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公開番号2022098321
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-07-01
出願番号2020211799
出願日2020-12-21
発明の名称回転電機のロータ
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人
主分類H02K 1/27 20220101AFI20220624BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】信頼性を向上させること。
【解決手段】第1溶接部30が筒部材16の軸線方向で第1圧入部18aから離間しているため、第1圧入部18aから筒部材16に作用した圧入応力が第1溶接部30に伝達し難くなる。また、第2溶接部31が筒部材16の軸線方向で第2圧入部19aから離間しているため、第2圧入部19aから筒部材16に作用した圧入応力が第2溶接部31に伝達し難くなる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筒部材と、
前記筒部材内に配置された磁性体と、
前記筒部材の軸線方向の両端部の少なくとも一方に設けられるとともに前記軸線方向で前記磁性体と隣り合った状態で前記筒部材の内周面に固定される軸部材と、
前記筒部材と前記軸部材とを溶接する溶接部と、を備え、
前記軸部材は、前記筒部材の内周面に対して圧入される圧入部を有する回転電機のロータであって、
前記圧入部は、前記溶接部よりも前記磁性体から近い位置に配置され、
前記溶接部は、前記軸線方向で前記圧入部から離間していることを特徴とする回転電機のロータ。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記軸部材は、前記圧入部よりも前記筒部材の径方向における寸法が小さく、前記筒部材の内側に配置される小径部を有し、
前記小径部は、前記軸線方向で前記圧入部と前記溶接部との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機のロータ。
【請求項3】
前記軸部材のうち少なくとも一つは、駆動力を出力する出力軸であり、
前記筒部材と前記出力軸とを溶接する前記溶接部は、前記軸線方向で前記圧入部から離間していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転電機のロータ。
【請求項4】
前記溶接部は、前記ロータの回転時に前記溶接部に作用する応力が極小値となるように前記軸線方向で前記圧入部から離間していることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の回転電機のロータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機のロータに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に開示されているような回転電機のロータは、筒部材と、筒部材内に配置された磁性体と、筒部材の軸線方向の両端部の少なくとも一方に設けられるとともに軸線方向で磁性体と隣り合った状態で筒部材の内周面に固定される軸部材と、を備えている。筒部材は、ロータの回転によって遠心力を受ける磁性体の変形を抑制する。軸部材は、筒部材の内周面に対して圧入される圧入部を有する。そして、圧入部が筒部材の内周面に圧入されることにより、軸部材が筒部材の内周面に固定されている。ここで、軸部材における筒部材に対する固定をさらに強固なものとするために、圧入部における筒部材の内周面に対する圧入に加えて、例えば、軸部材を筒部材に対して溶接することにより接合することが考えられている。このように、ロータは、筒部材と軸部材とを溶接する溶接部を備えている場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-112849号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、軸部材の圧入部が筒部材の内周面に圧入されていると、圧入部からの圧入応力が筒部材に作用する。ここで、溶接部が筒部材の軸線方向で圧入部から離間しておらず、溶接部が筒部材の軸線方向で圧入部と連続していると、圧入部から筒部材に作用した圧入応力が溶接部に伝達し易く、圧入部から筒部材に作用した圧入応力が溶接部に作用してしまう虞がある。すると、溶接部を介した軸部材と筒部材との接合強度が低下して、回転電機のロータの信頼性が低下する虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための回転電機のロータは、筒部材と、前記筒部材内に配置された磁性体と、前記筒部材の軸線方向の両端部の少なくとも一方に設けられるとともに前記軸線方向で前記磁性体と隣り合った状態で前記筒部材の内周面に固定される軸部材と、前記筒部材と前記軸部材とを溶接する溶接部と、を備え、前記軸部材は、前記筒部材の内周面に対して圧入される圧入部を有する回転電機のロータであって、前記圧入部は、前記溶接部よりも前記磁性体から近い位置に配置され、前記溶接部は、前記軸線方向で前記圧入部から離間している。
【0006】
これによれば、溶接部が筒部材の軸線方向で圧入部から離間しているため、圧入部から筒部材に作用した圧入応力が溶接部に伝達し難くなる。したがって、圧入部から筒部材に作用した圧入応力が溶接部に作用してしまうことが抑制されるため、溶接部を介した軸部材と筒部材との接合強度の低下を抑制することができる。その結果、回転電機のロータの信頼性を向上させることができる。
【0007】
上記回転電機のロータにおいて、前記軸部材は、前記圧入部よりも前記筒部材の径方向における寸法が小さく、前記筒部材の内側に配置される小径部を有し、前記小径部は、前記軸線方向で前記圧入部と前記溶接部との間に配置されているとよい。
【0008】
これによれば、小径部が、筒部材の軸線方向で圧入部と溶接部との間に配置されていることにより、筒部材の設計を変更することなく、溶接部を圧入部から離間することができる。
【0009】
上記回転電機のロータにおいて、前記軸部材のうち少なくとも一つは、駆動力を出力する出力軸であり、前記筒部材と前記出力軸とを溶接する前記溶接部は、前記軸線方向で前記圧入部から離間しているとよい。
【0010】
これによれば、筒部材と出力軸とを溶接する溶接部が、筒部材の軸線方向で圧入部から離間しているため、圧入部から筒部材に作用した圧入応力が、筒部材と出力軸とを溶接する溶接部に作用してしまうことが抑制される。したがって、負荷のかかり易い出力軸において、溶接部を介した出力軸と筒部材との接合強度の低下を抑制することができる。その結果、回転電機のロータの信頼性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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