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公開番号2022113057
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-08-03
出願番号2021009167
出願日2021-01-22
発明の名称ガス発生器
出願人日本化薬株式会社
代理人個人
主分類B60R 21/264 20060101AFI20220727BHJP(車両一般)
要約【課題】カップ体の機械的強度を高めつつも、カップ体の破裂の大きさが安定するように制御可能なガス発生器の提供。
【解決手段】ガス発生剤が内部に収容された短尺筒状のハウジングと、点火薬が収容された点火部を含む点火器と、伝火薬が収容された伝火室を内部に含み、有底筒状の単一の部材からなるカップ状部材と、を備え、前記カップ状部材の頂壁部には一部に薄肉の脆弱部が配置され、前記脆弱部より機械的強度が高い前記カップ状部材の側壁部を備え、前記カップ状部材の側壁部には、前記頂壁部側に設けられた薄肉部と、前記薄肉部から軸方向に沿って頂壁部と反対側に延設された厚肉部と、を備え、前記脆弱部は、前記点火器の作動に伴って前記側壁部より先に前記カップ状部材を破裂する機械的強度を有したものであり、前記薄肉部は、前記脆弱部における破裂が前記薄肉部まで進展した場合、破裂、変形、又は溶融する機械的強度を有した、ガス発生器である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ガス噴出口が設けられた筒状の周壁部と、前記周壁部の軸方向の一端を閉塞する天板部、および前記周壁部の軸方向の他端を閉塞する底板部とによって構成され、ガス発生剤が収容された燃焼室を内部に有する短尺筒状のハウジングと、前記底板部に組付けられ、作動時において着火する点火薬が収容された点火部を含む点火器と、
伝火薬が収容された伝火室を内部に含み、前記伝火室の内部の空間が前記点火部に面するように、前記燃焼室に向けて突出して配置された有底筒状の単一の部材からなるカップ状部材と、
を備え、
前記カップ状部材の頂壁部には少なくとも一部に薄肉の脆弱部が配置され、前記伝火室と前記燃焼室とを区画する前記脆弱部より機械的強度が高い前記カップ状部材の側壁部を備え、
前記側壁部には、前記頂壁部側に設けられた薄肉部と、前記薄肉部から軸方向に沿って前記頂壁部と反対側に延設された厚肉部と、を備え、
前記脆弱部は、前記点火部に対向して配置され、前記点火器の作動に伴って前記側壁部より先に前記カップ状部材を破裂、変形、又は溶融する機械的強度を有したものであり、
前記薄肉部は、前記脆弱部における破裂、変形、又は溶融が前記薄肉部まで進展した場合、破裂、変形、又は溶融する機械的強度を有したものである、
ガス発生器。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記カップ状部材の頂壁部に配置された前記脆弱部が、前記カップ状部材の側壁部よりも薄肉で構成されている、請求項1に記載のガス発生器。
【請求項3】
前記カップ状部材の前記頂壁部が、前記点火器の作動に伴う前記伝火薬の燃焼により前記脆弱部を起点として初期に破裂、変形又は溶融が生じる脆弱部存在領域と、前記脆弱部存在領域が変形してから所定時間経過後に破裂、変形又は溶融が生じる脆弱部非存在領域とで構成されている、請求項1または2に記載のガス発生器。
【請求項4】
前記脆弱部が、前記頂壁部において中心から放射状に設けられたスリット形状である請求項1~3のいずれか1項に記載のガス発生器。
【請求項5】
前記カップ状部材が、金属または合金からなる請求項1~4のいずれか1項に記載のガス発生器。
【請求項6】
前記ハウジングの内側に周方向にわたって設けられたフィルタと、
前記底板部の内底面に沿う方向に設けられた円環板状の基部と、前記フィルタの前記底板部側の端部の内周面に当接する当接部と、前記基部から前記天板部側に向けて立設された筒状の立設部とを有した支持部材と、
をさらに備え、
前記立設部が前記カップ状部材の前記厚肉部に圧入されることにより、前記支持部材が前記カップ状部材に保持されていることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載のガス発生器。
【請求項7】
前記ハウジングの内側に周方向にわたって設けられたフィルタをさらに備え、
前記カップ状部材が、前記底板部の内底面に沿う方向に設けられた円環板状の基部と、前記フィルタの前記底板部側の端部の内周面に当接する当接部と、前記基部から前記天板部側に向けて立設された筒状の立設部とをさらに有しており、
前記立設部は、前記カップ状部材の前記側壁部から一体的に延設されたものであることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載のガス発生器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両等衝突時に乗員を保護する乗員保護装置に組み込まれるガス発生器に関し、特に、自動車等に装備されるエアバッグ装置に組み込まれるガス発生器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の乗員の保護の観点から、乗員保護装置であるエアバッグ装置が普及している。エアバッグ装置は、車両等衝突時に生じる衝撃から乗員を保護する目的で装備されるものであり、車両等衝突時に瞬時にエアバッグを膨張および展開させることにより、エアバッグがクッションとなって乗員の体を受け止めるものである。
【0003】
ガス発生器は、このエアバッグ装置に組み込まれ、車両等衝突時にコントロールユニットからの通電によって点火器を発火し、点火器において生じる火炎によりガス発生剤を燃焼させて多量のガスを瞬時に発生させ、これによりエアバッグを膨張および展開させる機器である。
【0004】
ガス発生器には、種々の構造のものが存在するが、運転席側エアバッグ装置や助手席側エアバッグ装置等に、特に好適に利用できるガス発生器として、外径が比較的大きい短尺略円柱状のディスク型ガス発生器がある。
【0005】
ディスク型ガス発生器は、軸方向の両端が閉塞された短尺略円筒状のハウジングを有し、ハウジングの周壁部に複数のガス噴出口が設けられるとともに、ハウジングに組付けられた点火器に面するようにハウジングの内部に伝火薬が収容され、さらに当該伝火薬を囲うようにハウジングの内部にガス発生剤が充填され、当該ガス発生剤の周囲をさらに囲うようにフィルタがハウジングの内部に収容されてなるものである。
【0006】
このディスク型ガス発生器の具体的な構成が開示された文献としては、たとえば特開2004-217059号公報(特許文献1)がある。
【0007】
特許文献1では、伝火薬が充填されたカップ体と、点火器本体を保持する点火器カラーをクリンプケースの下端側折曲部でかしめ固定されたガス発生器が開示されている。カップ体はアルミニウム等の金属で構成されており、閉塞端面及び周壁部の少なくとも一方に脆弱部を有しており、カップ体が脆弱部において破裂されやすくなるため、クリンプケースに加えられる圧力が減少する結果、クリンプケースの脱落や破損が防止される。しかしながら、カップ体が薄板のアルミニウムで構成されているため、機械的強度が低く、伝火薬が燃焼した際に、カップ体の破裂強度を高められない問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2004-217059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
伝火薬を十分に燃焼させるためには、カップ体の内圧を高めて伝火薬の燃焼速度を向上させる必要がある。このことにより、短時間のうちにガス発生器内部のガス発生剤を効率よく燃焼させ、エアバッグへガスを噴出させることができるからである。しかしながら、一般的に、カップ体(カップ状部材)の機械的強度を高めた場合、カップ体の破裂(破断)、変形または溶融が制限されたり、カップ体の破裂(破断)の大きさが安定せずに発生するガスの出力特性が低下したりするなどの弊害が発生しやすくなる。すなわち、一般的には、上記カップ体の機械的強度を高めることと、上記カップ体の破裂(破断)の大きさの制御(破断領域の均一化)とは、トレードオフの関係にある。
【0010】
そこで、本発明は、上述した問題を解決すべくなされたものであり、カップ体の機械的強度を高めつつも、カップ体の破裂の大きさが安定する(破断領域が均一化する)ように制御可能なガス発生器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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