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公開番号
2022169063
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2022-11-09
出願番号
2021074860
出願日
2021-04-27
発明の名称
穿刺装置
出願人
個人
代理人
個人
主分類
A61B
8/00 20060101AFI20221101BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】簡単な構造で皮膚下の血管等に穿刺角度を変えずに穿刺できるようにする。
【解決手段】対象部7の距離Lを検出するための超音波プローブ3と、検出された対象部の陰影11を超音波プローブの先端の位置を原点としての距離Lに対応する点に表示するモニタ15と、基点位置17から距離Lの方向に移動可能に取り付けられるニードルガイド23と、ニードルガイドの移動に対応して表示画面29上の陰影11に向かって移動するターゲット指針部27とを有し、ターゲット指針部27が、表示画面29上の陰影11に重なっていない場合に、ニードルガイド23を移動させることでターゲット指針部27と陰影11とを重なる状態にし、重なる状態でニードルガイドの挿通孔21を介して針19を挿通したときに針の先端39が皮膚下の距離Lの位置にある対象部7を通るように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
超音波プローブであって、皮膚下の対象部の該超音波プローブの先端からの距離Lを検出するための超音波を送受信する超音波プローブと、
前記超音波プローブで検出された前記対象部の陰影を、前記超音波プローブの先端の位置を原点として該原点からの距離Lに対応する点に表示する表示画面を有するモニタと、
前記超音波プローブに基点位置から前記距離Lの方向に移動可能に取り付けられ、針を挿通可能な挿通孔を有するニードルガイドと、
前記ニードルガイドの前記移動に対応して前記表示画面上に表示される前記陰影に向かう線上を該陰影に対して相対移動するターゲット指針部と、を有し、
前記ニードルガイドと前記ターゲット指針部と前記表示画面上の前記陰影と前記針の穿刺位置の位置関係は、
前記ターゲット指針部が、前記表示画面上の前記陰影に重なっていない場合に、前記ニードルガイドを移動させることで前記ターゲット指針部の位置と前記陰影の位置とを重なる状態にし、
前記重なる状態で前記ニードルガイドの前記挿通孔を介して前記針を挿通したときに前記針の先端が皮膚下の前記距離Lの位置にある前記対象部を通るように構成されている、
ことを特徴とする穿刺装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の穿刺装置において、
前記モニタは、
前記超音波プローブに固定されており、
前記表示画面には前記ニードルガイドの前記移動に対応して同方向に移動する透明カバーが設けられ、
前記ターゲット指針部は、前記透明カバーに付されており、
前記ターゲット指針部と前記表示画面上の前記陰影とは、前記ターゲット指針部が前記表示画面上の前記陰影に向かって移動することで前記重なる状態になるよう構成され、
前記重なる状態は、前記透明カバーを介して視認可能である、
ことを特徴とする穿刺装置。
【請求項3】
請求項1に記載の穿刺装置において、
前記モニタは、前記超音波プローブに固定されており、
前記ターゲット指針部は、前記ニードルガイドと一体に移動するように構成され、
前記ターゲット指針部と前記表示画面上の前記陰影とは、前記ターゲット指針部が前記表示画面上の前記陰影に向かって移動することで前記重なる状態になる、
ことを特徴とする穿刺装置。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の穿刺装置において、
前記ニードルガイドが前記超音波プローブの前記基点位置に位置する状態で前記挿通孔を介して針を挿通したときに、前記針の先端が前記超音波プローブの先端から一定距離Cのデフォルト位置を通るように構成されており、
前記ターゲット指針部と前記表示画面上の前記陰影とが重なっていない場合に、前記ニードルガイドの位置をL-C=Dの距離移動させると、前記表示画面上の前記陰影と前記ターゲット指針部とが重なるように構成されている、
ことを特徴とする穿刺装置。
【請求項5】
請求項1に記載の穿刺装置において、
前記ニードルガイドは、前記超音波プローブに駆動部によって移動可能に取り付けられ、
前記駆動部の動作及び前記モニタの表示を制御する制御部を備え、
前記ニードルガイドが前記超音波プローブの前記基点位置に位置する状態で前記挿通孔を介して針を挿通したときに前記針の先端が前記超音波プローブの先端から一定距離Cのデフォルト位置を通るように構成されており、
前記表示画面は、前記ターゲット指針部の位置も表示しており、
前記制御部は、
前記表示画面上において前記陰影が前記ターゲット指針部と重なっていない場合に、前記駆動部によって前記ニードルガイドの位置を前記基点位置から移動させ、該移動に連動して前記表示画面に表示されている前記陰影と前記ターゲット指針部の一方を他方に向かって移動させ、
前記ニードルガイドの位置をL-C=Dの距離移動させると、前記表示画面上の前記陰影と前記ターゲット指針部とが重なるように構成されている、
ことを特徴とする穿刺装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の穿刺装置において、
前記ニードルガイドの移動量と前記ターゲット指針部の移動量又は前記陰影の移動量は、1:1の関係に構成されている、
ことを特徴とする穿刺装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、超音波を送受信することによって人体の皮膚下の血管等の対象部の深さである位置を特定し、該対象部に針を穿刺する穿刺装置に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の穿刺装置の一例として、特許文献1に記載のものがある。この文献には、超音波の送受信によって皮膚下の目的とする血管等の位置を特定し、その特定した血管等に針ガイドを介して針を穿刺する超音波誘導システムが記載されている。前記特定した血管等に対して針を位置合わせして穿刺するために、針ガイドが回動可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特公表2009-506830公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の穿刺装置では、前記特定した血管等に対して針を位置合わせして穿刺するために、針ガイドが回動可能に構成されている。更に、針を目的の血管等に正確に穿刺するために角度位置検出器を備えている。
この構造は、血管等の位置が変わると前記針ガイドを回動させることになるので、穿刺する際の針の姿勢すなわち角度が前記回動によって変わり一定しない。穿刺する対象部によっては適正な角度で穿刺することが求められる場合があるが、この場合には対応できない問題がある。
また、針ガイドを回動可能にする構造は、前記角度位置検出器を備えているので複雑である。更に、前記針の姿勢は、針ガイドを回動すると垂直に近い姿勢から水平に近い姿勢まで変わるので、当該穿刺装置の皮膚表面と平行な面内における専有面積が増減変動し、使い勝手が良くない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明に係る穿刺射置は、超音波プローブであって、皮膚下の対象部の該超音波プローブの先端からの距離Lを検出するための超音波を送受信する超音波プローブと、前記超音波プローブで検出された前記対象部の陰影を、前記超音波プローブの先端の位置を原点として該原点からの距離Lに対応する点に表示する表示画面を有するモニタと、前記超音波プローブに基点位置から前記距離Lの方向に移動可能に取り付けられ、針を挿通可能な挿通孔を有するニードルガイドと、前記ニードルガイドの前記移動に対応して前記表示画面上に表示される前記陰影に向かう線上を該陰影に対して相対移動するターゲット指針部とを有する。更に、前記ニードルガイドと前記ターゲット指針部と前記表示画面上の前記陰影と前記針の穿刺位置の位置関係は、前記ターゲット指針部が、前記表示画面上の前記陰影に重なっていない場合に、前記ニードルガイドを移動させることで前記ターゲット指針部の位置と前記陰影の位置とを重なる状態にし、前記重なる状態で前記ニードルガイドの前記挿通孔を介して前記針を挿通したときに前記針の先端が皮膚下の前記距離Lの位置にある前記対象部を通るように構成されていることを特徴とする。
【0006】
ここで、「前記ニードルガイドの前記移動に対応して前記表示画面上に表示される前記陰影に向かう線上を該陰影に対して相対移動するターゲット指針部」における「相対移動」とは、前記ターゲット指針部が、前記表示画面上で位置が固定されている前記陰影に向かう移動と、前記表示画面上の陰影が、位置が固定されている前記ターゲット指針部に向かう移動の両方を含む意味である。
【0007】
本態様によれば、前記ニードルガイドの前記距離Lの方向への直線移動、即ち皮膚表面からの深さ方向への直線移動に対応して、前記ターゲット指針部が前記表示画面上に表示される前記陰影に向かう線上を該陰影に対して相対移動するように構成されている。
そして、前記ニードルガイドと前記したように相対移動するターゲット指針部と前記表示画面上に表示される前記陰影と更に前記針の穿刺位置の位置関係は、前記ニードルガイドを前記距離Lの方向に移動させることにより前記ターゲット指針部の位置と前記陰影の位置とを重なる状態にし、前記「重なる状態」で前記ニードルガイドの前記挿通孔を介して前記針を挿通したときに前記針の先端が皮膚下の前記距離Lの位置にある前記対象部を通るように構成されている。
これにより、前記ニードルガイドを直線移動させて前記ターゲット指針部の位置と前記陰影の位置とを「重なる状態」にすれば、前記ニードルガイドの前記挿通孔を介しての前記針の穿刺位置を皮膚下の前記対象部に位置合わせすることができる。即ち、前記ニードルガイドを前記深さ方向に直線移動させるだけで前記位置合わせを行うことができる。その際、前記ニードルガイドに保持されている針の姿勢すなわち角度は、特許文献1とは違って変化しない。即ち、前記針は同じ角度の状態で前記距離Lの方向へ直線移動する。
従って、本態様によれば、穿刺する対象部によっては適正な角度で穿刺することが求められる場合においても、予めニードルガイドに保持される針の角度を前記適正な角度に設定するようにするだけで、容易に対応することができる。
また、本態様によれば、従来の角度位置検出器のようなセンシング機器を必要とせず、構造を単純化することができる。更に、前記針は同じ姿勢の状態で前記距離Lの方向へ直線移動するので、当該穿刺装置の皮膚表面と平行な面内における専有面積が変動しない。従って、使い勝手が良いと言える。
【0008】
本発明の第2の態様に係る穿刺装置は、第1の態様において、前記モニタは前記超音波プローブに固定されている。更に、前記モニタの表示画面には前記ニードルガイドの前記移動に対応して同方向に移動する透明カバーが設けられ、前記ターゲット指針部は、前記透明カバーに付されている。更に、前記ターゲット指針部と前記表示画面上の前記陰影とは、前記ターゲット指針部が前記表示画面上の前記陰影に向かって移動することで前記重なる状態になるよう構成され、前記重なる状態は、前記透明カバーを介して視認可能であることを特徴とする。
ここで、「透明カバー」における「透明」は、本願明細書では、該透明カバーの後方にある前記モニタ上の前記陰影を視認することが可能であるという条件を満たす範囲の透明度であればよい。
【0009】
本態様によれば、前記超音波プローブに固定されている前記モニタの表示画面には前記ニードルガイドの前記移動に対応して同方向に移動する透明カバーが設けられ、前記ターゲット指針部は前記透明カバーに付されて一体化されている。そして、前記透明カバーと一体の前記ターゲット指針部を前記表示画面上の前記陰影に向かって移動させると該ターゲット指針部が前記表示画面上の前記陰影の位置と「重なる状態」になるように構成されている。
従って、前記「重なる状態」を、前記ニードルガイドの前記移動に対応して同方向に移動する前記透明カバーの移動によって簡単に実現することができる。言い換えると、前記「重なる状態」を、前記透明カバーを用いた簡単な機械的な構造によって実現することができる。
また、前記表示画面上の前記陰影が前記透明カバーを介して視認できるので、前記「重なる状態」を簡単に確認することができる。
【0010】
本発明の第3の態様に係る穿刺装置は、第1の態様において、前記モニタは、前記超音波プローブに固定されており、前記ターゲット指針部は、前記ニードルガイドと一体に移動するように構成され、前記ターゲット指針部と前記表示画面上の前記陰影とは、前記ターゲット指針部が前記表示画面上の前記陰影に向かって移動することで前記重なる状態になることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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