TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
公開番号2022117972
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-08-12
出願番号2022013597
出願日2022-01-31
発明の名称乳化組成物
出願人花王株式会社
代理人個人,個人
主分類C08L 1/02 20060101AFI20220804BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】砂塵に強い性質(耐砂塵性)などの外部からの応力に対する耐久性に優れる膜や、かかる膜を形成させるための乳化組成物を提供すること。
【解決手段】以下の成分(A)~(D)を含有する乳化組成物:(A)アニオン性基及びヒドロキシ基からなる群より選択される1種以上に修飾基を導入するための化合物が結合してなる疎水変性セルロース繊維;(B)水;(C)25℃1気圧で液体の有機化合物;並びに(D)高分子化合物(ただし、前記修飾基を導入するための化合物を除く。)。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
以下の成分(A)~(D)を含有する乳化組成物。
(A)アニオン性基及びヒドロキシ基からなる群より選択される1種以上に修飾基を導入するための化合物が結合してなる疎水変性セルロース繊維
(B)水
(C)25℃1気圧で液体の有機化合物
(D)高分子化合物(ただし、前記修飾基を導入するための化合物を除く。)
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
成分(A)~(C)の乳化混合物と成分(D)のエマルション又はディスパージョンとを配合してなる、請求項1記載の乳化組成物。
【請求項3】
成分(A)が、アニオン変性セルロース繊維に高分子化合物が結合してなる疎水変性セルロース繊維及びアニオン変性セルロース繊維に炭化水素系化合物が結合してなる疎水変性セルロース繊維からなる群より選択される1種以上の疎水変性セルロース繊維である、請求項1又は2に記載の乳化組成物。
【請求項4】
成分(C)が油剤を含有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の乳化組成物。
【請求項5】
成分(D)が、下記成分(X)及び成分(Y)からなる群より選ばれる1種以上の化合物である、請求項1~4のいずれか1項に記載の乳化組成物。
(X)主鎖に、エステル基、アミド基、ウレタン基、アミノ基、エーテル基及びカーボネート基からなる群より選択される1種以上の基を有する高分子化合物
(Y)側鎖に、エステル基及び/又はアミド基を有するメタクリル系又はアクリル系高分子化合物
【請求項6】
さらに下記成分(E)を含有する、請求項1~5のいずれか1項に記載の乳化組成物。
(E)ポリエーテル変性シリコーン化合物
【請求項7】
成分(A-1)アニオン変性セルロース繊維、
成分(A-2)修飾基を導入するための化合物、
成分(B)水、及び
成分(C)25℃1気圧で液体の有機化合物
を混合して乳化混合物を調製する工程、並びに
調製された乳化混合物と成分(D)高分子化合物(ただし、前記修飾基を導入するための化合物を除く。)のエマルション又はディスパーションとを混合して乳化組成物を調製する工程、を有する、乳化組成物の製造方法。
【請求項8】
請求項1~6のいずれか1項に記載の乳化組成物、又は請求項7に記載の乳化組成物の製造方法で製造される乳化組成物を乾燥して得られる膜。
【請求項9】
請求項1~6のいずれか1項に記載の乳化組成物、又は請求項7に記載の乳化組成物の製造方法で製造される乳化組成物を塗布して乾燥させる工程を有する、膜の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は乳化組成物及びその製造方法に関する。さらに本発明は、かかる乳化組成物が乾燥して形成される膜に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、化粧料や食品等の包装容器等の分野において、容器やトレイ等に接触し得る物体(例えば化粧料や食品そのものといった、容器内に充填されたり膜で包装されたりする対象の物)や汚れ等の流動物の付着を防止する表面膜が開発されてきた。
例えば、特許文献1には、セルロース繊維のアニオン性基及び水酸基から選ばれる1種以上に修飾基が結合されてなる疎水変性セルロース繊維とSP値が10以下の油とを有する膜が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
WO2018/164135
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の膜は滑落性に優れるため、屋外で使用することを想定した場合、屋外の構造物、例えば信号機等に膜を形成させることで雪や汚れの付着を防止し、メンテナンスコストの低下が期待できる。しかしながら、屋外では砂塵や風雨、海に配した際は波や浮遊物等、膜自体を傷つける物体が存在するので、砂塵等の外的因子に強い高耐久性の膜が求められる。
【0005】
従って、本発明の目的は、砂塵に強い性質(耐砂塵性)などの外部からの応力に対する耐久性に優れる膜や、かかる膜を形成させるための乳化組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、下記〔1〕~〔4〕に関する。
〔1〕 以下の成分(A)~(D)を含有する乳化組成物。
(A)アニオン性基及びヒドロキシ基からなる群より選択される1種以上に修飾基を導入するための化合物が結合してなる疎水変性セルロース繊維
(B)水
(C)25℃1気圧で液体の有機化合物
(D)高分子化合物(ただし、前記修飾基を導入するための化合物を除く。)
〔2〕 成分(A-1)アニオン変性セルロース繊維、
成分(A-2)修飾基を導入するための化合物、
成分(B)水、及び
成分(C)25℃1気圧で液体の有機化合物
を混合して乳化混合物を調製する工程、並びに
調製された乳化混合物と成分(D)高分子化合物(ただし、前記修飾基を導入するための化合物を除く。)のエマルション又はディスパーションとを混合して乳化組成物を調製する工程、を有する、乳化組成物の製造方法。
〔3〕 前記〔1〕に記載の乳化組成物、又は前記〔2〕に記載の乳化組成物の製造方法で製造される乳化組成物を乾燥して得られる膜。
〔4〕 請求項〔1〕に記載の乳化組成物、又は前記〔2〕に記載の乳化組成物の製造方法で製造される乳化組成物を塗布して乾燥させる工程を有する、膜の製造方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明によって提供される乳化組成物を用いることによって、耐久性に優れた膜を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明者らが上記課題解決のために鋭意検討した結果、セルロース繊維に特定の構造を有する修飾基を結合させた疎水変性セルロース繊維、水、25℃1気圧で液体の有機化合物、及び高分子化合物を含有する乳化組成物を基板上に塗布し乾燥させることによって、優れた滑液性を有しつつも、耐久性に優れる膜を作製できることを見出し、本発明を完成させた。
【0009】
これは、乳化組成物の調製時に、成分(A)~(C)の乳化混合物と成分(D)特定の高分子化合物をエマルション又はディスパーションの状態で配合することで、(D)成分のエマルション又はディスパーションを成分(A)~(C)の乳化混合物の連続相中に分散させることができるため、形成される膜の硬度を高めると共に、成分(C)のブリード率が低減したためと考えられる。
【0010】
なお、本明細書における耐久性は、実施例に記載の砂塵付着量により評価することができる。膜における砂塵付着量が少ないほど、その膜及び乳化組成物の耐久性が優れていると言うことができる。さらに、本発明の膜は、膜の洗浄性にも優れるため、比較的長期間の使用も可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイート
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

花王株式会社
吸収性物品
1日前
花王株式会社
豆腐用凝固剤
1日前
花王株式会社
エッチング液組成物
4日前
花王株式会社
繊維製品処理剤組成物
今日
花王株式会社
飛翔害虫駆除用組成物
4日前
花王株式会社
飛翔害虫駆除用スプレー
4日前
花王株式会社
酸化珪素膜用研磨液組成物
8日前
花王株式会社
キラルアミノ酸の分離解析方法
今日
花王株式会社
メチル化ポリフェノールの製造方法
4日前
東レ株式会社
多孔質膜
16日前
株式会社クラレ
樹脂組成物
今日
JNC株式会社
重合性化合物
8日前
株式会社カネカ
硬化性組成物
1か月前
株式会社日本触媒
鎖長延長剤
1か月前
JNC株式会社
光硬化性組成物
8日前
東レ株式会社
水分散型樹脂組成物
23日前
株式会社カネカ
重合体の製造方法
1か月前
三菱製紙株式会社
エッチング装置
1か月前
個人
セルロース繊維束の分離方法
1か月前
ユニチカ株式会社
ポリアミドイミド
25日前
ユニチカ株式会社
ポリアミドイミド
2か月前
東レ株式会社
ポリエーテルニトリル
1か月前
株式会社カネカ
熱硬化性樹脂組成物
1か月前
東ソー株式会社
保護膜形成用組成物
2か月前
ユニチカ株式会社
ポリアミドイミド
1か月前
株式会社日本触媒
接着剤用樹脂組成物
1か月前
株式会社日本触媒
カルボン酸系重合体
1日前
サンノプコ株式会社
粘性改良剤
17日前
花王株式会社
乳化組成物
1か月前
株式会社日本触媒
二液型硬化性組成物
16日前
東洋紡株式会社
ポリエステルフィルム
25日前
東ソー株式会社
ブロー成形用樹脂組成物
2か月前
アイカ工業株式会社
ウレタン樹脂組成物
1か月前
三洋化成工業株式会社
ブロックポリマー
25日前
アイカ工業株式会社
光硬化性樹脂組成物
24日前
三洋化成工業株式会社
ブロックポリマー
23日前
続きを見る