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公開番号2022107211
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-07-21
出願番号2021002013
出願日2021-01-08
発明の名称車両
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類B60T 7/12 20060101AFI20220713BHJP(車両一般)
要約【課題】常用制動力によって停車した状態にある車両が発進する際のピッチングを効果的に抑制できる車両を提供する。
【解決手段】ブレーキペダルと、前記ブレーキペダルの入力に応じて駆動輪に常用制動力を付与するように構成された第一ブレーキ機構と、前記ブレーキペダルの入力に応じて従動輪に常用制動力を付与するように構成された第二ブレーキ機構と、前記第一ブレーキ機構と前記第二ブレーキ機構とを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記第一ブレーキ機構と前記第二ブレーキ機構とによって前記車両が停止したとき、前記ブレーキペダルの入力に関わらず両ブレーキ機構が動作した状態を維持し、前記第一ブレーキ機構による常用制動力によって前記車両が停止した状態を維持できるかどうかを判断して前記第二ブレーキ機構による常用制動力を解除する、車両。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
駆動輪と従動輪とを備える車両であって、
ブレーキペダルと、
前記ブレーキペダルの入力に応じて前記駆動輪に常用制動力を付与するように構成された第一ブレーキ機構と、
前記ブレーキペダルの入力に応じて前記従動輪に常用制動力を付与するように構成された第二ブレーキ機構と、
前記第一ブレーキ機構と前記第二ブレーキ機構とを制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記第一ブレーキ機構と前記第二ブレーキ機構とによって前記車両が停止したとき、前記ブレーキペダルの入力に関わらず両ブレーキ機構が動作した状態を維持し、
前記第一ブレーキ機構による常用制動力によって前記車両が停止した状態を維持できるかどうかを判断して前記第二ブレーキ機構による常用制動力を解除する、車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動輪と従動輪とを備える車両に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、走行状態の車両を停止させたときに、その停止状態を自動で維持する技術が開示されている。特許文献1は、常用制動力を発生させる第1の制動力制御手段と、駐車制動力を付与する第2の制動力制御手段とを備える。常用制動力は車両を減速させる制動力であり、必要に応じて変動する。駐車制動力はいわゆるパーキングブレーキである。車両の停止状態を長期にわたって維持するため、駐車制動力はほぼ一定である。この特許文献1の技術は、走行状態の車両が常用制動力によって停止する際、ノーズダイブの姿勢にある車両が水平姿勢に復帰する際に生じるピッチングを抑制する。ピッチングとは、車両の左右方向を軸とした回転運動のことである。このピッチングを抑制するために、特許文献1では、車両の停止後に駐車制動力を付与すると共に、車両停止後のピッチング状態に合わせて常用制動力を解除している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-15553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のように、特許文献1の技術では、常用制動力によって停車した車両に、停車後すぐに駐車制動力を付与している。このような車両に対して、信号待ちなどの短時間の停車においては常用制動力によって車両の停止状態を維持する車両もある。車両のピッチングは、常用制動力によって停車した状態にある車両が発進する際にも生じる恐れがある。このタイミングで生じるピッチングは、搭乗者に違和感を与える可能性があるため、改善することが望まれている。
【0005】
本開示では、常用制動力によって停車した状態にある車両が発進する際のピッチングを効果的に抑制できる車両を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、常用制動力によって停車状態にある車両が発進する際にピッチングが生じるメカニズムを検討した。図5は、従来の車両100におけるピッチングが生じるメカニズムを示す説明図である。車両100は前輪駆動車である。右向きのハッチングされた矢印は常用制動力、左向きの白抜き矢印は駆動輪2の駆動力である。車両100では、運転者がブレーキペダルから足を離した後にも駆動輪2と従動輪3に作用する常用制動力が維持される。この状態から運転者がアクセルペダルを操作すると、駆動輪2に駆動力が作用する。駆動輪2の駆動力が常用制動力を上回ったとき、車両100が発進する挙動が検知され、駆動輪2と従動輪3の常用制動力が解除される。駆動輪2と従動輪3の常用制動力が解除されるまでのわずかな時間、従動輪3に常用制動力が作用した状態にあり、従動輪3がその場に留まり続けようとするため、車両100の後部が下がるモーメントが発生する。このモーメントがピッチングを生じさせる。以上の知見に基づき、本発明者は、以下に示される本発明の車両を完成させた。
【0007】
本発明の一形態に係る車両は、
駆動輪と従動輪とを備える車両であって、
ブレーキペダルと、
前記ブレーキペダルの入力に応じて前記駆動輪に常用制動力を付与するように構成された第一ブレーキ機構と、
前記ブレーキペダルの入力に応じて前記従動輪に常用制動力を付与するように構成された第二ブレーキ機構と、
前記第一ブレーキ機構と前記第二ブレーキ機構とを制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記第一ブレーキ機構と前記第二ブレーキ機構とによって前記車両が停止したとき、前記ブレーキペダルの入力に関わらず両ブレーキ機構が動作した状態を維持し、
前記第一ブレーキ機構による常用制動力によって前記車両が停止した状態を維持できるかどうかを判断して前記第二ブレーキ機構による常用制動力を解除する。
【発明の効果】
【0008】
上記車両では、駆動輪に付与された常用制動力によって車両が停止した状態を維持できる場合に、従動輪に作用する常用制動力を解除している。そのため、停車状態にある車両が発進する際、従動輪が車両の発進を阻害せず、ピッチングの原因となるモーメントの発生が抑制される。その結果、停車状態にある車両が発進する際、車両のピッチングが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1に係る車両の機能ブロック図である。
図2は、実施形態1に係る車両が実施するブレーキ制御のフローチャートである。
図3は、実施形態1に係る車両が停止状態から走行状態に移行する際の車両の挙動を示す模式図である。
図4は、実施形態2に係る車両が実施するブレーキ制御のフローチャートである。
図5は、従来の車両が停止状態から走行状態に移行する際の車両の挙動を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態に係る車両1を図面に基づいて説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。なお、本発明は、これらの例示に限定されず、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(【0011】以降は省略されています)

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