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公開番号2022139936
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-09-26
出願番号2021040525
出願日2021-03-12
発明の名称トナー
出願人キヤノン株式会社
代理人特許業務法人秀和特許事務所
主分類G03G 9/097 20060101AFI20220915BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】低温定着性に優れ、印刷画像の経時でのグロス変化を抑えるトナー。
【解決手段】結着樹脂、結晶性材料A及び結晶性材料Bを含有するトナー粒子を有するトナーであって、該結着樹脂は、該結着樹脂の質量を基準として、樹脂Mを70質量%以上含有し、該結晶性材料Aの融点が、50.0℃以上100.0℃以下であり、該樹脂Mと該結晶性材料AとのSP値差の絶対値をΔSPAMとし、該樹脂Mと該結晶性材料BとのSP値差の絶対値をΔSPBMとし、該結晶性材料Aと該結晶性材料BとのSP値差の絶対値をΔSPABとし、該結晶性材料Aのピーク分子量MpをMpAとし、該結晶性材料Bのピーク分子量MpをMpBとしたとき、下記式(1)~(3)を満たすトナー。
50≦MpB×ΔSPBM2-MpA×ΔSPAM2≦450 ・・・(1)
MpA×ΔSPAM2≦800 ・・・(2)
ΔSPAB≦0.26 ・・・(3)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
結着樹脂、結晶性材料A及び結晶性材料Bを含有するトナー粒子を有するトナーであって、
該結着樹脂は、該結着樹脂の質量を基準として、樹脂Mを70質量%以上含有し、
該結晶性材料Aの融点が、50.0℃以上100.0℃以下であり、
該樹脂Mと該結晶性材料AとのSP値差の絶対値をΔSPAMとし、
該樹脂Mと該結晶性材料BとのSP値差の絶対値をΔSPBMとし、
該結晶性材料Aと該結晶性材料BとのSP値差の絶対値をΔSPABとし、
該結晶性材料Aのピーク分子量MpをMpAとし、該結晶性材料Bのピーク分子量MpをMpBとしたとき、
下記式(1)~(3)を満たすことを特徴とするトナー。
50≦MpB×ΔSPBM

-MpA×ΔSPAM

≦450 ・・・(1)
MpA×ΔSPAM

≦800 ・・・(2)
ΔSPAB≦0.26 ・・・(3)
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記トナー粒子が、結晶性材料Cを含み、
前記樹脂Mと該結晶性材料CとのSP値差の絶対値をΔSPCMとし、
該結晶性材料Cのピーク分子量をMpCとしたとき、
下記式(4)及び(5)を満たす請求項1に記載のトナー。
0<MpC×ΔSPCM

-MpB×ΔSPBM

・・・(4)
800<MpC×ΔSPCM

・・・(5)
【請求項3】
前記結晶性材料Cが、炭化水素ワックス、四官能エステルワックス及び六官能エステルワックスからなる群から選択される少なくとも一である請求項2に記載のトナー。
【請求項4】
前記結晶性材料Aと前記結晶性材料CとのSP値差の絶対値をΔSPACとし、前記結晶性材料Bと該結晶性材料CとのSP値差の絶対値をΔSPBCとしたとき、下記式(7)を満たす請求項2又は3に記載のトナー。
0 < ΔSPAC-ΔSPBC ・・・(7)
【請求項5】
前記トナー中の前記結晶性材料Aの含有量をXA(質量%)とし、前記トナー中の前記結晶性材料Bの含有量をXB(質量%)としたとき、下記式(8)を満たす請求項1~4のいずれか一項に記載のトナー。
XA-XB>0 ・・・(8)
【請求項6】
前記結晶性材料Bが、炭素数2以上10以下の脂肪族ジカルボン酸と炭素数14以上24以下の脂肪族モノアルコールとの縮合物である請求項1~5のいずれか一項に記載のトナー。
【請求項7】
前記結晶性材料Aが、炭素数2以上10以下の脂肪族ジオールと炭素数14以上24以下の脂肪族モノカルボン酸との縮合物である請求項1~6のいずれか一項に記載のトナー。
【請求項8】
前記トナーが、外添剤として脂肪酸金属塩を含む請求項1~7のいずれか一項に記載のトナー。
【請求項9】
前記樹脂Mが、ビニル系樹脂である請求項1~8のいずれか一項に記載のトナー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子写真法のような画像形成方法に使用されるトナーに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、複合機やプリンターなどの電子写真画像形成装置において、更なる低消費電力化が求められている。電子写真法では、まず、帯電、露光工程により電子写真感光体(像保持体)上に静電潜像を形成する。次いで、トナーを含む現像剤で静電潜像を現像し、転写工程、定着工程を経て可視化された像(定着画像)を得る。上記工程の中で定着工程は比較的エネルギーを多く要する工程であり、低消費電力化の観点では、特に定着装置にかかる熱量の削減が検討されている。トナーにおいては、より少ない熱量での定着が可能な、いわゆる低温定着トナーのニーズが高まっている。
【0003】
特許文献1では、特定構造及び物性を有するエステルワックス及び特定吸熱特性を有するワックスを結着樹脂中又はトナー中に添加している。さらに、トナー粒子の重量平均粒径を特定範囲にすることにより、トナーの低温定着性能及び耐オフセット性能を高めることが提案されている。
【0004】
また、特許文献2では、特定のジエステル化合物を軟化剤として用い、且つ、トナーの軟化温度、流出開始温度、及びガラス転移温度をそれぞれ特定の範囲内に制御している。これにより、低温定着性に優れ、広い温度領域で印字物に高いグロス(光沢感)を与えるトナーを得ることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-133412号公報
国際公開第2013/047296号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献は、得られたトナーを用いて印刷した画像の保存性に関しては言及しておらず、実験結果もない。これらの文献に記載のトナーのように、結晶性の可塑剤をトナーに添加した場合、確かに低温定着性が良化する結果が得られる。結晶性の可塑剤によるこのような可塑効果は、可塑剤の添加量に依存して効果が大きくなる一方で、可塑剤の添加量を増やした場合には、印刷画像の保存性が低下する傾向がある。具体的には、高温環境で放置後の印刷画像において、可塑剤が徐々に結晶化し、画像表面の凹凸形状が変化することで画像グロスが経時で低下するという弊害がみられる。
【0007】
すなわち、これらの文献に記載のトナーを用いた場合にも、低温定着性と印刷画像の保存性の両立の観点では、未だ課題を有していることがわかった。本開示は、低温定着性と印刷画像の保存性を高い次元で両立するトナーを提供する。具体的には、低温定着性に優れ、印刷画像の経時でのグロス変化を抑えるトナーを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、
結着樹脂、結晶性材料A及び結晶性材料Bを含有するトナー粒子を有するトナーであって、
該結着樹脂は、該結着樹脂の質量を基準として、樹脂Mを70質量%以上含有し、
該結晶性材料Aの融点が、50.0℃以上100.0℃以下であり、
該樹脂Mと該結晶性材料AとのSP値差の絶対値をΔSPAMとし、
該樹脂Mと該結晶性材料BとのSP値差の絶対値をΔSPBMとし、
該結晶性材料Aと該結晶性材料BとのSP値差の絶対値をΔSPABとし、
該結晶性材料Aのピーク分子量MpをMpAとし、該結晶性材料Bのピーク分子量MpをMpBとしたとき、
下記式(1)~(3)を満たすトナーに関する。
50≦MpB×ΔSPBM

-MpA×ΔSPAM

≦450 ・・・(1)
MpA×ΔSPAM

≦800 ・・・(2)
ΔSPAB≦0.26 ・・・(3)
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、低温定着性に優れ、印刷画像の経時でのグロス変化を抑えるトナーを得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示において、数値範囲を表す「XX以上YY以下」や「XX~YY」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限は任意に組み合わせることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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