TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
公開番号2022150360
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-10-07
出願番号2021052933
出願日2021-03-26
発明の名称プリプレグの製造方法
出願人三菱ケミカル株式会社
代理人
主分類C08J 5/24 20060101AFI20220929BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】強化繊維基材にマトリクス樹脂組成物をボイドなく含浸でき、成形などの取り扱い作業時にはタック性およびドレープ性に優れるプリプレグの製造方法を提供する。
【解決手段】
下記[A]成分及び[C]成分を含むマトリクス樹脂と強化繊維基材とからなるプリプレグの製造方法であって、下記[B]成分を添加する添加工程を含む、プリプレグの製造方法。
[A]式(1)で表される構造を含むエポキシ樹脂
[B][A]における式(1)で表される構造と同一の構造を有する結晶
[C]硬化剤
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記[A]成分及び[C]成分を含むマトリクス樹脂と強化繊維基材とからなるプリプレグの製造方法であって、下記[B]成分を添加する添加工程を含む、プリプレグの製造方法。
[A]下記式(1)で表される構造を含むエポキシ樹脂
[B][A]における式(1)で表される構造と同一の構造を有する結晶
[C]硬化剤
TIFF
2022150360000006.tif
15
82
…(1)
(式(1)中、XはC(CH



、C(CH

)(CH

CH

)、(C=CCl

)、CHCH

、CH

、SO

、S、C



、またはOを表す。)
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記添加工程が、前記[A]~[C]成分を混合してマトリクス樹脂組成物を得る工程である、請求項1に記載のプリプレグの製造方法。
【請求項3】
[B]成分の融点以下の温度でマトリクス樹脂組成物を強化繊維基材に含浸する、請求項2に記載のプリプレグの製造方法。
【請求項4】
50℃以下で含浸する、請求項3に記載のプリプレグの製造方法。
【請求項5】
[A]成分として前記式(1)で表される構造を含む25℃で液状であるエポキシ樹脂を混合する、請求項2~4のいずれか1項に記載のプリプレグの製造方法。
【請求項6】
前記添加工程が、前記[A]成分及び[C]成分を含むマトリクス樹脂組成物を強化繊維基材に含浸したプリプレグ表面に[B]成分を付着させる工程である、請求項1に記載のプリプレグの製造方法。
【請求項7】
[A]成分として前記式(1)で表される構造式を有する25℃で液状であるエポキシ樹脂を混合して樹脂組成物を得る、請求項6に記載のプリプレグの製造方法。
【請求項8】
前記式(1)中、XがC(CH



である、請求項1~7のいずれか1項に記載のプリプレグの製造方法。
【請求項9】
前記[A]成分中、エポキシ樹脂全体に対して、前記式(1)で表される構造を70質量%以上含む、請求項1~8のいずれか1項に記載のプリプレグの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリプレグの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
炭素繊維とマトリックス樹脂とからなる炭素繊維強化複合材料は、その優れた機械特性等から、航空機、自動車、産業用途に幅広く用いられている。近年、その使用実績を積むにしたがって炭素繊維強化複合材料の適用範囲はますます拡がってきている。炭素繊維強化複合材料のマトリックス樹脂には、高温環境にあっても高度の機械特性を発現することが必要とされる。また、炭素繊維強化複合材料の製造に用いられるシートモールディングコンパウンド(以下、SMCとも称する)やUDプリプレグなどのプリプレグのマトリックス樹脂には、成形性に優れることが必要とされる。マトリックス樹脂としては、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ビスマレイミド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂が用いられている。このうち、エポキシ樹脂組成物は、成形性および硬化後の耐熱性に優れており、エポキシ樹脂組成物を用いた炭素繊維強化複合材料が高度の機械特性を発揮できることが知られている。
【0003】
プリプレグを成形して炭素繊維強化複合材料を製造する方法としては、オートクレーブ成形法、フィラメントワインド成形法、樹脂注入成形法、真空樹脂注入成形法、プレス成形法等がある。このうち、プレス成形法は、生産性が高く、優れた意匠面を有する炭素繊維強化複合材料が得られやすいことから需要が高まっている。プレス成形時のプリプレグの取り扱い作業を容易にするため、例えば、特許文献1では、SMCのマトリックス樹脂を適度に増粘することによって、タック性(粘着性)およびドレープ性(柔軟性)を調整する技術が開示されている。特許文献2では、エポキシ樹脂、潜在性硬化剤、重合性不飽和基を有する樹脂、重合開始剤を含有する含浸用樹脂組成物がプリプレグの表面のタック調整を可能にすることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平4-88011号公報
特開平2-286722号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、繊維目付が大きく厚い強化繊維基材に対しても、常温ないし僅かに加温する程度の低粘度化により速やかにボイドなくマトリクス樹脂組成物を含浸でき、成形などの取り扱い作業時にはタック性およびドレープ性に優れるプリプレグの製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は以下の形態を有する。
[1]下記[A]成分及び[C]成分を含むマトリクス樹脂と強化繊維基材とからなるプリプレグの製造方法であって、下記[B]成分を添加する添加工程を含む、プリプレグの製造方法。
[A]下記式(1)で表される構造を含むエポキシ樹脂
[B][A]における式(1)で表される構造と同一の構造を有する結晶
[C]硬化剤
【0007】
TIFF
2022150360000001.tif
15
82
…(1)
(式(1)中、XはC(CH



、C(CH

)(CH

CH

)、(C=CCl

)、CHCH

、CH

、SO

、S、C



、またはOを表す。)
[2]前記添加工程が、前記[A]~[C]成分を混合してマトリクス樹脂組成物を得る工程である、[1]に記載のプリプレグの製造方法。
[3][B]成分の融点以下の温度でマトリクス樹脂組成物を強化繊維基材に含浸する、[2]に記載のプリプレグの製造方法。
[4]50℃以下で含浸する、[3]に記載のプリプレグの製造方法。
[5][A]成分として前記式(1)で表される構造を含む25℃で液状であるエポキシ樹脂を混合する、[2]~[4]のいずれかに記載のプリプレグの製造方法。
[6]前記添加工程が、前記[A]成分及び[C]成分を含むマトリクス樹脂組成物を強化繊維基材に含浸したプリプレグ表面に[B]成分を付着させる工程である、[1]に記載のプリプレグの製造方法。
[7][A]成分として前記式(1)で表される構造式を有する25℃で液状であるエポキシ樹脂を混合して樹脂組成物を得る、[6]に記載のプリプレグの製造方法。
[8]前記式(1)中、XがC(CH



である、[1]~[7]のいずれかに記載のプリプレグの製造方法。
[9]前記[A]成分中、エポキシ樹脂全体に対して、前記式(1)で表される構造を70質量%以上含む、[1]~[8]のいずれかに記載のプリプレグの製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、強化繊維基材にマトリクス樹脂組成物を含浸する製造時には含浸に適する樹脂粘度まで低下させることができ、成形などの取り扱い作業時には室温においてタック性およびドレープ性に優れるように樹脂粘度を高くすることができる。また、化学反応を用いない(Bステージ化しない)で粘度を高くできることで、反応性の高い硬化剤を用いた場合であっても硬化剤を不活性の状態で保持することができ、貯蔵安定性に優れるプリプレグドを得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】
[プリプレグの製造方法]
プリプレグは、下記[A]成分及び[C]成分を含むマトリクス樹脂と強化繊維基材とからなる。プリプレグの製造方法の一形態は、下記[B]成分を添加する添加工程を含む。
[A]下記式(1)で表される構造を含むエポキシ樹脂
[B][A]における式(1)で表される構造と同一の構造を有する結晶
[C]硬化剤
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ユニチカ株式会社
筐体
12日前
東レ株式会社
多孔質フィルム
12日前
JNC株式会社
シリコーン樹脂組成物
12日前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
7日前
旭化成株式会社
板状成形品
12日前
日本ポリプロ株式会社
ポリプロピレン樹脂組成物
5日前
ユニチカ株式会社
ポリアミド樹脂組成物及びその製造法
6日前
旭化成株式会社
樹脂組成物
6日前
東レ株式会社
二軸配向ポリエステルフィルム、および積層体
7日前
旭化成株式会社
ポリアセタール樹脂組成物
5日前
日本製紙株式会社
イオン複合体
12日前
ダイキン工業株式会社
含フッ素ポリマーの製造方法
11日前
富士フイルム株式会社
液晶ポリマーフィルム、積層体
12日前
日本化薬株式会社
硬化性樹脂組成物、プリプレグおよびその硬化物
7日前
旭化成株式会社
ポリオキシメチレンの製造方法
6日前
日本化薬株式会社
硬化性樹脂組成物、プリプレグおよびその硬化物
7日前
旭化成株式会社
硬化性樹脂組成物
12日前
旭化成株式会社
硬化性樹脂組成物
12日前
旭化成株式会社
エチレン重合体、及び繊維
今日
東邦化成株式会社
液状組成物、塗料、ならびに塗装構造物
5日前
三菱ケミカル株式会社
ポリエステルフィルム
7日前
東亞合成株式会社
酸化セルロース、ナノセルロース及びそれらの分散液
12日前
住友ベークライト株式会社
ポリマー、ワニスおよび接着剤組成物
5日前
東ソー株式会社
組成物及びそれを用いた2液型接着剤
5日前
旭化成株式会社
発泡ビーズ及び発泡ビーズの製造方法
7日前
大日精化工業株式会社
キトサン誘導体の製造方法
5日前
住友ゴム工業株式会社
ゴム組成物及びタイヤ
12日前
長瀬産業株式会社
熱可塑性ポリマー造粒物およびその製造方法
6日前
住友ゴム工業株式会社
ゴム組成物及びタイヤ
今日
三井化学株式会社
伝動ベルト用組成物
今日
長瀬産業株式会社
樹脂成形体
12日前
日立金属株式会社
樹脂組成物および絶縁電線
6日前
花王株式会社
開粒度混合物用アスファルト改質剤
12日前
住友ベークライト株式会社
水性エマルジョン型樹脂組成物および接着剤
12日前
株式会社ENEOSマテリアル
熱可塑性エラストマー組成物
12日前
東レ株式会社
樹脂膜、その製造方法、樹脂組成物およびディスプレイの製造方法
7日前
続きを見る