TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
公開番号2022114421
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-08-05
出願番号2021118444,2021010640
出願日2021-07-19,2021-01-26
発明の名称シアン化金カリウムの製造方法
出願人松田産業株式会社
代理人特許業務法人秀和特許事務所
主分類C25B 1/01 20210101AFI20220729BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約【課題】金めっきの電着状態悪化を抑制できるシアン化金カリウムの製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】 シアン化カリウム溶液中に金電極と陰極とを配置し、電気分解することでシアン化金カリウム溶液を得るステップ、得られたシアン化金カリウム溶液からシアン化金カリウムを晶出するステップ、及び晶出した結晶を脱水し真空乾燥する乾燥ステップ、を含むシアン化金カリウムの製造方法であって、前記金電極がリサイクル金である製造方法により、課題を解決する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
シアン化カリウム溶液中に金電極と陰極とを配置し、電気分解することでシアン化金カリウム溶液を得る電気分解ステップ、得られたシアン化金カリウム溶液からシアン化金カリウムを晶出する晶出ステップ、及び晶出した結晶を脱水し真空乾燥する乾燥ステップ、を含むシアン化金カリウムの製造方法であって、前記金電極がリサイクル金である、製造方法。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記金電極中の銀含有量が10ppm以下である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記乾燥ステップは、晶出した結晶を3回以下洗浄する、請求項1又は2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記乾燥ステップは、真空乾燥時の真空度が0.01~0.1MPaであり、温度が30~95℃である、請求項1~3のいずれか1項に記載の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はシアン化金カリウムの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
金(Au)は、電気伝導性や熱伝導性に優れていることから、電子部品材料として使用されている。軟質金めっきと呼ばれる純度の高い金めっきは、接触抵抗が低く、硬度が低いため、IC(集積回路)のボンディングワイヤなどに使用される。一方、硬質金めっきと呼ばれる純度の低い金めっきは、硬度が高く、光沢があるため、電子部品のコネクタや装飾用などに使用される。なお、金めっき液の金供給用の薬剤として、化学的な安定性や溶解容易性の観点から、シアン化金カリウムが使用されている。
【0003】
シアン化金カリウムの製造方法として、シアン化カリウム溶液の電解槽中に金の陽極を配置し、陰極として金属板を配置して電解することで、シアン化金カリウムを晶析させ、分離する方法が知られている(例えば特許文献1、2)。また、特許文献3には隔膜電解法によりシアン化金塩を晶析させ、結晶を分離した後、分離した溶液を活性炭処理することで、該溶液を隔膜電解法の陽極液として再使用する技術が知られている
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭62-260084号公報
特開平6-192866号公報
特開平4-221086号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
金めっきの電着においては、金めっき液の金供給用の薬剤としてシアン化金カリウムが補充されるが、その際に金めっきの電着状態が悪化する場合があることに、本発明者らは想到した。本発明は、金めっきの電着状態悪化を抑制できるシアン化金カリウムの製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決すべく検討したところ、金めっきの電着状態の悪化は、シアン化金カリウムに含まれる不純物が原因であるという知見を得た。そして更に検討を進めたところ、シアン化金カリウムに含有される不純物のうち、銀(Ag)と硫黄(S)とが反応して黒色のAgS(硫化銀)が生成したり、銀と塩素(Cl)とが存在することでAgCl(塩化銀)が生成したりする場合があり、該AgS、及びAgClの存在により金めっきの電着状態を悪化させることに想到した。
【0007】
一方で、鉱山より産出したAuには多くのAgが含まれているが、Au中のAgを減らすことは、両元素の性質が似ていることから非常に困難で、溶媒抽出や電解精製を何度も繰り返す必要があるため、製造工数を大幅に増やしてしまうことになった。そこで本発明者らは、シアン化金カリウムの製造において、電極として用いるAuに鉱山より産出したバージンのAuではなくリサイクル品のAuを用いることで、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
【0008】
本発明の要旨は、シアン化カリウム溶液中に金電極と陰極とを配置し、電気分解することでシアン化金カリウム溶液を得る電気分解ステップ、得られたシアン化金カリウム溶液
からシアン化金カリウムを晶出する晶出ステップ、及び晶出した結晶を脱水し真空乾燥する乾燥ステップ、を含むシアン化金カリウムの製造方法であって、前記金電極としてリサイクル金を用いる製造方法である。
また、前記金電極中の銀含有量は、10ppm以下であることが好ましい。
また、前記乾燥ステップは、晶出した結晶を3回以下洗浄することが好ましく、真空乾燥時の真空度が0.01~0.1MPaであり、温度が30~95℃であることが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、金めっき液の金供給用の薬剤として補充した際に、金めっきの電着状態悪化を抑制できるシアン化金カリウムを提供することができる。また、リサイクルしたAuをシアン化金カリウムの原料として用いることで、リサイクルしたAu中のAg含有量は低いことから、溶媒抽出や電解精製による精製工程を大幅に減らすことができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について詳細に説明するが、以下に記載する構成要件の説明は、本発明の実施形態の一例(代表例)であり、本発明はこれらの内容に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

凸版印刷株式会社
めっき治具
1か月前
株式会社豊田中央研究所
拡散層
21日前
東ソー株式会社
酸素還元用電極とその製造方法
2か月前
三菱電機株式会社
半導体製造装置
10日前
三菱マテリアル株式会社
錫合金めっき液
24日前
トーメイダイヤ株式会社
焼結ダイヤモンド電極素材
2か月前
新光電気工業株式会社
めっき給電治具
3か月前
新光電気工業株式会社
めっき給電治具
3か月前
住友金属鉱山株式会社
電着金属剥取設備
24日前
日本カニゼン株式会社
めっき装置
3か月前
三菱マテリアル株式会社
錫合金めっき液
2か月前
住友金属鉱山株式会社
アノード持上げ装置
1か月前
株式会社豊田中央研究所
電極
3か月前
睦技研株式会社
メッキ方法
2か月前
パルステック工業株式会社
電解研磨装置及び電解研磨方法
2か月前
株式会社荏原製作所
めっき装置
3か月前
株式会社荏原製作所
めっき方法
4か月前
フェニックス工業株式会社
膜電極接合体の製造方法
2か月前
トリニティ工業株式会社
電着塗装方法、電着塗装設備
1か月前
三菱ケミカル株式会社
透光性積層体の製造方法
1か月前
株式会社日本トリム
電解制御方法
2か月前
株式会社日本トリム
電解水生成装置
2か月前
本田技研工業株式会社
電気化学的昇圧装置
1か月前
本田技研工業株式会社
電気化学的昇圧装置
2か月前
パナソニックIPマネジメント株式会社
電解装置
3か月前
パナソニックIPマネジメント株式会社
電解装置
10日前
JFEスチール株式会社
缶用鋼板およびその製造方法
1か月前
三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社
電解システム
23日前
三菱マテリアル株式会社
部品電着装置及び電着用部品保持具
9日前
柳沼精工株式会社
マスキング装置
10日前
有限会社サンコーテクニカ
隔膜電極ケース及び隔膜電極構造体
2か月前
フェニックス工業株式会社
オゾン水生成装置及び電極の製造方法
2か月前
ミカドテクノス株式会社
加圧装置
1か月前
株式会社アイシン
コイル製造方法
9日前
JX金属株式会社
めっき材料及び電子部品
2か月前
トリニティ工業株式会社
電着塗装設備における膜厚推定システム
25日前
続きを見る