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公開番号2022170847
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-11-11
出願番号2021077089
出願日2021-04-30
発明の名称読取装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類H04N 1/04 20060101AFI20221104BHJP(電気通信技術)
要約【課題】読取デバイスのホームポジションの誤検知を抑制できる、読取装置を提供する。
【解決手段】CISユニットにより原稿が読み取られる際、その読み取りの前に、光源の光量調整のための光量調整値が取得される。また、シェーディング補正のためのシェーディング補正値が取得される。光量調整値およびシェーディング補正値は、不揮発性メモリに記憶される。HP検知処理では、光源の光量が不揮発性メモリに記憶されている光量調整値を用いて調整され、CISユニットが副走査方向に移動されながら、CISユニットによる読み取りが行われる(S26)。そして、不揮発性メモリに記憶されているシェーディング補正値を用いてシェーディング補正される(S27)。このシェーディング補正の後、互いに隣り合う画素値が所定のHP検知閾値を跨いで変化する位置の検知が行われ(S28)、検知されると、その位置がCISユニットのホームポジションとされる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
原稿を支持する支持面を有する原稿台と、
前記原稿台に対して前記支持面側と反対側に、前記支持面と平行をなす副走査方向に往復移動可能に設けられ、前記支持面上の読取対象に光を照射する光源および前記読取対象からの反射光を信号に変換するイメージセンサを有する読取デバイスと、
前記読取デバイスのホームポジションに応じた位置に配置される基準部と、
記憶部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記原稿を前記読取デバイスに読み取らせる際に、前記原稿の読み取りの前に、前記読取デバイスに前記基準部の読み取りを実施させ、この読み取りにより前記イメージセンサから出力される信号を用いて前記光源の光量調整のための調整値を取得し、前記調整値を前記記憶部に記憶させ、
前記原稿の読み取りの前に、前記調整値を用いて調整した光量で前記光源を発光させて、前記読取デバイスに前記基準部の読み取りを実施させ、この読み取りにより前記イメージセンサから出力される信号を用いてシェーディング補正のための補正値を取得し、前記補正値を前記記憶部に記憶させ、
前記記憶部に記憶されている前記調整値を用いて調整した光量で前記光源を発光させて、前記読取デバイスを前記副走査方向に移動させながら、前記読取デバイスに読み取りを実施させ、この読み取りにより前記イメージセンサから出力される信号が示す画素値を前記記憶部に記憶されている前記補正値を用いてシェーディング補正し、
前記シェーディング補正後の画素値が所定の閾値を跨いで変化した位置を前記ホームポジションとして検知する、読取装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の読取装置であって、
前記制御部は、
複数の読取解像度で前記読取デバイスに読み取りを実施させることが可能であり、
前記調整値および前記補正値を取得したときの読取解像度を前記記憶部に記憶させ、
前記ホームポジションの検知のための読み取りにおいて、少なくとも一部の期間、前記記憶部に記憶されている前記調整値および前記補正値が取得されたときの読取解像度以下の読取解像度で前記読取デバイスに読み取りを実施させる、読取装置。
【請求項3】
請求項2に記載の読取装置であって、
前記制御部は、前記ホームポジションの検知のための読み取りにおいて、
前記記憶部に記憶されている前記調整値および前記補正値を取得したときの読取解像度が最低解像度である場合、前記読取デバイスに前記最低解像度で前記ホームポジションの検知のための読み取りを実施させ、
前記記憶部に記憶されている前記調整値および前記補正値を取得したときの読取解像度が前記最低解像度よりも高い高解像度である場合、前記光源の光量を、前記記憶部に記憶されている前記調整値と、前記最低解像度を前記高解像度で除算した値とを用いて調整して、前記読取デバイスに前記最低解像度で読み取りを実施させる、読取装置。
【請求項4】
請求項3に記載の読取装置であって、
前記調整値は、前記光源の点灯をパルス幅変調により制御する場合のデューティ比である、読取装置。
【請求項5】
請求項3または4に記載の読取装置であって、
前記イメージセンサは、主走査方向に並べられた複数の受光素子を備えており、
前記制御部は、
前記原稿の読み取りの前に、前記調整値を用いて調整した光量で前記光源を発光させて、前記読取デバイスに前記基準部の読み取りを実施させ、個々の前記受光素子が出力する画素値から白レベルの不均一性を補正する白レベル補正値を求め、前記白レベル補正値を複数のブロックに分けて、前記ブロックごとに、前記白レベル補正値の平均値を前記補正値として取得し、前記補正値を前記ブロックと対応づけて前記記憶部に記憶させ、
前記ホームポジションの検知の際のシェーディング補正では、前記ブロックごとに、前記ブロックに対応づけられた前記補正値を用いて、前記受光素子が出力する画素値を補正する、読取装置。
【請求項6】
請求項2に記載の読取装置であって、
前記制御部は、前記ホームポジションの検知のための読み取りにおいて、
前記記憶部に記憶されている前記調整値および前記補正値を取得したときの読取解像度が最低解像度である場合、前記読取デバイスを前記最低解像度に応じた移動速度で前記ホームポジションに向けて移動させて、前記読取デバイスに前記最低解像度で読み取りを実施させ、
前記記憶部に記憶されている前記調整値および前記補正値を取得したときの読取解像度が前記最低解像度よりも高い高解像度である場合、前記読取デバイスを前記最低解像度に応じた移動速度で前記ホームポジションに向けて移動させて、前記読取デバイスが前記ホームポジションに対して所定ライン数手前の位置に到達すると、前記読取デバイスの移動速度を前記最低解像度に応じた移動速度から前記高解像度に応じた移動速度に変更して、前記読取デバイスを前記ホームポジションに向けて移動させて、前記読取デバイスに前記高解像度で読み取りを実施させる、読取装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の読取装置であって、
前記記憶部は、不揮発性メモリである、読取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、読取装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、FB(Flat Bed:フラットベッド)方式により、原稿を読み取る読取装置が提供されている。
【0003】
FB方式の読取装置では、透明ガラスからなる原稿台の下方に、主走査方向に延びる読取デバイスが主走査方向と直交する副走査方向に往復移動可能に設けられている。読取デバイスには、光源、ライトガイドおよびイメージセンサなどが内蔵されている。光源からの光がライトガイドを通して原稿に照射されて、原稿での反射光がレンズを通過してイメージセンサに入射する。イメージセンサの各受光素子で光電変換が行われ、各受光素子から電気信号が出力されて、その電気信号が画素値に変換されることにより、読取デバイスによる主走査方向の1ライン分の読み取りが達成される。
【0004】
原稿の読取時に読取装置の移動を制御するため、制御部は、読取デバイスの位置を把握しておく必要がある。読取デバイスの位置を把握するため、制御部により、読取デバイスのホームポジション(基準位置)が検知される。たとえば、白色領域と黒色領域とを副走査方向に隣接して配置した基準板が設けられて、その基準板が読取デバイスにより読み取られ、その読み取られた黒色領域の位置がホームポジションとして検知される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-115473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来、ホームポジションの検知時には、光量調整およびシェーディング補正が行われない。そのため、イメージセンサの感度不均一性(PRNU:Photo Response Non-Uniformity)、原稿台の反りなどのメカ的要因による照明深度の変動、光源の経年劣化などにより、ホームポジションを誤検知するおそれがある。
【0007】
本発明の目的は、読取デバイスのホームポジションの誤検知を抑制できる、読取装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の目的を達成するため、本発明に係る読取装置は、原稿を支持する支持面を有する原稿台と、原稿台に対して支持面側と反対側に、支持面と平行をなす副走査方向に往復移動可能に設けられ、支持面上の読取対象に光を照射する光源および読取対象からの反射光を信号に変換するイメージセンサを有する読取デバイスと、読取デバイスのホームポジションに応じた位置に配置される基準部と、記憶部と、制御部とを備え、制御部は、原稿を読取デバイスに読み取らせる際に、原稿の読み取りの前に、読取デバイスに基準部の読み取りを実施させ、この読み取りによりイメージセンサから出力される信号を用いて光源の光量調整のための調整値を取得し、調整値を記憶部に記憶させ、原稿の読み取りの前に、調整値を用いて調整した光量で光源を発光させて、読取デバイスに基準部の読み取りを実施させ、この読み取りによりイメージセンサから出力される信号を用いてシェーディング補正のための補正値を取得し、補正値を記憶部に記憶させ、記憶部に記憶されている調整値を用いて調整した光量で光源を発光させて、読取デバイスを副走査方向に移動させながら、読取デバイスに読み取りを実施させ、この読み取りによりイメージセンサから出力される信号が示す画素値を記憶部に記憶されている補正値を用いてシェーディング補正し、シェーディング補正後の画素値が所定の閾値を跨いで変化した位置をホームポジションとして検知する。
【0009】
この構成によれば、読取デバイスにより原稿が読み取られる際、その読み取りの前に、読取デバイスにより基準部が読み取られて、制御部により光源の光量調整のための調整値が取得される。また、光源の光量が調整値を用いて調整されたうえで、読取デバイスにより基準部が再度読み取られて、制御部によりシェーディング補正のための補正値が取得される。調整値および補正値は、記憶部に記憶される。
【0010】
読取デバイスのホームポジションの検知の際には、光源の光量が記憶部に記憶されている調整値を用いて調整され、読取デバイスが副走査方向に移動されながら、読取デバイスによる読み取りが行われる。そして、イメージセンサから出力される信号が示す画素値が記憶部に記憶されている補正値を用いてシェーディング補正され、シェーディング補正後の画素値が所定の閾値を跨いで変化した位置が読取デバイスのホームポジションとして検知される。
(【0011】以降は省略されています)

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