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公開番号2022132128
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-09-07
出願番号2022012634
出願日2022-01-31
発明の名称水分散型樹脂組成物
出願人東レ株式会社
代理人
主分類C08L 33/16 20060101AFI20220831BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】凍結融解安定性および防汚性を有する水分散型樹脂組成物を提供する。
【解決手段】
重合体粒子、および溶媒から成る水分散型樹脂組成物であり、以下(I)~(II)の特徴を有する水分散型樹脂組成物。
(I)前記重合体粒子がフッ素含有(メタ)アクリル酸エステル単量体(A)由来の構造単位(X)を、単量体100質量%中20質量%超、反応性乳化剤(B)由来の構造単位(Y)を、単量体100質量%中0.1質量%以上10質量%以下、水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステル単量体(C)由来の構造単位(Z)を、単量体100質量%中、2質量%超30質量%以下を含有する。
(II)前記水分散型樹脂組成物中の重合体粒子の濃度が2質量%以上50質量%以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
重合体粒子、および溶媒から成る水分散型樹脂組成物であり、以下(I)~(II)の特徴を有する水分散型樹脂組成物。
(I)前記重合体粒子がフッ素含有(メタ)アクリル酸エステル単量体(A)由来の構造単位(X)を、単量体100質量%中20質量%超、反応性乳化剤(B)由来の構造単位(Y)を、単量体100質量%中0.1質量%以上10質量%以下、水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステル単量体(C)由来の構造単位(Z)を、単量体100質量%中、2質量%超30質量%以下を含有する。
(II)前記水分散型樹脂組成物中の重合体粒子の濃度が2質量%以上50質量%以下である。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記反応性乳化剤(B)が、分子内に末端二重結合を有する、請求項1に記載の水分散型樹脂組成物。
【請求項3】
前記重合体粒子が、さらに1分子あたり2個以上の反応性基を有する単量体(D)由来の構造単位を含有する、請求項1または2に記載の水分散型樹脂組成物。
【請求項4】
重合体粒子、および溶媒から成る水分散型樹脂組成物であり、0℃以下で凍結させた後に融解させたとき、および/または、80℃で7日間静置したときの、前記重合体粒子の体積平均粒子径の変化率が0.8以上、1.2以下である水分散型樹脂組成物。
【請求項5】
重合体粒子の濃度が2質量%以上50質量%以下である前記水分散型樹脂組成物を0℃以下で凍結させた後に融解させたときの、水分散型樹脂組成物の上層30質量%部分の固形分濃度と下層30質量%部分の固形分濃度の差が2質量%以下である、請求項4に記載の水分散型樹脂組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保管安定性の高い水分散型樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
水分散型樹脂組成物は化粧品や洗剤、塗材など様々な用途で利用されている。中でも、フッ素含有重合体粒子を有する水分散型樹脂組成物は、例えば、塗剤として使用した場合に防汚性や耐薬品性に優れた塗膜を形成することができることから、化学工業等で利用されている(例えば特許文献1,2を参照)。一方、分散安定性の高い水分散型樹脂組成物を得る方法としては、安定性向上剤を添加する方法や、単量体成分と共重合可能な乳化剤を使用した乳化重合法などが知られている(例えば特許文献3を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6773922号公報
特許第5569518号公報
特開平1-119335号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
水分散型樹脂組成物は、高温や氷点下など様々な場面で使用されることが想定されるため高い安定性が求められる。しかしながら、従来のフッ素含有重合体粒子を有する水分散型樹脂組成物は、例えば、凍結後や高温保管後に再度室温に戻すと、凝固状態の継続や粘度上昇、凝集物の生成が見られ使用できなくなることが課題である。したがって、本発明は、保管安定性および防汚性を有する水分散型樹脂組成物を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、重合体粒子、および溶媒から成る水分散型樹脂組成物であり、以下(I)~(II)の特徴を有する水分散型樹脂組成物である。
(I)前記重合体粒子がフッ素含有(メタ)アクリル酸エステル単量体(A)由来の構造単位(X)を、単量体100質量%中20質量%超、反応性乳化剤(B)由来の構造単位を、単量体100質量%中0.1以上10質量%以下、水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステル単量体(C)由来の構造単位(Z)を、単量体100質量%中、2質量%超30質量%以下含有する。
(II)前記水分散型樹脂組成物中の重合体粒子の濃度が2質量%以上50質量%以下である。
【発明の効果】
【0006】
本発明の水分散型樹脂組成物は凍結融解後または高温保管後に性質が変化しないことから、従来の水分散型樹脂組成物と比較して低温または高温の環境下でも輸送や保管が可能である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明に係る好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は、下記に記載された実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において実施される各種の変形例も含むものとして理解されるべきである。なお、本明細書における「~(メタ)アクリレート」とは、「~アクリレート」および「~メタクリレート」の双方を包括する概念である。また、本明細書中の「~」は「以上、以下」を意味する。
【0008】
<水分散型樹脂組成物の特性>
本発明の水分散型樹脂組成物は、重合体粒子および溶媒から成り、溶媒中で重合体粒子が分散した状態の分散液である。
【0009】
本発明の水分散型樹脂組成物の溶媒は水であってもよく、水と水以外の溶媒から成る混合溶媒であってもよい。混合溶媒のうち水の含有率は、混合溶媒を100質量%に対して50質量%以上であることが好ましい。水以外の溶媒の含有率は、好ましくは30質量%以下であり、更に好ましくは10質量%以下であり、特に好ましくは5質量%以下である。水以外の溶媒の含有率が前記範囲内であることにより、水分散型樹脂組成物の人体への有害性を低減できる。水以外の溶媒としては、アルコール類、ケトン類、アルカン類、芳香族化合物などが挙げられる。
【0010】
水分散型樹脂組成物中の重合体粒子の濃度の下限は、2質量%以上、好ましくは5質量%以上、更に好ましくは10質量%以上、特に好ましくは20質量%以上である。重合体粒子の濃度が前記下限値以上であることにより、水分散型樹脂組成物を塗工する際の乾燥時間が短縮できる。重合体粒子の濃度の上限は、50質量%以下、好ましくは45質量%以下、更に好ましくは40質量%以下である。重合体粒子の濃度が前記上限値以下であることにより、水分散型樹脂組成物の重合体粒子の融着を抑制でき、凍結融解後または高温保管後も安定的に分散する。
(【0011】以降は省略されています)

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