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公開番号2022114444
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-08-05
出願番号2021212043
出願日2021-12-27
発明の名称二軸配向ポリエステルフィルムロール
出願人東レ株式会社
代理人
主分類C08J 5/18 20060101AFI20220729BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】幅方向の配向角が均一である二軸配向ポリエステルフィルムロールを提供することを課題とする。
【解決手段】二軸配向ポリエステルフィルムを巻き取ってなる二軸配向ポリエステルフィルムロールであって、前記二軸配向ポリエステルフィルムの一方の幅方向端部から他方の幅方向端部に最短距離となる直線を引き、その直線上の端部から100mm間隔の各測定点において配向角を測定し、一方の幅方向端部の測定点から他方の幅方向端部の測定点に向かって隣接する測定点との配向角の差を求めた際、隣接する測定点との配向角の差の標準偏差が0.30°以下である二軸配向ポリエステルフィルムロール。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
二軸配向ポリエステルフィルムを巻き取ってなる二軸配向ポリエステルフィルムロールであって、前記二軸配向ポリエステルフィルムの一方の幅方向端部から他方の幅方向端部に最短距離となる直線を引き、その直線上の端部から100mm間隔の各測定点において配向角を測定し、一方の幅方向端部の測定点から他方の幅方向端部の測定点に向かって隣接する測定点との配向角の差を求めた際、隣接する測定点との配向角の差の標準偏差が0.30°以下である二軸配向ポリエステルフィルムロール。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記各測定点における配向角がいずれの測定点においても15.0°以下である請求項1に記載の二軸配向ポリエステルフィルムロール。
【請求項3】
前記隣接する測定点との配向角の差がいずれも1.0°以下である請求項1または2に記載の二軸配向ポリエステルフィルムロール。
【請求項4】
前記二軸配向ポリエステルフィルムの150℃、30分加熱後のフィルムの長手方向および幅方向の熱収縮率の差の絶対値が1.0%以下である請求項1~3のいずれかに記載の二軸配向ポリエステルフィルムロール。
【請求項5】
前記二軸配向ポリエステルフィルムの150℃、30分加熱後のフィルムの長手方向および幅方向の熱収縮率がいずれも2.5%以下である請求項1~4のいずれかに記載の二軸配向ポリエステルフィルムロール。
【請求項6】
前記二軸配向ポリエステルフィルムの片のび量が0.0mm/10mを超え3.0mm/10m以下である請求項1~5のいずれかに記載の二軸配向ポリエステルフィルムロール。
【請求項7】
前記二軸配向ポリエステルフィルムが光学フィルム製造工程における基材として用いられる請求項1~6のいずれかに記載の二軸配向ポリエステルフィルムロール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二軸配向ポリエステルフィルムを巻き取ってなる二軸配向ポリエステルフィルムロールに関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
携帯電話やパソコン、液晶テレビ等の種々の画面表示装置には、複屈折性を利用した高コントラストな液晶表示装置(LCD)が使用されている。LCD内部には、液晶画面の輝度向上や、コントラスト向上などを目的に、様々な光学フィルムが使用されている。近年、LCDは高精細化が進み、用途も多岐にわたり、視野角の拡大などの光学補償性能の向上が求められている。視野角特性を改善するために、LCDには光学フィルムとして各種の位相差フィルムが用いられている。しかしながら、従来の位相差フィルムを用いた液晶表示装置は、斜め方向で、コントラスト比が低下したり、見る角度に伴って変化する画像の色づきが生じたりして、液晶パネルの画面全体で、表示が不均一となることが問題となっていた。
【0003】
画面表示装置の大画面化にともない、部材やその製造工程で用いられるフィルムにおいては、全幅で均一な配向角を有し、また光学フィルムの加工時における加熱工程でも収縮量が小さいフィルムが提案されている。(特許文献1、特許文献2、特許文献3)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-43693号公報
特開2017-43756号公報
特開2018-162435号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、キズ等の外観欠点の品質要求はますます厳しくなっており、特許文献1、2、3に記載の従来技術では光学フィルムにキズの形状が転写され、品位として十分ではない。また、特許文献1~3に記載のフィルムは、幅方向の配向角の均一性は一定程度高かったが、フィルムの積層構成や生産条件によってはフィルム面内の近接する領域での幅方向の配向角のバラツキが抑制されておらず、得られる二軸配向フィルムに幅方向の特性バラツキが発生し、フィルム加工時の生産性を落とすという課題があった。
【0006】
本発明では、従来技術では達成し得なかった幅方向の配向角が均一である二軸配向ポリエステルフィルムロールを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成をとる。すなわち、
(1)二軸配向ポリエステルフィルムを巻き取ってなる二軸配向ポリエステルフィルムロールであって、前記二軸配向ポリエステルフィルムの一方の幅方向端部から他方の幅方向端部に最短距離となる直線を引き、その直線上の端部から100mm間隔の各測定点において配向角を測定し一方の幅方向端部の測定点から他方の幅方向端部の測定点に向かって隣接する測定点との配向角の差を求めた際、隣接する測定点との配向角の差の標準偏差が0.30°以下である二軸配向ポリエステルフィルムロール。
(2)前記配向角がいずれの測定点においても15.0°以下である(1)に記載の二軸配向ポリエステルフィルムロール。
(3)前記隣接する測定点との配向角の差がいずれの測定点においても1.0°以下である(1)または(2)に記載の二軸配向ポリエステルフィルムロール。
(4)前記二軸配向ポリエステルフィルムの150℃、30分加熱後のフィルムの長手方向および幅方向の熱収縮率の差の絶対値が1.0%以下である(1)~(3)のいずれかに記載の二軸配向ポリエステルフィルムロール。
(5)前記二軸配向ポリエステルフィルムの150℃、30分加熱後のフィルムの長手方向および幅方向の熱収縮率がいずれも2.5%以下である(1)~(4)のいずれかに記載の二軸配向ポリエステルフィルムロール。
(6)前記二軸配向ポリエステルフィルムの片のび量が0.0mm/10mを超え3.0mm/10m以下である(1)~(5)のいずれかに記載の二軸配向ポリエステルフィルムロール。
(7)前記二軸配向ポリエステルフィルムが光学フィルム製造工程における基材として用いられる(1)~(6)のいずれかに記載の二軸配向ポリエステルフィルムロール。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、従来技術では達成し得なかった幅方向の配向角が均一である二軸配向ポリエステルフィルムロールを提供することをすることができる。特に、本発明の二軸配向ポリエステルフィルムロールによるポリエステルフィルムは、位相差フィルム製造時に好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の配向角の測定方法を説明する模式図
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムロール(以下、単にポリエステルフィルムロールと言う場合がある)は、二軸配向ポリエステルフィルム(以下、単にポリエステルフィルムと言う場合がある)を巻き取ってなる。本発明の二軸配向ポリエステルフィルムロールに巻き取られている二軸配向ポリエステルフィルムは、光学フィルム用樹脂組成物を溶解した溶液を、基材の表面に塗布して乾燥して光学フィルム用樹脂組成物と基材との積層体とした後、この積層体を少なくとも一軸方向に延伸し、最後に積層体から基材を剥離することで光学フィルムを得る光学フィルム製造工程において、基材として用いる光学フィルム用ポリエステルフィルムとして好適に用いられ、特に、位相差フィルム製造工程において、基材として好適に用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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