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公開番号2022096884
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-06-30
出願番号2020210131
出願日2020-12-18
発明の名称スカベンジポンプ
出願人株式会社山田製作所
代理人個人
主分類F04C 2/10 20060101AFI20220623BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【目的】ポンプハウジングと内部のロータとの合せ面のクリアランスからのエアー浸入を防止するスカベンジポンプを提供する。
【構成】ボディ側吸入ポート21とボディ側吐出ポート22とボディ側軸孔部3が設けられたボディハウジングA1と、カバー側吸入ポート41とカバー側吐出ポート42とカバー側軸孔部5を有するカバーハウジングA2と、アウターロータ92と、インナーロータ91とを備え、ボディ側軸孔部3とカバー側軸孔部5の少なくとも何れか一方に周方向に沿うオイル溜り部61,62が設けられる。カバー側吐出ポート42又はボディ側吐出ポート22のいずれか一方の終端部付近にはオイルを流入可能としたオイルジェット給油部7が設けられ、ボディ側吐出ポート22又はカバー側吐出ポート42のいずれか他方の終端部寄りの位置にはオイル溜り部61,62に連通する吐出部81,82が設けられる。
【選択図】 図1

特許請求の範囲【請求項1】
ボディ側吸入ポートとボディ側吐出ポートとボディ側軸孔部が設けられたロータ室を有するボディハウジングと、カバー側吸入ポートとカバー側吐出ポートとカバー側軸孔部を有するカバーハウジングと、前記ロータ室に収納される内歯を有するアウターロータと、外歯及び軸支孔部を有するインナーロータとを備え、前記ボディ側軸孔部と前記カバー側軸孔部の少なくとも何れか一方で且つその内方側の開口周縁の少なくとも一部には直径方向外方に延在し且つ周方向に沿うオイル溜り部が設けられ、前記カバー側吐出ポート又は前記ボディ側吐出ポートのいずれか一方の終端部付近には外部からオイルを流入可能としたオイルジェット給油部が設けられ、前記ボディ側吐出ポート又は前記カバー側吐出ポートのいずれか他方の終端部寄りの位置には前記オイル溜り部に連通する吐出部が設けられてなることを特徴とするスカベンジポンプ。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
請求項1に記載のスカベンジポンプにおいて、前記ボディハウジングには前記吐出部と、前記オイル溜り部とが設けられ、前記カバーハウジングには前記オイルジェット給油部が設けられる構成としてなることを特徴とするスカベンジポンプ。
【請求項3】
請求項1に記載のスカベンジポンプにおいて、前記カバーハウジングに前記吐出部と、前記オイル溜り部とが設けられ、前記ボディハウジングには前記オイルジェット給油部が設けられてなることを特徴とするスカベンジポンプ。
【請求項4】
請求項1,2又は3の何れか1項に記載のスカベンジポンプにおいて、前記オイルジェット給油部は、前記ボディハウジングの前記ボディ側吐出ポート又は前記カバーハウジングの前記ボディ側吐出ポートに向かって次第に近接するように前記ボディハウジング又は前記カバーハウジングを貫通している傾斜路であることを特徴とするスカベンジポンプ。
【請求項5】
請求項1,2,3又は4の何れか1項に記載のスカベンジポンプにおいて、前記ボディ側吐出ポート又は前記カバー側吐出ポートにおける前記オイルジェット給油部の内方側給油口が形成される位置及びその近傍に前記吐出部が形成されてなることを特徴とするスカベンジポンプ。
【請求項6】
請求項1,2,3,4又は5の何れか1項に記載のスカベンジポンプにおいて、前記オイル溜り部は、前記ボディ側軸孔部又は前記カバー側軸孔部の内方側開口周縁全体に環状として形成されてなることを特徴とするスカベンジポンプ。
【請求項7】
請求項1,2,3,4,5又は6の何れか1項に記載のスカベンジポンプにおいて、前記インナーロータの軸支孔部の周囲には円筒部が形成され、前記ボディ側軸孔部の前記ロータ室側の開口周縁には前記円筒部が挿入又は軸支される段差内周部が形成され、該段差内周部に前記オイル溜り部が設けられてなることを特徴とするスカベンジポンプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内接歯車タイプのロータを使用したオイルポンプであって、ポンプハウジングと該ポンプハウジング内に収められたロータとの合せ面に生じるクリアランス(隙間)からのエアー浸入を防止し、良好なポンプ駆動を実現できるスカベンジポンプに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
自動車のエンジンにオイルを潤滑させるためのオイルポンプとしてトロコイド状歯形を有するロータを備えた内接歯車タイプのオイルポンプが数多く使用されている。そして、オイルポンプには、オイルパンからオイルを吸入し、そのオイルをエンジン各部に潤滑のために送る役目を果たすフィードポンプと、該フィードポンプと共に使用され、エンジン各部に潤滑などに使用されたオイルを強制的にオイルパンに戻す役目を果たすスカベンジポンプが存在する。
【0003】
スカベンジポンプは、車両のエンジンに必ず搭載されるものではく、エンジン各部に送られたオイルが自然にオイルパンに戻るエンジン構造のような場合では、前記スカベンジポンプは不要であることが多い。しかし、エンジン各部に送られたオイルが自然にオイルパンに戻り難いタイプのエンジン、例えば水平対向エンジンでは、オイルを強制的に戻すために前記スカベンジポンプを必要としている。
【0004】
スカベンジポンプの構造は、フィードポンプの構造と類似している点は多いが、その相違点としては、フィードポンプがオイルパンからエンジン各部にオイルを送る役目を果たすのに対し、スカベンジポンプはそのエンジンに送られたオイルをオイルパンに戻すという反対の役割を果たしていることである。
【0005】
スカベンジポンプは、フィードポンプのように、内接歯車が使用されている例が多く存在する。フィードポンプでは、ストレーナがオイルパンのオイル内に完全に埋没されているために、フィードポンプが運搬する物質は、その大部分がオイルであるのに対し、スカベンジポンプが運搬する物質は、エンジン各部を潤滑したオイルが間欠的に戻ってくるために、スカベンジポンプではオイルだけで無く、エアーも多く運搬されることになる。
【0006】
そのために、戻りのオイルにはどうしてもエアーが混入しやすくて、スカベンジポンプの駆動時において、エアーが混入したオイルでは、搬送されるオイルの圧力が低く、ポンプハウジングと該ポンプハウジング内に収められたロータとの合せ面に生じるクリアランス(隙間)からのエアーが浸入し易くなる。
【0007】
そして、スカベンジポンプは、吐出ポートにはほとんど油圧が発生せず、ほぼ大気開放に近い状態でオイルを吐き出すことになる。例えば、内接歯車を構成するインナーロータとカバーの合わせ面となる部分にオイルが入り込む溝を設けても、吸入行程まで上手くオイルが行き渡らず、シール性が不十分となり吸入行程側の隙間からエアーを吸い込んでしまうことが多かった。その結果、スカベンジポンプでは、十分な吸い込み性能が発揮できず、スカベンジポンプ自体の理論吐出量を大きくして吸い込み性能を向上せざるを得ず、ポンプ自体の大型化、価格上昇を招くことになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平9-317423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1に開示されているオイルポンプは、フィードオイルポンプとして、始動時にポート内にオイルを行き渡らせる効果を期待させるものである。しかし、特許文献1におけるオイルポンプは、スカベンジポンプとして使用されるものではない。そして、エンジンの長期間の停止と共にオイルポンプが長時間にわたって停止状態とされた場合、オイルポンプ内のオイルがポンプハウジングの外に垂れて出て行ってしまうため、内部に溜まるオイルがほとんど空の状態になり、エンジンの再始動時においては、オイルポンプはロータを構成するアウターロータの歯と、インナーロータの歯との間、及びロータ室の内面部とアウターロータの側面や外周面との間には、油膜が十分に形成されず、摩耗の進行や摺動抵抗が増加する問題点があった。
【0010】
以上述べたように、特許文献1のオイルポンプは、そのままスカベンジポンプとして使用することは、極めて困難である。そこで、本発明の目的(技術的課題)は、ポンプ始動時のエアーの吸い込みを防止し、潤滑としてのオイルを素早く取り出して良好なオイル循環ができるスカベンジポンプを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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