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公開番号2022141333
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-09-29
出願番号2021041577
出願日2021-03-15
発明の名称蓄電素子
出願人株式会社GSユアサ
代理人個人
主分類H01M 10/04 20060101AFI20220921BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】小型化または高容量化を図ることができる蓄電素子を提供する。
【解決手段】第一電極体600と第二電極体700とを備える蓄電素子10であって、第一電極体600の外面かつ第一電極体600及び第二電極体700の間を含む位置に配置される1以上の第一シート部材810と、第二電極体700の外面かつ第一電極体600及び第二電極体700の間を含む位置に配置される1以上の第二シート部材820、または、第一電極体600及び第二電極体700に亘って第一電極体600及び第二電極体700の外面に配置される1以上の第三シート部材830と、を備え、少なくとも1つの第一シート部材810は、第一電極体600及び第二電極体700の間において、全ての第二シート部材820と重ならない位置、または、第一電極体600の第二電極体700とは反対側の面において、全ての第三シート部材830と重ならない位置に配置される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
第一電極体と第二電極体とを備える蓄電素子であって、
前記第一電極体の外面かつ前記第一電極体及び前記第二電極体の間を含む位置に配置される1以上の第一シート部材と、
前記第二電極体の外面かつ前記第一電極体及び前記第二電極体の間を含む位置に配置される1以上の第二シート部材、または、前記第一電極体及び前記第二電極体に亘って前記第一電極体及び前記第二電極体の外面に配置される1以上の第三シート部材と、を備え、
少なくとも1つの前記第一シート部材は、前記第一電極体及び前記第二電極体の間において、全ての前記第二シート部材と重ならない位置、または、前記第一電極体の前記第二電極体とは反対側の面において、全ての前記第三シート部材と重ならない位置に配置される
蓄電素子。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記蓄電素子は、前記1以上の第二シート部材を備え、
全ての前記第一シート部材は、前記第一電極体及び前記第二電極体の間において、全ての前記第二シート部材と重ならない位置に配置される
請求項1に記載の蓄電素子。
【請求項3】
前記蓄電素子は、前記1以上の第三シート部材を備え、
全ての前記第一シート部材は、前記第一電極体の前記第二電極体とは反対側の面において、全ての前記第三シート部材と重ならない位置に配置される
請求項1または2に記載の蓄電素子。
【請求項4】
前記蓄電素子は、前記1以上の第二シート部材及び前記1以上の第三シート部材を備え、
少なくとも1つの前記第二シート部材は、前記第二電極体の前記第一電極体とは反対側の面において、全ての前記第三シート部材と重ならない位置に配置される
請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電素子。
【請求項5】
全ての前記第二シート部材は、前記第二電極体の前記第一電極体とは反対側の面において、全ての前記第三シート部材と重ならない位置に配置される
請求項4に記載の蓄電素子。
【請求項6】
前記蓄電素子は、前記1以上の第三シート部材を備え、
少なくとも1つの前記第三シート部材は、前記第一電極体及び前記第二電極体のうちの、全ての前記第一シート部材とは異なる側の面に配置される
請求項1~5のいずれか1項に記載の蓄電素子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外面にシート部材が配置された電極体を備える蓄電素子に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電極体を備える蓄電素子において、電極体の外面にシート部材が配置された構成が知られている。例えば、特許文献1には、蓄電素子で使用される電極積層体(電極体)が、電極を複数積層した略直方体の形状を有し、上面から下面まで積層方向に沿って固定部材(シート部材)によって固定された構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-80324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の蓄電素子では、小型化または高容量化を図ることができない場合がある。つまり、蓄電素子が複数の電極体を備え、当該複数の電極体に対して複数のシート部材が配置される場合、当該複数のシート部材が重なることで、シート部材も含めた電極体の大きさが大きくなってしまい、蓄電素子の大型化または容量低下を招くおそれがある。このような場合、蓄電素子の小型化または高容量化を図ることができない。
【0005】
本発明は、本願発明者が上記課題に新たに着目することによってなされたものであり、小型化または高容量化を図ることができる蓄電素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る蓄電素子は、第一電極体と第二電極体とを備える蓄電素子であって、前記第一電極体の外面かつ前記第一電極体及び前記第二電極体の間を含む位置に配置される1以上の第一シート部材と、前記第二電極体の外面かつ前記第一電極体及び前記第二電極体の間を含む位置に配置される1以上の第二シート部材、または、前記第一電極体及び前記第二電極体に亘って前記第一電極体及び前記第二電極体の外面に配置される1以上の第三シート部材と、を備え、少なくとも1つの前記第一シート部材は、前記第一電極体及び前記第二電極体の間において、全ての前記第二シート部材と重ならない位置、または、前記第一電極体の前記第二電極体とは反対側の面において、全ての前記第三シート部材と重ならない位置に配置される。
【0007】
これによれば、蓄電素子において、少なくとも1つの第一シート部材は、第一電極体の外面にあって、第一電極体及び第二電極体の間において、全ての第二シート部材と重ならない位置、または、第一電極体の第二電極体とは反対側の面において、全ての第三シート部材と重ならない位置に配置される。このように、第一電極体及び第二電極体の一方または双方の外面に、第一シート部材と第二シート部材または第三シート部材とが配置される場合、少なくとも1つの第一シート部材を、全ての第二シート部材または全ての第三シート部材と重ならない位置に配置する。これにより、第一シート部材と第二シート部材または第三シート部材との重なりを抑制できる。したがって、シート部材も含めた電極体の大きさが大きくなるのを抑制でき、蓄電素子の小型化または高容量化を図ることができる。
【0008】
前記蓄電素子は、前記1以上の第二シート部材を備え、全ての前記第一シート部材は、前記第一電極体及び前記第二電極体の間において、全ての前記第二シート部材と重ならない位置に配置されることにしてもよい。
【0009】
これによれば、蓄電素子が第二シート部材を備える構成において、全ての第一シート部材を、全ての第二シート部材と重ならない位置に配置することで、第一シート部材及び第二シート部材の重なりをさらに抑制できる。したがって、シート部材も含めた電極体の大きさが大きくなるのをさらに抑制でき、蓄電素子の小型化または高容量化を図ることができる。
【0010】
前記蓄電素子は、前記1以上の第三シート部材を備え、全ての前記第一シート部材は、前記第一電極体の前記第二電極体とは反対側の面において、全ての前記第三シート部材と重ならない位置に配置されることにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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