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公開番号2022171222
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-11-11
出願番号2021077750
出願日2021-04-30
発明の名称水陸両用車
出願人株式会社高知丸高
代理人個人
主分類B60F 3/00 20060101AFI20221104BHJP(車両一般)
要約【課題】 水害発生現場までは陸上を迅速に移動でき、水害発生現場では容易に水上走行しながら救助活動を行うことができる水陸両用車を提供する。
【解決手段】 本発明の水陸両用車1は、少なくともキャビン2の水密性が確保された車体3と、車体3に装着される陸上用タイヤ4と、車体3に装着される水上用タイヤ5と、水上用タイヤ5に係る前輪5aと後輪5bとの間に装着される左右一対の車体フロート6と、を含んで構成され、水上用タイヤ5の外周面を構成するタイヤ部7が金属製であり、ディスク部8のアウター側に複数のフィン9が配設され、リム10内に発泡スチロール11が配設されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
キャビンの水密性が確保された車体と、
前記車体に装着される陸上用タイヤと、
前記車体に装着される水上用タイヤと、
前記水上用タイヤに係る前輪と後輪との間に装着される左右一対の車体フロートと、
を含んで構成され、
前記水上用タイヤの外周面を構成するタイヤ部が金属製であり、ディスク部のアウター側に複数のフィンが配設され、リム内に発泡スチロールが配設されていることを特徴とする水陸両用車。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記タイヤ部に複数のリブが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の水陸両用車。
【請求項3】
少なくとも前記タイヤ部にポリウエア樹脂が塗布されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水陸両用車。
【請求項4】
前記車体フロートにポリウエア樹脂が塗布されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の水陸両用車。
【請求項5】
前記車体の前方及び後方に左右一対のジャッキを備えることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の水陸両用車。
【請求項6】
前記車体が荷台を備え、該荷台にクレーンが配設されていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の水陸両用車。
【請求項7】
前記キャビン上部に救助カゴが配設されていることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の水陸両用車。
【請求項8】
前記車体後方に船外機を備えることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の水陸両用車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水陸両用の車両に関し、特に水害時における救助作業に好適な水陸両用車に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
台風等の豪雨による河川氾濫や地震時の津波等によって浸水被害が発生した場合、上空からはヘリコプター、地上からはボートや水上バイクによる救助作業が行われるのが一般的である。特に、ボートや水上バイクによる救助作業では、救助者が要救助者に近付くことが比較的容易であり、救助作業時に天候の影響を受けにくい。
【0003】
一方、本願発明者はこれまでに、水域における浚渫作業や水害発生時の瓦礫撤去作業等に好適な水陸両用作業車等を種々、開示している(特許文献1から特許文献3参照)。特許文献1に開示した水陸両用作業車は、水上作業を行うための機構を備えた作業車本体と、前記作業車本体を走行させるための無限軌道体を備えたクローラ部と、前記作業車本体に浮力を与えるためのフロート部と、を備えており、前記フロート部は、前記クローラ部の無限軌道体内に配設されたメインフロートと、前記メインフロートの側方に取り付けられたサブフロートとからなり、前記無限軌道体の外周面には、該無限軌道体の回転に伴って水を掻くことにより水面上での推進力を生じさせるフィンが設けられていることを特徴とする。
【0004】
また、特許文献2に開示した水陸両用作業車は、水上作業を行うための機構を備えた作業車本体と、前記作業車本体を走行させるための無限軌道体を備えたクローラ部と、前記作業車本体に浮力を与えるためのフロート部と、を備えており、前記フロート部は、前記クローラ部の無限軌道体内に配設されたメインフロートと、前記メインフロートの側方に取り付けられたサブフロートとからなり、前記無限軌道体の側方には、該無限軌道体の回転と連動して回転する回転体と、該回転体の外周面から半径方向外側に延びるフィンとからなる水車が配設されていることを特徴とする。
【0005】
これら特許文献1及び特許文献2に開示した水陸両用作業車によると、水面に完全に浮いた状態で移動することができ、海岸や湖岸から離れた沖合での作業に用いることができるため、例えば津波発生後において水面に浮遊する或いは水底に沈んだ瓦礫等の処理を行うために使用することが可能となる。
【0006】
また、特許文献3に開示した水陸両用車は、箱状のフロート体からなると共に、中央区画孔が上下に貫通形成されたセンターフロートと、センターフロートの左右側部に夫々取り付けられた箱状のフロート体からなると共に、後方区画孔が上下に貫通形成されたサイドフロートと、左右の後方区画孔内にそれぞれ挿通された、左右一対のスパッドと、中央区画孔の上部に固定された操縦台と、中央区画孔の下部に固定された走行装置と、操縦台の前部に取り付けられた可動式の浚渫操作体と、各サイドフロートの外側部に設けられた、水中での推力を発生させる推力発生装置と、を具備しており、各サイドフロートの外側寄りの前部に、サイドフロート前端をセンターフロート前端よりも前方へ延長させたフロート延長部を一体的に形成すると共に、各サイドフロートの外側寄りの後部に、サイドフロート後端をセンターフロート後端よりも後方へ延長させたフロート延長部を一体的に形成してなり、後方区画孔は、それぞれのサイドフロートの所定の孔中心に1つずつ設けられ、前記孔中心は、センターフロート後端よりも前方かつセンターフロート前端よりも後方に設定されることを特徴とする。
【0007】
当該特許文献3に開示した水陸両用車によると、水上での旋回や浚渫作業時の転倒の可能性を抑制すると共に、前後長の比較的短いセンターフロートの前後端の先側に浚渫操作のための空間を確保することで、フロート形状自体は比較的コンパクトでありながら作業性を向上させることができる。
【0008】
更には、駆動装置内蔵のトレーリングアーム式懸架装置を備えた水陸両用車(特許文献4参照)や、動力を発生させる動力源と、前記動力源で発生させた動力によって駆動される陸上走行用の駆動輪と、水上航行可能に水密とされ前記駆動輪が外側に設けられるとともに床部を有する車体と、前記床部の下面側に設けられた水上で浮力を得るための浮体と、前記駆動輪の接地面よりも駆動軸側に設けられた水上推進手段としての複数のフィンとを有することを特徴とする車両(特許文献5参照)なども開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2014-104897号公報
特開2015-85763号公報
特開2019-93816号公報
特開2011-235866号公報
特開2018-69885号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
特許文献1から特許文献3に開示した水陸両用作業車や水陸両用車は、水域における浚渫作業や水害発生時の瓦礫撤去作業等には好適である。しかし、これらの水陸両用作業車等は、使用現場までトレーラー等に積載して移動するか、分解したパーツを使用現場に運搬し、組み立てて使用され、陸上走行に関しては湿地帯の走行や水辺の移動といった最低限にとどまり、陸上を自走によって迅速に移動することは想定していない。
(【0011】以降は省略されています)

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