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公開番号2022114516
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-08-08
出願番号2021010795
出願日2021-01-27
発明の名称包装用ポリエステルフィルム
出願人東レ株式会社
代理人
主分類C08J 5/18 20060101AFI20220801BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】蒸着加工性に優れ、酸素や水蒸気などに対するガスバリア性能を向上させる包装用ポリエステルフィルムを提供すること。
【解決手段】二軸配向ポリエステルフィルムであって、下記(1)~(3)を満たす包装用ポリエステルフィルム。
(1)長手方向のヤング率が5GPa以上であること。
(2)長手方向の150℃で30分加熱後の熱収縮率が1.5%以上であること。
(3)幅方向の150℃で30分加熱後の熱収収率が0.0~1.0%であること。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
二軸配向ポリエステルフィルムであって、下記(1)~(3)を満たす包装用ポリエステルフィルム。
(1)長手方向(MD)のヤング率が5.0GPa以上であること。
(2)長手方向(MD)の150℃で30分加熱後の熱収縮率が1.5%以上であること。
(3)幅方向(TD)の150℃で30分加熱後の熱収収率が0.0~1.0%であること。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
フィルムの結晶化度が25~40%である請求項1記載の包装用ポリエステルフィルム。
【請求項3】
フィルムの平均結晶粒径(χc)が6.0~8.0nmであり、かつ結晶融解サブピーク温度(Tmeta)が220℃以上である請求項1または2記載の包装用ポリエステルフィルム。
【請求項4】
フィルム全幅において、長手方向に対して時計回り方向を正方向として
+45°方向と-45°方向の150℃で30分加熱後の熱収縮率の絶対値の差(斜め熱収縮率差)が1.0%以下である請求項1~3のいずれかに記載の包装用ポリエステルフィルム。
【請求項5】
フィルムの面配向係数(fn)が0.158~0.168である請求項1~4のいずれかに記載の包装用ポリエステルフィルム。
【請求項6】
フィルムの少なくとも片面の表面粗さ(SRa)が20~40nmである請求項1~5のいずれか記載の包装用ポリエステルフィルム。
【請求項7】
フィルム中のジエチレングリコール量が1.5重量%以下である請求項1~6のいずれかに記載の包装用ポリエステルフィルム。
【請求項8】
フィルム中のカルボキシル末端基量が25~55当量/tである請求項1~7のいずれかに記載の包装用ポリエステルフィルム。
【請求項9】
フィルムの少なくとも片面の表面粗さ(SRa)が20~40nmであり、前記表面粗さ(SRa)が20~40nmであるフィルム表面にアルミニウム、酸化アルミニウム、酸化珪素の中から選ばれる少なくとも1種類を蒸着する用途に用いられる請求項1~8のいずれか記載の包装用ポリエステルフィルム。
【請求項10】
請求項9記載の包装用ポリエステルフィルムの表面粗さ(SRa)が20~40nmであるフィルム表面に、アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化珪素の中から選ばれる少なくとも1種類を蒸着した包装用蒸着フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装用ポリエステルフィルムに関するものである。特に、蒸着加工性に優れ、かつ蒸着した際に酸素や水蒸気などに対するガスバリア性能を向上させる包装用ポリエステルフィルムに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ポリエステルフィルムは、機械的特性、熱的特性、光学特性などに優れた特性を持ち、工業材料、磁気記録材料、光学材料、情報通信材料、包装材料など巾広い分野において使用されている。
【0003】
しかし、ポリエステルフィルム単体では酸素や水蒸気などのガスバリア性に乏しいため、食品や医薬品などの包装用途において、内容物が変質し劣化を生じてしまう問題がある。そのため、包装用途で使用されるポリエステルフィルムには、蒸着やコーティングにより酸素や水蒸気等に対するガスバリア性が付与されている。
【0004】
従来、ポリエステルフィルムにガスバリア性を付与する手段としては、ポリ塩化ビニリデンやエチレンビニルアルコール共重合体などのガスバリア性が良好な樹脂をコーティングする方法や、アルミニウムなどの金属や酸化アルミニウムや酸化珪素などの金属酸化物を蒸着させて薄膜を形成させる方法が利用されている。特に、金属や金属酸化物を蒸着して得られるポリエステルフィルムは、耐熱性やガスバリア性に優れているため、多くの用途で利用されている。
【0005】
近年、様々な食品や菓子類が市場に登場するに従い、品質の長期保存性がより一層重視されるようになってきた。特にスナック菓子や食品等の包装においては、内容物の酸化や湿りを防止し、より長期間に渡って品質を確保するため、これまで以上のガスバリア性が要求されている。さらに、フードロスの問題も深刻となってきている。その要因のひとつとして、食べられる前に賞味期限切れを迎え、廃棄されてしまう食料が多いということが挙げられる。食料品の品質をより長く保ち、賞味期限をさらに伸ばすことができれば、フードロスの問題を解決に導くこととなり、意義のあることである。
【0006】
ポリエステルフィルムの蒸着加工工程は、生産性向上のため、高速化や基材となるフィルムロールの広幅化、長尺化が進められている。特に高速化、ロールの広幅化がなされる場合には、加工時の熱や張力の影響が大きくなるため、均一な蒸着膜を安定して得ることが難しく、部分的に蒸着膜の厚みムラや欠陥部分(亀裂や抜けなど)が生じてしまい、ガスバリア性に優れた蒸着ポリエステルフィルムを得ることが困難である。そのため、基材となるポリエステルフィルムには、蒸着加工工程の広幅高速化に適応できる物性が求められている。一方、得られた蒸着ポリエステルフィルムのガスバリア性能に対しては、基材であるフィルムの物性に大きく依存していることが知られている。
【0007】
特許文献1には、基材であるポリエステルフィルムの複屈折率をマイナスサイド(幅方向の屈折率の方が高い)に規定することが提案されている。また、特許文献2には基材であるポリエステルフィルムの幅方向の熱収縮率の適性範囲を規定することが提案されている。また、特許文献3には、基材であるポリエステルフィルムの面配向係数の適性範囲を規定することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平11-10725号公報
特開2017-65264号公報
特開2007-118476号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、長手方向の配向が低くなることから、広幅高速化で蒸着加工した際の高張力下ではガスバリア性に優れた蒸着ポリエステルフィルムを得ることは困難であった。
【0010】
また、特許文献2に記載の方法では、幅方向の熱収縮率はマイナスサイド(伸びサイド)でも良いとされており、マイナスサイドでは蒸着加工した際の熱により基材フィルムが伸びてしまい、ガスバリア性に優れた蒸着ポリエステルフィルムを得ることは困難であった。
(【0011】以降は省略されています)

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