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公開番号2022097069
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-06-30
出願番号2020210441
出願日2020-12-18
発明の名称ジャンパ線用クランプ
出願人中国電力株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 7/05 20060101AFI20220623BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ジャンパ線を架空送配電線に容易にクランプするジャンパ線用クランプを提供する。
【解決手段】クランプ10は、第1導電部材1、第2導電部材2、及び六角ボルト3を備えている。第1導電部材1は、開閉自在な第1把持部材11を有する。第1導電部材1は、ジャンパ線Wjを外周方向から導入できる。第2導電部材2は、開閉自在な第2把持部材12を有する。第2導電部材2は、電線Wを外周方向から導入できる。六角ボルト3は、ジャンパ線Wjと電線Wがそれらの電線が延びる方向が所定角度で交差できるように、間隔を設けて、第1導電部材1と第2導電部材2を固定できる。クランプ10は、開放したジャンパ線Wjの端末を電線Wに容易にクランプでき、ジャンパ線Wjの端末と電線Wを安全に接続できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ジャンパ線と架空送配電線がそれらの電線が延びる方向が所定角度で交差可能なジャンパ線用クランプであって、
ジャンパ線を外周方向から導入可能に、開閉自在な第1把持部材を有する第1導電部材と、
架空送配電線を外周方向から導入可能に、開閉自在な第2把持部材を有する第2導電部材と、
ジャンパ線と架空送配電線がそれらの電線が延びる方向が所定角度で交差可能に、間隔を設けて、前記第1導電部材と前記第2導電部材を固定する締結部材と、を備えている、ジャンパ線用クランプ。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記第1導電部材は、その上面から穿設し、ジャンパ線を外周方向から導入可能な第1受入溝を有し、
前記第2導電部材は、その上面から穿設し、架空送配電線を外周方向から導入可能な第2受入溝を有し、
前記第1把持部材は、その内壁から穿設し、ジャンパ線を外周方向から導入可能な第3受入溝を有し、
前記第2把持部材は、その内壁から穿設し、架空送配電線を外周方向から導入可能な第4受入溝を有している、請求項1記載のジャンパ線用クランプ。
【請求項3】
前記第1導電部材は、
ジャンパ線が延びる方向と略平行に配置し、前記第1導電部材と回転自在に連結した第1回転軸と、
前記第1回転軸の外周方向に突出し、先端部側にナット部材を締結することで、前記第1把持部材を前記第1導電部材に固定できる一つ以上の第1雄ねじ部材と、を更に備え、
前記第2導電部材は、
架空送配電線が延びる方向と略平行に配置し、前記第2導電部材と回転自在に連結した第2回転軸と、
前記第2回転軸の外周方向に突出し、先端部側にナット部材を締結することで、前記第2把持部材を前記第2導電部材に固定できる一つ以上の第2雄ねじ部材と、を更に備えている、請求項1又は2記載のジャンパ線用クランプ。
【請求項4】
前記締結部材を内部に挿通でき、前記第1導電部材と前記第2導電部材との対向間隔を規定する円筒部材を更に備えている、請求項1から3のいずれかに記載のジャンパ線用クランプ。
【請求項5】
前記第1導電部材及び前記第2導電部材は、円板状に形成した第1菊座部をそれらの側面に有し、
前記円筒部材は、円板状に形成した第2菊座部を両端部に有し、
前記第1菊座部は、略円形の第1菊座面の中心から放射状に延びると共に、この第1菊座面から隆起した複数の第1突条を有し、
前記第2菊座部は、略円形の第2菊座面の中心から放射状に延びると共に、この第2菊座面から隆起した複数の第2突条を有し、
前記第1突条と前記第2突条が回転方向に噛み合うことで、前記第1導電部材と前記第2導電部材の交差角度を固定できる、請求項4記載のジャンパ線用クランプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ジャンパ線用クランプに関する。特に、鉄塔アームなどを跨いだ状態で配置したジャンパ線をその中央部で開放した場合に、開放したジャンパ線の端末を鉄塔に架設した架空送配電線にクランプするジャンパ線用クランプの構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
架空送配電線に事故が発生した場合には、特定の鉄塔アームを跨いだ状態で配置したジャンパ線をその中央部で一時的に開放している。そして、ジャンパ線を開放した区間以外で架空送配電線を早急に事故から復帰させている。又、鉄塔の建替工事又は架空送配電線の張替工事を実施するに当たっては、これらの工事期間に限定して、ジャンパ線を開放し、区間停電している。
【0003】
従来は、架空送配電線の事故又は一時的な送電系統の開放対応として、ジャンパ線が連結又は切り離しできない構造の場合には、ジャンパ線を鉄塔上で切断している。そして、PG(Parallel Grooved)クランプを用いて、開放したジャンパ線の端末を架空送配電線に保持している。又は、バインド線を用いて、開放したジャンパ線の端末を架空送配電線に保持している。
【0004】
PGクランプは、一方の電線と他方の電線を略平行に保持できる。このようなPGクランプに類似したものとして、口径の異なる分岐線が架空送配電線に対して直交するように接続できる電線接続用T形クランプが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-130757号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図6は、ジャンパ線の一例による配置を示す正面図である。図6を参照すると、鉄塔Tは、地上に立設している。鉄塔Tは、略水平方向にアームAを突出している。架空送配電線(以下、電線という)Wは、碍子連Gを介して、アームAに架設されている。ジャンパ線Wjは、鉄塔TのアームAを跨いだ状態で配置されている。
【0007】
図6を参照すると、引留クランプCは、電線Wを引き留めると共に、碍子連Gに連結している。引留クランプCから延出した電線Wは、ジャンパ線Wjを開放時には、図示しないPGクランプを用いて、ジャンパ線Wjと機械的及び電気的に接続している。
【0008】
図6を参照すると、碍子連Gは、その両端部に一対のアークホーンH・Hを配置している。アークホーンHは、落雷などによるフラッシュオーバーを一対のアークホーンH・Hの間に起させて、碍子連Gがアーク熱によって破壊することを抑制している。
【0009】
図6を参照して、鉄塔Tの建替工事又は電線Wの張替工事を実施するに当たっては、ジャンパ線Wjの中央部を切断することで、ジャンパ線Wjを開放している。
【0010】
次に、ジャンパ線の開放工事の一例を説明する。図7は、ジャンパ線の一例による配置を示す正面図であり、図7(A)は、ジャンパ線の中央部を切断する前の状態図、図7(B)は、ジャンパ線の中央部を切断した状態図である。図8は、ジャンパ線の一例による配置を示す正面図であり、切断したジャンパ線を折り返してジャンパ線の端末を架空送配電線に保持した状態図である。
(【0011】以降は省略されています)

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