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公開番号2022111992
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-08-01
出願番号2021202485
出願日2021-12-14
発明の名称トナー
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 9/087 20060101AFI20220725BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】高速印刷時における低温定着性に優れ、耐ホットオフセット性と耐巻き付き性とを両立し、長時間耐久時にも画像不良を発生しにくい耐久性の良好なトナーの提供。
【解決手段】
第一の樹脂及び第二の樹脂を有する結着樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
該第一の樹脂は結晶性樹脂であり、該第二の樹脂は非晶性樹脂であり、
該トナー粒子の断面観察において、該トナー粒子は、該第一の樹脂を80%以上含有するマトリクスと、該第二の樹脂を80%以上含有するドメインとで構成されるドメインマトリクス構造を有し、
該トナーの示差走査熱量測定(DSC)において、該第一の樹脂に由来する吸熱量ΔH(J/g)がΔH≧3の関係を満たし、
該トナーを試料とするフローテスター測定において、印加圧力0.9807MPaにおける溶融粘度V1が1×105Pa・sとなる温度をT1(℃)、印加圧力9.807MPaにおける溶融粘度V10が1×105Pa・sとなる温度をT10(℃)としたときに、該T1及び該T10が、
T10≧65
T1-T10≦10
の関係を満たすことを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
第一の樹脂及び第二の樹脂を有する結着樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
該第一の樹脂は結晶性樹脂であり、
該第二の樹脂は非晶性樹脂であり、
該トナー粒子の断面観察において、該トナー粒子は、該第一の樹脂を80%以上含有するマトリクスと、該第二の樹脂を80%以上含有するドメインとで構成されるドメインマトリクス構造を有し、
該トナーの示差走査熱量測定(DSC)において、該第一の樹脂に由来する吸熱量ΔH(J/g)が
ΔH≧3
の関係を満たし、
該トナーを試料とするフローテスター測定において、印加圧力0.9807MPaにおける溶融粘度V1が1×10
5
Pa・sとなる温度をT1(℃)、印加圧力9.807MPaにおける溶融粘度V10が1×10
5
Pa・sとなる温度をT10(℃)としたときに、該T1及び該T10が、
T10≧65
T1-T10≦10
の関係を満たすことを特徴とするトナー。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
該第一の樹脂のSP値をSP1とし、該第二の樹脂のSP値をSP2としたとき、該SP1及び該SP2が、
SP2-SP1≦0.9
の関係を満たす請求項1に記載のトナー。
【請求項3】
該トナーを試料とするDSC測定において、該第一の樹脂に由来する最大吸熱ピーク温度Tp(℃)が、
45≦Tp≦70
の関係を満たす請求項1又は2に記載のトナー。
【請求項4】
該第一の樹脂は、下記式(1)で表わされる第一のモノマーユニットを有する請求項1~3のいずれか1項に記載のトナー。
TIFF
2022111992000017.tif
49
64
[式(1)中、R
Z1
は、水素原子又はメチル基を表し、Rは、炭素数18~36のアルキル基を表す。]
【請求項5】
該第二の樹脂が、ビニル系樹脂である請求項1~4のいずれか1項に記載のトナー。
【請求項6】
該第一の樹脂は、該第一のモノマーユニットを20.0質量%~80.0質量%含有する請求項1~5のいずれか1項に記載のトナー。
【請求項7】
該第二の樹脂は、下記式(5)で表されるモノマーユニットを30.0質量%~95.0質量%含有する請求項1~6のいずれか1項に記載のトナー。
TIFF
2022111992000018.tif
34
49
[式(5)中、R
5
は、水素原子又はメチル基を表し、Phは、無置換のフェニル基又は置換基を有するフェニル基を表す。]
【請求項8】
該トナー粒子中の該第一の樹脂の含有量をW1とし、該第二の樹脂の含有量をW2としたとき、該W1及び該W2が、
0.2≦W2/W1≦4.0
の関係を満たす請求項1~7のいずれか1項に記載のトナー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子写真方式、静電記録方式、静電印刷方式、トナージェット方式に用いられるトナーに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電子写真方式のフルカラー複写機が広く普及するに従い、高速印刷化や省エネルギー対応への要求がさらに高まっている。高速印刷に対応するため、定着工程においてはトナーをより素早く溶融させる技術が検討されている。また、生産性を向上させるために1つのジョブ中や、ジョブ間における各種制御の時間を短縮する技術が検討されている。また、省エネルギー対応策として、定着工程での消費電力を低下させるために、トナーをより低い温度で定着させる技術が検討されている。
トナーの結着樹脂の主成分を、シャープメルト性を有する結晶性樹脂にすることで主成分が非晶性樹脂であるトナーに比べて優れた低温定着性を有することが知られている。シャープメルト性を有する樹脂として、結晶性ポリエステルを含有させたトナーが多く提案されている。しかしながら、結晶性ポリエステルは高温高湿環境における帯電安定性、特に高温高湿環境に放置後の帯電性の維持という面で課題のある材料であった。
シャープメルト性を有する他の結晶性樹脂として、結晶性のビニル系樹脂を使用したトナーが各種提案されている。
例えば、特許文献1では、側鎖に結晶性を有するアクリレート系樹脂を用いることで低温定着性と耐熱保存性を両立させるトナーが提案されている。このトナーは、低温定着性と耐熱保存性を両立することができ、結晶性ポリエステル樹脂を使用したトナーの弱点であった帯電安定性もある程度改善することができている。しかしながら、結晶性のビニル系樹脂を結着樹脂として使用したトナーは高温領域における粘度が低すぎるためホットオフセットや巻き付きが起こりやすく、定着できる温度領域が狭いことがわかってきた。
そこで、トナーが溶融したのちの粘度を高くするため、結晶性樹脂に対して非晶性樹脂を添加する検討が行われている。例えば、特許文献2では、結晶性のビニル系樹脂と非晶性樹脂を併用した結着樹脂を用いたトナーが提案されている。このトナーはある程度定着領域が確保できているものの、さらに改善が求められている。また、高速印刷時における低温定着性、長時間印刷等において画像スジなどの画像不良が発生しやすい等、耐久性に課題があり、改善が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-130243号公報
特開2014-142632号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、高速印刷時における低温定着性に優れ、耐ホットオフセット性と耐巻き付き性とを両立し、長時間耐久時にも画像不良を発生しにくい耐久性の良好なトナーを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、第一の樹脂及び第二の樹脂を有する結着樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
該第一の樹脂は結晶性樹脂であり、
該第二の樹脂は非晶性樹脂であり、
該トナー粒子の断面観察において、該トナー粒子は、該第一の樹脂を80%以上含有するマトリクスと、該第二の樹脂を80%以上含有するドメインとで構成されるドメインマトリクス構造を有し、
該トナーの示差走査熱量測定(DSC)において、該第一の樹脂に由来する吸熱量ΔH(J/g)が
ΔH≧3
の関係を満たし、
該トナーを試料とするフローテスター測定において、印加圧力0.9807MPaにおける溶融粘度V1が1×10
5
Pa・sとなる温度をT1(℃)、印加圧力9.807MPaにおける溶融粘度V10が1×10
5
Pa・sとなる温度をT10(℃)としたときに、該T1及び該T10が、
T10≧65
T1-T10≦10
の関係を満たすことを特徴とするトナーに関する。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、高速印刷時における低温定着性に優れ、耐ホットオフセット性と耐巻き付き性とを両立し、長時間耐久時においても画像不良を発生しにくい耐久性の良好なトナーを提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本開示において、数値範囲を表す「XX以上YY以下」や「XX~YY」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。
【0008】
(メタ)アクリル酸エステルとは、アクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルを意味する。
【0009】
数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限は任意に組み合わせることができる。
【0010】
「モノマーユニット」とは、ポリマー中のモノマー物質の反応した形態をいう。例えば、ポリマー中のビニル系モノマーが重合した主鎖中の、炭素-炭素結合1区間を1ユニットとする。ビニル系モノマーとは下記式(Z)で示すことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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