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公開番号2022137329
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-09-22
出願番号2021036805
出願日2021-03-09
発明の名称トナー
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 9/087 20060101AFI20220914BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】優れた現像性、低温定着性、および耐擦過性を有するトナーを提供すること。
【解決手段】
結着樹脂および炭化水素系ワックスを含有するトナー粒子を有するトナーであって、
該結着樹脂は、結晶性樹脂を含有し、
該結晶性樹脂は、重量平均分子量が20万以上100万以下であり、第一のモノマーユニット、および第一のモノマーユニットとは異なる第二のモノマーユニットを有し、
該結晶性樹脂中の該第一のモノマーユニットの割合は、該結晶性樹脂の全モノマーユニットの総質量に対して、20.0質量%以上70.0質量%以下であり、
該結晶性樹脂中の該第二のモノマーユニットの割合は、該結晶性樹脂の全モノマーユニットの総質量に対して、20.0質量%以上70.0質量%以下であり、
該炭化水素系ワックスは、酸価が5mgKOH/g以上50mgKOH/g以下である、
ことを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
結着樹脂および炭化水素系ワックスを含有するトナー粒子を有するトナーであって、
該結着樹脂は、結晶性樹脂を含有し、
該結晶性樹脂は、
重量平均分子量が20万以上100万以下であり、
(i)下記式(1)で表される第一のモノマーユニット、および
(ii)第一のモノマーユニットとは異なる下記式(2)または(3)で表される第二のモノマーユニット
を有し、
該結晶性樹脂中の該第一のモノマーユニットの割合は、該結晶性樹脂の全モノマーユニットの総質量に対して、20.0質量%以上70.0質量%以下であり、
該結晶性樹脂中の該第二のモノマーユニットの割合は、該結晶性樹脂の全モノマーユニットの総質量に対して、20.0質量%以上70.0質量%以下であり、
該炭化水素系ワックスは、酸価が5mgKOH/g以上50mgKOH/g以下である、
ことを特徴とするトナー。
TIFF
2022137329000015.tif
54
157
(式(1)中、

Z1
は、水素原子又はメチル基を表し、R
1
は、炭素数18以上36以下のアルキル基を表す。)
TIFF
2022137329000016.tif
54
157
(式(2)中、
Xは単結合又は炭素数1以上6以下のアルキレン基を示し、

3
は、
-C≡N、
-C(=O)NHR
10
(R
10
は水素原子、又は炭素数1以上4以下のアルキル基を表す。)、
ヒドロキシ基、
-COOR
31
(R
31
は炭素数1以上6以下のアルキル基、炭素数1以上6以下のヒドロキシアルキル基、又は水素原子を表す。)、
-NH-C(=O)-N(R
33

2
(R
33
はそれぞれ独立して、水素原子又は炭素数1以上6以下のアルキル基を表す。)、
-COO(CH
2

2
NHCOOR
34
(R
34
は炭素数1以上4以下のアルキル基を表す。)、又は
-COO(CH
2

2
-NH-C(=O)-N(R
35

2
(R
35
はそれぞれ独立して、水素原子又は炭素数1以上6以下のアルキル基を表す。)
を表し、

4
は、水素原子又はメチル基を表す。)
TIFF
2022137329000017.tif
54
157
(式(3)中、

5
は、炭素数1以上4以下のアルキル基を表し、

6
は、水素原子又はメチル基を表す。)
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記結晶性樹脂は、前記第一のモノマーユニット、および第二のモノマーユニットとは異なる、第三のモノマーユニットを含む請求項1に記載のトナー。
【請求項3】
前記第三のモノマーユニットがスチレンである請求項2に記載のトナー。
【請求項4】
該トナー粒子に含有される該炭化水素系ワックスの含有量が、該結着樹脂100質量部に対して、1.0質量部以上20.0質量部以下である請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトナー。
【請求項5】
該第一のモノマーユニットがベヘニルアクリレートである請求項1乃至4のいずれか1項に記載のトナー。
【請求項6】
前記第二のモノマーユニットがアクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル酸または酢酸ビニルである請求項1乃至5のいずれか1項に記載のトナー。
【請求項7】
前記結着樹脂は、非晶性ポリエステルを含み、
該非晶性ポリエステルは、
(i)軟化点が85℃以上105℃以下であり、
(ii)末端に脂肪族モノカルボン酸および脂肪族モノアルコールからなる群より選ばれた少なくとも一種の脂肪族化合物が縮合している請求項1乃至6のいずれか1項に記載のトナー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式、静電記録方式、静電印刷方式、トナージェット方式等に用いられるトナーに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
複写機およびプリンターが広く普及するに従い、トナーに要求される性能もより高度になってきている。近年、プリントオンデマンド(POD)と呼ばれる製版工程を経ず、直接印刷するデジタル印刷技術が注目されている。POD市場では、これまで以上の高速化、高画質化が期待されている。
高画質化の達成手段の一つとして、トナーの非画像部への飛散を抑制する観点から、電界追従性の高い大粒径のトナーが提案されている。しかし、小粒径トナーに比べ大粒径トナーは、定着時の変形量が小さい。そのため、メディアへの低温定着性が劣り、高速印刷化が難しいといった課題がある。
高速化を実現するために、より低い温度で効率的に定着できる低温定着性に優れたトナーが求められている。低温定着性の向上のために、シャープメルト性を有する材料が提案されている。例えば、特許文献1では、低温定着性に優れた結晶性樹脂をメインバインダーに用いたトナーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-207400号公報
特開2015-059947号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の結晶性樹脂は、分子内に炭化水素系ユニットの側鎖を有する。そのため、分子間の炭化水素ユニット同士が配向しあい、結晶部位を持つことでシャープメルト性を発現する。しかし、結晶性部位では分子鎖同士の絡み合いが少ないため、上記の樹脂を含有したトナーは、硬さや粘り強さが低くなると考える。上記の樹脂を含むトナーが印刷され、その印刷物の表面が摺擦された場合、トナーが裏移りしてしまうといった課題が生じる可能性がある。
摺擦に対するストレスを緩和し、トナーの裏移りを抑制する手段として、画像表面に潤滑性材料を露出する方法が挙げられる。例えば、特許文献2では、画像表面に潤滑性材料を露出させ、画像表面にかかる応力を緩和させることで、裏移りを抑制するトナーを開示している。しかし、画像表面に潤滑性材料を露出させる場合、定着時に定着部材を汚染することがある。
本発明は、上述した課題を鑑みてなされたものである。本発明は、部材汚染することなく、優れた現像性、低温定着性、および耐擦過性を有するトナーを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、結着樹脂および炭化水素系ワックスを含有するトナー粒子を有するトナーであって、
該結着樹脂は、結晶性樹脂を含有し、
該結晶性樹脂は、
重量平均分子量が20万以上100万以下であり、
(i)下記式(1)で表される第一のモノマーユニット、および
(ii)第一のモノマーユニットとは異なる下記式(2)または(3)で表される第二のモノマーユニット
を有し、
該結晶性樹脂中の該第一のモノマーユニットの割合は、該結晶性樹脂の全モノマーユニットの総質量に対して、20.0質量%以上70.0質量%以下であり、
該結晶性樹脂中の該第二のモノマーユニットの割合は、該結晶性樹脂の全モノマーユニットの総質量に対して、20.0質量%以上70.0質量%以下であり、
該炭化水素系ワックスは、酸価が5mgKOH/g以上50mgKOH/g以下である、
ことを特徴とするトナーに関する。
【0006】
TIFF
2022137329000001.tif
54
157
(式(1)中、

Z1
は、水素原子又はメチル基を表し、R
1
は、炭素数18以上36以下のアルキル基を表す。)
【0007】
TIFF
2022137329000002.tif
54
157
(式(2)中、
Xは単結合又は炭素数1以上6以下のアルキレン基を示し、

3
は、
-C≡N、
-C(=O)NHR
10
(R
10
は水素原子、又は炭素数1以上4以下のアルキル基を表す。)、
ヒドロキシ基、
-COOR
31
(R
31
は炭素数1以上6以下のアルキル基、炭素数1以上6以下のヒドロキシアルキル基、又は水素原子を表す。)、
-NH-C(=O)-N(R
33

2
(R
33
はそれぞれ独立して、水素原子又は炭素数1以上6以下のアルキル基を表す。)、
-COO(CH
2

2
NHCOOR
34
(R
34
は炭素数1以上4以下のアルキル基を表す。)、又は
-COO(CH
2

2
-NH-C(=O)-N(R
35

2
(R
35
はそれぞれ独立して、水素原子又は炭素数1以上6以下のアルキル基を表す。)
を表し、

4
は、水素原子又はメチル基を表す。)
【0008】
TIFF
2022137329000003.tif
54
157
(式(3)中、

5
は、炭素数1以上4以下のアルキル基を表し、

6
は、水素原子又はメチル基を表す。)
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、部材汚染することなく、優れた現像性、低温定着性、および耐擦過性を有するトナーを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明において、数値範囲を表す「○○以上××以下」や「○○~××」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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