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公開番号2022163253
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-10-26
出願番号2021068069
出願日2021-04-14
発明の名称光学フィルム
出願人株式会社カネカ
代理人
主分類C08L 79/08 20060101AFI20221019BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】優れた耐候性のほかに、優れた機械特性を併せ持つ光学フィルムを提供することである。
【解決手段】ポリイミド樹脂100重量部に対し、紫外線吸収剤が0.5~3部含まれる光学フィルムであって、ポリイミド樹脂が、塩化メチレンに可溶であり、ポリイミド樹脂のSP値が、88.6~9.9であり、紫外線吸収剤のSP値が7.3~9.7であり、ポリイミド樹脂のSP値と紫外線吸収剤のSP値の差が、2.0未満であることを特徴とする光学フィルム。(但し、ポリイミド樹脂のSP値は各モノマーの蒸発エンタルピーにより求めたSP値に組成比率を掛けて加算した値であり、紫外線吸収剤のSP値は蒸発エンタルピーにより求めた値である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリイミド樹脂100重量部に対し、紫外線吸収剤が0.5~3部含まれる光学フィルムであって、ポリイミド樹脂が、塩化メチレンに可溶であり、ポリイミド樹脂のSP値が、8.6~9.9であり、紫外線吸収剤のSP値が7.3~9.7であり、ポリイミド樹脂のSP値と紫外線吸収剤のSP値の差が、2.0未満であることを特徴とする光学フィルム。(但し、ポリイミド樹脂のSP値は各モノマーの蒸発エンタルピーにより求めたSP値に組成比率を掛けて加算した値であり、紫外線吸収剤のSP値は蒸発エンタルピーにより求めた値である。)
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記ポリイミド樹脂はジアミン由来構造と酸二無水物由来構造とを有するポリイミド樹脂であり、前記ポリイミド樹脂を構成する酸二無水物の少なくとも1つ以上、ジアミンの少なくとも1つ以上が、下記群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。(但し、酸二無水物の群は、1,2,3,4-シクロブタンテトラカルボン酸二無水物(CBDA)、2,2-ビス(4-(3,4-ジカルボキシフェノキシ)フェニル)プロパン二無水物(BPADA)、3,3’,4,4’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(s-BPDA)、2,3,3‘,4’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(a-BPDA),4,4’-オキシジフタル酸二無水物(ODPA)、2,2-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン酸二無水物(6FDA)、9,9-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)フルオレン二酸無水物、1,2,4,5-シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物(H-PMDA)、ジシクロヘキシル-3,4,3’,4’-テトラカルボン酸二無水物(H-BPDA)、式(1)で表される酸二無水物であり、またジアミンの群は、2,2’-ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2,2’-ジメチルベンジジン、イソホロンジアミン、3,3’-ジアミノジフェニルスルホン、4,4’-ジアミノジフェニルスルホン、9,9-ビス(4-アミノフェニル)フルオレン、3,3’-ジアミノジフェニルエーテル、3,4’-ジアミノジフェニルエーテル、4,4’-ジアミノジフェニルエーテル、2,2-ビス(4-(4-アミノフェノキシ)フェニル)プロパンである。式(1)中のnは1または2であり、R

~R

は各々水素原子、炭素原子数1~20のアルキル基またはフルオロアルキル基であり、必ず一つは炭素原子数1~20のアルキル基またはフルオロアルキル基である。)
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【請求項3】
前記ポリイミド樹脂は、前記ジアミンとして、ジアミン全量100モル%に対して、フルオロアルキル置換ベンジジンを40モル%以上100モル%以下含み、
前記酸二無水物として、酸二無水物全量100モル%に対して、式(1)で表されるエステル構造を有する酸二無水物を10モル%以上65モル%以下含む構造を有することを特徴とする請求項1または2に記載の光学フィルム。(但し、式(1)中のnは1または2であり、R

~R

は各々水素原子、炭素原子数1~20のアルキル基またはフルオロアルキル基であり、必ず一つは炭素原子数1~20のアルキル基またはフルオロアルキル基である。)
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【請求項4】
ポリイミド樹脂100重量部に対し、紫外線吸収剤が0.5~3部含まれる光学フィルム(フィルム1)の弾性率と、前記ポリイミド樹脂100重量部に対し、紫外線吸収剤が0部の場合のフィルム(フィルム2)の弾性率の関係を ([フィルム(フィルム1)の弾性率]/ [フィルム(フィルム2)の弾性率])で表した場合、1.02~1.10であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の光学フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学フィルムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、エレクトロニクスデバイスの急速な進歩に伴い、デバイスの薄型化や軽量化、更にはフレキシブル化が要求されている。特に、高い耐熱性や、高温での寸法安定性、高機械強度が求められる用途では、基板やカバーウィンドウ等に用いられているガラスの代替材料としてポリイミドフィルムの適用が検討されている。特にフォルダブルディスプレイ用のカバーガラス代替材料として、優れた透明性、すなわちヘイズ・黄色度が低いことのほかに、高い機械強度、すなわち弾性率・降伏応力が高いことを併せ持つ透明ポリイミドフィルムが求められている。(特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-21022
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら特許文献1のようなポリイミド樹脂により得られた透明性の高い透明ポリイミドフィルムはポリマー鎖間の相互作用が弱く、弾性率や降伏応力などの機械強度が低くなるという課題や、耐候性に弱く、紫外線を照射すると黄変するという課題がある。
【0005】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、優れた耐候性のほかに、優れた機械特性を併せ持つ光学フィルムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、鋭意検討の結果、下記に示す光学フィルムにより上記課題を解決できることを見出した。本件発明は以下の構成をなす。
【0007】
1).ポリイミド樹脂100重量部に対し、紫外線吸収剤が0.5~3部含まれる光学フィルムであって、ポリイミド樹脂が、塩化メチレンに可溶であり、ポリイミド樹脂のSP値が、8.6~9.9であり、紫外線吸収剤のSP値が7.3~9.7であり、ポリイミド樹脂のSP値と紫外線吸収剤のSP値の差が、2.0未満であることを特徴とする光学フィルム。(但し、ポリイミド樹脂のSP値は各モノマーの蒸発エンタルピーにより求めたSP値に組成比率を掛けて加算した値であり、紫外線吸収剤のSP値は蒸発エンタルピーにより求めた値である。)
【0008】
2).前記ポリイミド樹脂はジアミン由来構造と酸二無水物由来構造とを有するポリイミド樹脂であり、前記ポリイミド樹脂を構成する酸二無水物の少なくとも1つ以上、ジアミンの少なくとも1つ以上が、下記群から選択されることを特徴とする1)に記載の光学フィルム。(但し、酸二無水物の群は、1,2,3,4-シクロブタンテトラカルボン酸二無水物(CBDA)、2,2-ビス(4-(3,4-ジカルボキシフェノキシ)フェニル)プロパン二無水物(BPADA)、3,3’,4,4’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(s-BPDA)、2,3,3’,4’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(a-BPDA),4,4’-オキシジフタル酸二無水物(ODPA)、2,2-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン酸二無水物(6FDA)、9,9-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)フルオレン二酸無水物、1,2,4,5-シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物(H-PMDA)、ジシクロヘキシル-3,4,3’,4’-テトラカルボン酸二無水物(H-BPDA)、式(1)で表される酸二無水物であり、またジアミンの群は、2,2’-ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2,2’-ジメチルベンジジン、イソホロンジアミン、3,3’-ジアミノジフェニルスルホン、4,4’-ジアミノジフェニルスルホン、9,9-ビス(4-アミノフェニル)フルオレン、3,3’-ジアミノジフェニルエーテル、3,4’-ジアミノジフェニルエーテル、4,4’-ジアミノジフェニルエーテル、2,2-ビス(4-(4-アミノフェノキシ)フェニル)プロパンである。式(1)中のnは1または2であり、R

~R

は各々水素原子、炭素原子数1~20のアルキル基またはフルオロアルキル基であり、必ず一つは炭素原子数1~20のアルキル基またはフルオロアルキル基である。)
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【0009】
3).前記ポリイミド樹脂は、前記ジアミンとして、ジアミン全量100モル%に対して、フルオロアルキル置換ベンジジンを40モル%以上100モル%以下含み、
前記酸二無水物として、酸二無水物全量100モル%に対して、式(1)で表されるエステル構造を有する酸二無水物を10モル%以上65モル%以下含む構造を有することを特徴とする1)または2)に記載の光学フィルム。(但し、式(1)中のnは1または2であり、R

~R

は各々水素原子、炭素原子数1~20のアルキル基またはフルオロアルキル基であり、必ず一つは炭素原子数1~20のアルキル基またはフルオロアルキル基である。)
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【0010】
4)ポリイミド樹脂100重量部に対し、紫外線吸収剤が0.5~3部含まれる光学フィルム(フィルム1)の弾性率と、前記ポリイミド樹脂100重量部に対し、紫外線吸収剤が0部の場合のフィルム(フィルム2)の弾性率の関係を ([フィルム(フィルム1)の弾性率]/ [フィルム(フィルム2)の弾性率])で表した場合、1.02~1.10であることを特徴とする1)~3)のいずれかに記載の光学フィルム。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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