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公開番号2022176354
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-11-25
出願番号2022161604,2021165431
出願日2022-10-06,2014-07-03
発明の名称表面保護フィルム
出願人藤森工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C09J 7/38 20180101AFI20221117BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】有機錫化合物を使用しなくてもポットライフが長く、架橋速度の速い表面保護フィルムを提供する。
【解決手段】アクリル系ポリマーと架橋剤とを含有する粘着剤組成物を架橋してなる粘着剤層を、樹脂フィルムの片面に形成してなる表面保護フィルムであって、(A)アルキル基の炭素数がC4~C18の(メタ)アクリル酸エステルモノマーと、(B)水酸基を含有する共重合可能なモノマーとを共重合させた共重合体の100重量部に対して、(C)2官能以上のイソシアネート化合物0.1~10重量部と、(D)金属キレート化合物の架橋触媒0.001~0.5重量部と、(E)ケトエノール互変異性体の化合物0.1~300重量部と、を含有してなり、(E)/(D)の重量部比率が80~600であり、粘着剤組成物が、さらに酸化防止剤として、油溶性であり常温で液体であるトコフェロール系化合物を含有してなる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
アクリル系ポリマーと架橋剤とを含有する粘着剤組成物を架橋してなる粘着剤層を、樹脂フィルムの片面に形成してなる表面保護フィルムであって、
前記アクリル系ポリマーが、(A)アルキル基の炭素数がC4~C18の(メタ)アクリル酸エステルモノマーの少なくとも一種と、共重合可能なモノマー群として(B)水酸基を含有する共重合可能なモノマーの少なくとも一種とを共重合させた共重合体であり、
前記粘着剤組成物が、前記共重合体の100重量部に対して、前記架橋剤として(C)2官能以上のイソシアネート化合物0.1~10重量部と、(D)金属キレート化合物の架橋触媒0.001~0.5重量部と、(E)ケトエノール互変異性体の化合物0.1~300重量部と、を含有してなり、(E)/(D)の重量部比率が80~600であり、
前記粘着剤組成物が、さらに酸化防止剤として、油溶性であり常温で液体であるトコフェロール系化合物を含有してなり、
低速の剥離速度0.3m/minでの粘着力が0.05~0.2N/25mmであり、高速の剥離速度30m/minでの粘着力が2.0N/25mm以下であり、
前記粘着剤組成物を配合した後23℃で保管し、8hr経過後の前記粘着剤組成物の粘度が、配合直後の粘度の1.25倍未満であることを特徴とする表面保護フィルム。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
偏光板の表面保護フィルムの用途として使用する、請求項1に記載の表面保護フィルム。
【請求項3】
フレキシブルプリント配線基板、リジッドプリント配線基板、透明導電性フィルムからなる精密電気・電子部品群から選択されたいずれかの精密電気・電子部品の表面保護フィルムの用途として使用する、請求項1に記載の表面保護フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着剤組成物及び表面保護フィルムに関する。さらに詳細には、近年の環境問題から有機錫化合物の使用が制限される中、有機錫化合物以外の金属キレート化合物の架橋触媒を使用することで、有機錫化合物を使用しなくてもポットライフが長く、架橋速度の速い粘着剤組成物、及び表面保護フィルムを提供することに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
光学用途の粘着剤には、透明性に優れていることから、アルキル(メタ)アクリレートを主成分とし、官能基として、ヒドロキシル基、カルボキシル基などを有するアクリルモノマーと共重合させた、共重合体からなるアクリル系粘着剤が好適に使用される。さらに、粘着剤の粘着力などの、各種の物性が適切に調整されたものが必要とされている。特に、表面保護フィルム用の粘着剤などは、工場生産の製造工程に適合できるように、表面保護フィルムを自動貼り合わせ装置で貼り合せるのに適した、低速の剥離速度、及び高速の剥離速度において、粘着力のバランスが優れた粘着剤が求められている。さらには、粘着力のバランスに加えて、ポットライフが長い等、各種の物性にも優れた粘着剤が必要とされている。
【0003】
このような、粘着剤の各種の物性は、共重合体からなるアクリル系粘着剤に含まれるヒドロキシル基、カルボキシル基などの官能基と反応する、イソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤などを使用して架橋反応をさせ、粘着力や凝集力などを調整することが行われている。
【0004】
従来から、アクリル系粘着剤の架橋剤としては、イソシアネート系架橋剤が汎用的に用いられている。また、イソシアネート系架橋剤を用いた架橋反応では、架橋反応を促進させるための触媒として、金属キレートが多く用いられている。
一般的には、架橋反応の反応速度が優れている点から、架橋反応の触媒として、有機錫化合物であるジブチル錫ジラウレート等が使用されていたが、ジブチル錫化合物は、有害毒性を呈することから使用することが避けられている。
このため、イソシアネート系架橋剤と併用される、ジブチル錫化合物の代替となる、安価であり、且つ、架橋反応の反応速度が優れている架橋触媒が求められているが、見つけることが困難であった。
【0005】
こうした中、特許文献1には、イソシアネート系架橋剤と併用される架橋触媒として、金属キレートの中でも鉄キレートが好ましく、トリス(アセチルアセトナート)鉄が触媒活性に優れるため特に好ましいことが開示されている。
【0006】
ところで、架橋触媒を含有したアクリル系粘着剤組成物は、常温で放置している間にも、徐々に架橋反応が進行する。そのため、粘着剤の工業生産においては、粘着剤組成物の原料を配合した後に、架橋反応を開始させる時期までは、架橋反応を停止させて置くために、架橋触媒と反応遅延剤とを、一般的に併用している。
この架橋触媒と反応遅延剤との併用に関して、特許文献2には、ポリウレタンの製造方法であって、少なくとも1種の金属アセチルアセトネートとアセチルアセトンの混合物で成り、前記金属アセチルアセトネートと前記アセチルアセトンとの重量比が2:1である触媒システムを含んだ反応ウレタン混合物を用いることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2011-001440号公報
特開2008-285681号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に記載の粘着剤組成物では、(メタ)アクリレートを構成単量体単位とし、水酸基及びカルボキシル基を含有する共重合体に対する、金属化合物(架橋触媒)の添加量が示されているが、架橋遅延剤の添加量についての記載がない。また、特許文献1には、粘着剤組成物に架橋剤を配合した後の粘度上昇率を抑える方法として、反応遅延剤を使用する方法、粘度上昇抑制溶剤を添加する方法、ブロックイソシアネート等の官能基をブロックした架橋剤を使用する方法等が挙げられているが、具体的な説明がない。
【0009】
また、特許文献2には、低温で非常に活性の高い鉄や銅などの金属アセチルアセトネート触媒を用いても、早期硬化をもたらすことがない、優れた安定性及び良好な触媒活性を有する金属アセチルアセトネートとアセチルアセトンとを含んだ触媒システムを利用したポリウレタン製造方法が開示されている。
しかし、特許文献2に記載の方法は、金属アセチルアセトネートとアセチルアセトンとの重量比を2:1としているが、この配合比率をアクリル系粘着剤の製造工程に適用しても、架橋反応の一時停止を行うことができなかった。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、有機錫化合物を使用しなくてもポットライフが長く、架橋速度の速い粘着剤組成物、及び表面保護フィルムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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