TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
公開番号2022097872
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-07-01
出願番号2020211105
出願日2020-12-21
発明の名称積層体の製造方法
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B05D 1/36 20060101AFI20220624BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】密着性と塗膜堅牢性を両立し、良好な生産性を有する積層体の製造方法の提供。
【解決手段】基材に第1の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクからなる第1のインク層を形成し、第1のインク層上に第2の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクからなる第2のインク層を形成し、次いで、第1のインク層及び第2のインク層に活性エネルギー線を照射して、第1の硬化層と第2の硬化層とを形成する積層体の製造方法であって、第1の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクの静的表面張力γ1が、前記第2の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクの静的表面張力γ2よりも大きく、前記第2の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクは重量平均分子量(Mw)が500以上である多官能重合性化合物を10質量%以上40質量%以下含有し、かつ、無機粒子を1質量%以上30質量%以下含有する、積層体の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
基材に第1の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクを吐出して第1のインク層を形成する工程と、
前記第1のインク層上に第2の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクを吐出して第2のインク層を形成する工程と、
前記第1のインク層及び前記第2のインク層に活性エネルギー線を照射して、前記第1のインク層を硬化して第1の硬化層を形成すると共に前記第2のインク層を硬化して第2の硬化層を形成する工程と、
を含む、前記第1の硬化層と前記第2の硬化層とを有する積層体の製造方法であって、
前記第1の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクの静的表面張力をγ1(mN/m)とし、前記第2の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクの静的表面張力をγ2(mN/m)としたときに、γ1とγ2とが下記式(1)の関係を満たし、
γ1>γ2 (1)
前記第2の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクは、重量平均分子量(Mw)が500以上である多官能重合性化合物を10質量%以上40質量%以下含有し、無機粒子を1質量%以上30質量%以下含有する、
ことを特徴とする積層体の製造方法。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記第2の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクが、無機粒子を5質量%以上20質量%以下含有する、請求項1に記載の積層体の製造方法。
【請求項3】
前記第2の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクに含まれる無機粒子の一次粒子径が100nm以上1μm以下である、請求項1又は2に記載の積層体の製造方法。
【請求項4】
前記第2の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクに含まれる無機粒子がシリカ粒子である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の積層体の製造方法。
【請求項5】
前記第2の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクに含まれる多官能モノマーの含有量が15質量%以上30質量%以下である、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の積層体の製造方法。
【請求項6】
前記第1の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクに含まれる単官能モノマーの含有量が50質量%以上である、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の積層体の製造方法。
【請求項7】
前記第1の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクがクリアインクであり、前記第2の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクがカラーインクであるか、又は、前記第1の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクがホワイトインクであり、前記第2の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクがクリアインクである、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の積層体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、紫外線(UV)や電子線(EB)などの活性エネルギー線を用いて硬化させる活性エネルギー線硬化型インクは、オフセット、シルクスクリーン、トップコート剤などに供給、使用されてきたが、乾燥工程の簡略化によるコストダウンや、環境対応として溶剤の揮発量低減などのメリットから近年使用量が増加している。最近では、産業用途として、そのオンデマンド性などから、特にインクジェットを用いた加飾印刷やコーティングを施す用途が増加している。しかし、インクジェット適性として、一般的に塗膜堅牢性と密着性とはトレードオフの関係にあり、インクジェットインク塗膜単体では市場要求を満たせないことが多い。そのため、別途コーティングやラミネートなどを施す必要が出てくるが、別工程を設けると生産性が低下する。
【0003】
特許文献1では、基材に対して接触角の異なるインクを用いて多層塗膜を形成させることで非浸透系基材に対する密着性を向上させる方法が提案されている。この方法を用いることで、塗膜堅牢性と密着性を両立することが可能となる。
特許文献2では、紫外線硬化樹脂液体の液面上に紫外線硬化材料をインクジェット方式で吐出し、画像(層)形成させる方法が提案されている。
特許文献3では、ゲル化剤および白色顔料を含有する活性線硬化型インクジェットインクにおいて、ウェットオンウェットで多層塗膜を形成させる方法が提案されている。この方法を用いることで、ゲル化剤によって異なるインク同士の混色を防ぐことができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の方法は他層塗膜の各層を1層ずつ印字していく工程を採用しているため生産性が低下する。特許文献2の方法は、層は形成されるものの、画像パターンを表面で薄く広げることを目的としており、上層の膜厚が薄いために堅牢性の機能を付与することは難しい。
本発明は、密着性と塗膜堅牢性とを両立し、良好な生産性を有する積層体の製造方法を提供することを目的としする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するための手段としての本発明は以下に記載する通りの積層体の製造方法に係るものである。
基材に第1の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクを吐出して第1のインク層を形成する工程と、
前記第1のインク層上に第2の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクを吐出して第2のインク層を形成する工程と、
前記第1のインク層及び前記第2のインク層に活性エネルギー線を照射して、前記第1のインク層を硬化して第1の硬化層を形成すると共に前記第2のインク層を硬化して第2の硬化層を形成する工程と、
を含む、前記第1の硬化層と前記第2の硬化層とを有する積層体の製造方法であって、
前記第1の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクの静的表面張力をγ1(mN/m)とし、前記第2の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクの静的表面張力をγ2(mN/m)としたときに、γ1とγ2とが下記式(1)の関係を満たし、
γ1>γ2 (1)
前記第2の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクは、重量平均分子量(Mw)が500以上である多官能重合性化合物を10質量%以上40質量%以下含有し、無機粒子を1質量%以上30質量%以下含有する、
ことを特徴とする積層体の製造方法。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、密着性と塗膜堅牢性を両立し、良好な生産性を有する積層体の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の積層体の製造方法を実施する装置の一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の積層体の製造方法について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
【0009】
本発明の積層体の製造方法においては第1の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクと第2の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクを用いる。
本発明の積層体の製造方法は次の工程を含む。
・基材に第1の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクを吐出して第1のインク層を形成する工程
・前記第1のインク層上に第2の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクを吐出して第2のインク層を形成する工程
・前記第1のインク層及び前記第2のインク層に活性エネルギー線を照射して、前記第1のインク層を硬化して第1の硬化層を形成すると共に前記第2のインク層を硬化して第2の硬化層とを形成する工程
そして、前記第1の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクの静的表面張力をγ1(mN/m)とし、前記第2の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクの静的表面張力をγ2(mN/m)としたときに、γ1とγ2とが下記式(1)の関係を満たす。
γ1>γ2 (1)
また、前記第2の活性エネルギー線硬化型インクジェットインクは、重量平均分子量(Mw)が500以上である多官能重合性化合物を10質量%以上40質量%以下含有し、無機粒子を1質量%以上30質量%以下含有する、
【0010】
上記のように、本発明の積層体の製造方法は、第1のインクジェットインク及び第2のインクジェットインクによって積層体を第1のインク層と第2のインク層とからなる積層構造とし、この第1のインク層及び第2のインク層に活性エネルギー線を照射して第1のインク層と第2のインク層を同時に硬化することによって、生産性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
塗布装置
1か月前
ぺんてる株式会社
塗布具
1か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
1か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
1か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
1か月前
ベック株式会社
被膜形成方法
1か月前
株式会社KRI
処理層の形成方法
24日前
個人
卓上型足踏み式ポンプ押し機
19日前
株式会社リコー
積層体の製造方法
1か月前
株式会社ワークス
電子部品実装装置
2か月前
KY技研株式会社
接着剤の塗布装置
11日前
フェニックス工業株式会社
噴霧装置
1か月前
株式会社エス.ケーガス
連続焼付装置
1か月前
ベック株式会社
被膜形成方法、被覆材セット
1か月前
ホーチキ株式会社
帯電散布ヘッド
4日前
株式会社ワークス
電子部品接着用ノズル
2か月前
株式会社ワークス
電子部品接着用ノズル
1か月前
株式会社リコー
塗布装置及び画像形成装置
11日前
旭有機材株式会社
現場混合吹付け方法
1か月前
中島産業株式会社
薬液噴霧器及び薬液ボトル
1か月前
日東電工株式会社
フィルムの製造方法
2か月前
兵神装備株式会社
吐出装置、及び吐出システム
18日前
トリニティ工業株式会社
塗料充填量制御システム
2か月前
エコトライ株式会社
噴霧用ヘッダー及び噴霧装置
16日前
株式会社ワークス
電子部品接着用ディスペンサー
2か月前
株式会社吉野工業所
トリガー式吐出器
1か月前
エバ工業株式会社
製品の塗装システム
20日前
東レ株式会社
コーティング装置およびフィルムの製造方法
13日前
株式会社丸山製作所
背負式動力噴霧機
1か月前
セイコーエプソン株式会社
液体噴射装置
17日前
積水化学工業株式会社
2液エアゾール噴射装置
13日前
セイコーエプソン株式会社
粉体供給装置
2か月前
株式会社リコー
塗布装置、塗布装置を備える印刷装置
2か月前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器
1か月前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器
1か月前
トッパン・フォームズ株式会社
糊塗布装置
12日前
続きを見る