードバック制御を行うスピーカシステムが記載されている。
【0004】
このスピーカシステムは、磁気回路部を構成するプレートを有し、このプレートにおけるボイスコイルとの対向部に磁気センサであるホール素子が支持されている。磁気回路部のギャップ内の有効磁束密度がホール素子により検出され、その検出信号が増幅されてパワーアンプにフィードバックされる。パワーアンプからボイスコイルに駆動電流が与えられボイスコイルとともにボビンが振動すると、ギャップ内の有効磁束密度が、ボイスコイルに流れる電流およびボイスコイルに生じる逆起電力によって変化する。この有効磁束密度の変化をホール素子で検知しパワーアンプにフィードバックすることで、ボイスコイルに与えられる駆動電流の歪分が補正される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭57-184397号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載されたスピーカシステムのフィードバック制御には、検知素子として光学検知素子やコイルなどよりも小型の素子であるホール素子が使用されているため、スピーカの寸法が過大になるのを防止でき、消費電力が増大するのも防止することができる。しかしながら、磁気回路部のギャップの有効磁束密度の変化をホール素子で検出する方式は、ボイスコイルやボビンの動きを直接に検知できないため、音の歪や音質のばらつきなどを高精度に補正することが難しい。
【0007】
また、特許文献1のスピーカシステムは、プレートにおけるボイスコイルとの対面部にホール素子を埋め込む構造であるため、ホール素子の取付け構造が複雑であり、組み立て作業も非効率的である。
【0008】
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、2つの磁石と磁気センサを用いて振動部の振動を高精度に検知することができ、また振動部に検知用の可動磁石を安定した姿勢で取り付けることも可能なスピーカを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、フレームおよび磁気回路部を有する駆動支持部と、弾性支持部材を介して前記フレームに振動自在に支持された振動板および前記磁気回路部から駆動用磁束が与えられるボイスコイルを有する振動部と、が設けられたスピーカにおいて、
前記駆動支持部に設けられた固定磁石と、前記振動部に設けられた可動磁石と、前記駆動支持部と前記振動部のいずれか一方に設けられた磁気センサとを有し、前記固定磁石から前記磁気センサに与えられる磁場の向きと、前記可動磁石から前記磁気センサに与えられる磁場の向きとが交差しており、
前記磁気センサで2方向からの前記磁場の強度変化を検知することで、前記振動部の位置を知ることができることを特徴とするスピーカ。
【0010】
本発明のスピーカは、例えば、前記磁気センサで、2方向からの前記磁場の合成ベクトルの向きが検知されるものである。
(【0011】以降は省略されています)
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