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公開番号2022102160
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-07-07
出願番号2020216727
出願日2020-12-25
発明の名称無機材料膜を有する成形体
出願人株式会社カネカ
代理人
主分類C08L 101/16 20060101AFI20220630BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】特定のポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系共重合樹脂を含有し、生産性、射出成形体と射出成形体の表面の少なくとも一部に形成された無機材料の膜との接着強度が改善され、更に、海水分解性も有する成形体を提供することである。
【解決手段】少なくとも熱可塑性樹脂組成物を含有する射出成形体の表面の一部に無機材料(M)を含む無機材料膜が形成されている成形体であって、
前記熱可塑性樹脂組成物は、i)、ii)を含み、iii)を実質的に含まない、成形体。
i)3-ヒドロキシアルカノエート構造単位を80以上99mol%未満含むポリ(3-ヒドロシアルカノエート)系共重合樹脂(A)
ii)前記ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系共重合樹脂(A)以外の生分解性樹脂(B)を、
前記ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系共重合樹脂(A)100重量部に対し50重量部以下
iii)外滑剤(C)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも熱可塑性樹脂組成物を含有する射出成形体の表面の一部に無機材料(M)を含む無機材料膜が形成されている成形体であって、
前記熱可塑性樹脂組成物は、i)、ii)を含み、iii)を実質的に含まない、成形体。
i)3-ヒドロキシアルカノエート構造単位を80以上99mol%未満含むポリ(3-ヒドロシアルカノエート)系共重合樹脂(A)
ii)前記ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系共重合樹脂(A)以外の生分解性樹脂(B)を、
前記ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系共重合樹脂(A)100重量部に対し50重量部以下
iii)外滑剤(C)
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記無機材料(M)が、アルミニウム、酸化アルミニウム、ケイ素酸化物、酸化セリウム、酸化カルシウム、ダイアモンド状炭素膜、およびそれらの混合物からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の成形体。
【請求項3】
前記ポリ(3-ヒドロシアルカノエート)系共重合樹脂(A)の重量平均分子量が20~60万である、請求項1または2に記載の成形体
【請求項4】
前記熱可塑性樹脂組成物が3-ヒドロキシアルカノエート構造単位を99以上100mol%以下含むポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)樹脂(E)を、前記ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系共重合樹脂(A)100重量部に対して、0.1~10重量%含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の成形体
【請求項5】
前記ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系共重合樹脂(A)が、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシバレレート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシヘキサノエート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシバレレート-コ-3-ヒドロキシヘキサノエート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-4-ヒドロキシブチレート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシオクタノエート)およびポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシデカノエート)からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1~4のいずれか一項に記載の成形体。
【請求項6】
前記成形体が、カプセル、ジャー、ボトル、フタのいずれかである、請求項1~5のいずれか一項に記載の成形体
【請求項7】
前記成形体が海水中において生分解する請求項1~6のいずれか一項に記載の成形体

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系共重合樹脂を含む射出成形体であって、成形体の表面の少なくとも一部に無機材料の膜が形成された成形体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
プラスチック容器の大半は最終的に固形物のゴミとなる。リサイクルの尽力が進む一方で、繰り返しの加工は機械特性の低下を生じることなる。従い、土壌環境中で分解するプラスチック容器が望まれている。そのようなプラスチック製品の一例として、ポリ乳酸等の生分解性樹脂を主成分として利用したものが知られている。
【0003】
一方で、廃棄プラスチックが引き起こす環境問題がクローズアップされ、特に海洋投棄や河川等を経由して海に流入したプラスチックが、地球規模で多量に海洋を漂流していることが判ってきた。このようなプラスチックは長期間にわたって形状を保つため、海洋生物を拘束、捕獲する、いわゆるゴーストフィッシングや、海洋生物が摂取した場合は消化器内に留まり摂食障害を引き起こす等、生態系への影響が指摘されている。
【0004】
さらには、プラスチックが紫外線等で崩壊・微粒化したマイクロプラスチックが、海水中の有害な化合物を吸着し、これを海生生物が摂取することで有害物が食物連鎖に取り込まれる問題も指摘されている。海洋中に漂流するプラスチックゴミの中でも、ラベルや食品包装等のフィルムやPETボトル等のボトル容器は非常に多く、問題視されている。
【0005】
このようなプラスチックによる海洋汚染に対し、生分解性プラスチックの使用が期待されるが、国連環境計画が2015年に取り纏めた報告書(非特許文献1)では、ポリ乳酸等のコンポストで生分解可能なプラスチックは、温度が低い実海洋中では短期間での分解が期待できないために、海洋汚染の対策にはなりえないと指摘されている。しかし一方、ボトル容器そのものは特に飲料や食品の携帯に有用であり、継続使用が望まれる。
【0006】
このような中、ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)(以下、P3HA)系樹脂は海水中でも生分解が進行し得る材料であるため、海洋汚染の問題を解決する素材として注目されている。
【0007】
P3HA系樹脂は様々な成形法を経て成形されるが、高級感を出すため、また、バリア性を発現するため等を目的に樹脂表面に様々な無機材料の膜を形成することが求められている。具体的に射出成形用途においては自動車内外装、家具、建築材料、オーディオ、パーソナルコンピューター、携帯電話、PDA,カメラ、ビデオカメラ、テレビなどの家具製品、パチンコ、パチスロ等のアミューズメント製品、更に看板、ディスプレイ、ネームプレート、額縁、化粧品ケース、宝飾品、カトラリー、皿などの食器類、玩具等などあらゆる用途において高級感が、また、フタ、キャップ、ボトル、ジャーなどの容器関連品、コーヒーカプセルなどのカプセル類などにおいて高級感に加え、バリア性が要求される。
P3HA系共重合樹脂を射出成形用途に適用する場合、P3HA系共重合樹脂は冷却固化が遅く、冷却時間が長く必要であり、生産性改善の余地があった。また、無機材料の膜を蒸着等で形成する場合、P3HA系共重合樹脂の表面と無機材料膜との接着強度改善の余地があった。(特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
米国公開2014/0087106号公報
【非特許文献】
【0009】
国連環境計画2015,BIODEGRADABLE PLASTICS & MARINE LITTER
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
P3HA系共重合樹脂を射出成形用途に適用する場合、P3HA系共重合樹脂は冷却固化が遅く、冷却時間が長く必要であり、生産性改善の余地があった。また、無機材料の膜を樹脂表面上に蒸着等で形成する場合、P3HA系共重合樹脂の表面と無機材料膜との接着強度改善の余地があった。
本発明の目的は、上記現状に鑑み、特定のポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系共重合樹脂を含有し、生産性、射出成形体と射出成形体の表面の少なくとも一部に形成された無機材料の膜との接着強度が改善され、更に、海水分解性も有する成形体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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