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公開番号2022094886
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-06-27
出願番号2021054263
出願日2021-03-26
発明の名称乗員保護装置
出願人豊田合成株式会社
代理人個人
主分類B60R 21/18 20060101AFI20220620BHJP(車両一般)
要約【課題】エアバッグを保持したバッグ用ベルトとシートベルトとを、タングを共用して使用しても、タングの引張荷重の増加を抑制できて、円滑に両ベルトを乗員に装着可能な乗員保護装置を提供すること。
【解決手段】シートベルト11とエアバッグを保持したバッグ用ベルト20とが、バックルに締結するタング30を、共用して使用する乗員保護装置である。タングは、先端側にバックルに締結可能な締結部33を配設し、元部側にバッグ用ベルトを連結させる連結部35を配設し、シートベルトの挿通孔39を、締結部と連結部との間に配設する。挿通孔と連結部との間の部位は、表面43a側をシートベルトの摺動部位とする摺動案内部43として、連結部35の表面35a側より、高くする凸形状としている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
シートに着座した乗員を、シートベルトとエアバッグとを併用して保護する乗員保護装置であって、
前記シートベルトが、
シートの左右方向の一方側において、背もたれ部の上端側に配設されたリトラクタから繰り出し可能とし、下端側を座部側に固定される固定端として、前記シートの左右方向の他方側における前記座部側に配設されたバックルに締結されるタングの挿通孔に挿通させて、
前記バックルに締結させた前記タングから前記リトラクタ側に延びる部位を、乗員の胸部の前面側に配置されるショルダーベルト部とし、前記バックルに締結させた前記タングから前記固定端側に延びる部位を、乗員の腰部の前面側に配置されるラップベルト部として、使用可能に配設され、
前記エアバッグが、前記固定端側の元部側から延びるバッグ用ベルトに、膨張可能に折り畳まれて保持され、
前記バッグ用ベルトが、前記元部側から延びる先端を、前記タングに連結させて、前記タングの前記バックルへの締結時に、前記ラップベルト部の上面側に配設されて、膨張完了時に前記エアバッグを前記乗員の胸部の前面側に配置可能とする構成として、
前記タングが、略板状として、
先端側に、前記バックルに締結可能な締結部を配設し、
元部側に、前記バッグ用ベルトの先端側を連結させる連結部を配設し、
前記シートベルトの前記挿通孔を、前記締結部と前記連結部との間に配設して構成されるとともに、
前記タングの前記連結部が、前記バッグ用ベルトの先端側の幅方向に貫通穴を設けたループ部を巻き掛ける連結杆部と、該連結杆部に隣接する前記挿通孔側に配置されて、前記バッグ用ベルトの前記ループ部の周壁を挿通させる挿通用開口と、を配設させて構成され、
前記タングが、
前記挿通孔の周縁の表面側を、前記シートベルトの前記ショルダーベルト部側とし、前記挿通孔の周縁の裏面側を、前記シートベルトの前記ラップベルト部側として、前記挿通孔に前記シートベルトを挿通させて、前記シートベルトの引っ張り前に、前記背もたれ部の上端側に待機される構成とするとともに、
前記挿通孔と前記挿通用開口との間の部位が、表面側を前記シートベルトの摺動部位とする摺動案内部として、
該摺動案内部が、前記連結部より表面側に隆起する凸形状として、前記連結部の表面側より、高く構成されていることを特徴とする乗員保護装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記タングの前記摺動案内部が、表面側を、前記連結部側にかけて、裏面側より角度を付けて高くする傾斜面として、構成されていることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
【請求項3】
前記タングの前記摺動案内部の前記傾斜面が、傾斜角度を40~60°の範囲内として、構成されていることを特徴とする請求項2に記載の乗員保護装置。
【請求項4】
前記タングの前記摺動案内部が、前記連結部の表面側より高くする寸法をhとすると、前記バッグ用ベルトの厚さ寸法をtとした場合、t<h<3tの範囲内とした高さ寸法として、配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の乗員保護装置。
【請求項5】
前記バッグ用ベルトが、前記元部側を、前記バッグ用ベルトを繰り出し可能なリトラクタに連結させて、配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の乗員保護装置。
【請求項6】
折り畳まれた前記エアバッグを収納し、かつ、前記バッグ用ベルトと前記ラップベルト部とを挿通させて配設される形状保持性を有したケース、を備え、
該ケースが、
前記タングの前記バックルへの締結時における前記ラップベルト部を上面側に配置させる底壁部と、
前記タングの前記バックルへの締結時における前記バッグ用ベルトを上面側に配置させ、かつ、前記ラップベルト部を下面側に配置させる中間壁部と、
前記バッグ用ベルト及び折り畳まれた前記エアバッグを介在させて、前記中間壁部と対向するように配設される天井壁部と、
前記タングの前記バックルへの締結時における前記底壁部の前記ラップベルト部及び前記バッグ用ベルトの幅方向の前後両縁において、前記底壁部と前記天井壁部とを連結するように配設される前壁部及び後壁部と、
前記タングの前記バックルへの締結時における前記ラップベルト部と前記バッグ用ベルトとの挿通方向に沿った両端面側に配設されて、前記ラップベルト部と前記バッグ用ベルトとを挿通可能な挿通口と、
を備えて構成されるとともに、
前記ケースの両端面間における前記底壁部、前記中間壁部、前記前壁部、及び、前記後壁部で囲まれ部位を、前記ラップベルト部の断面形状と略同等の空間として、前記ラップベルト部を摺動可能に挿通させる挿通用通路、とし、
前記天井壁部側を、前記エアバッグの膨張時に、折り畳まれた前記エアバッグを突出させるように、開き可能なドア部、として構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の乗員保護装置。
【請求項7】
前記ケースが、合成樹脂から形成されるとともに、
前記天井壁部、前記前壁部と前記後壁部との上部側、前記中間壁部、及び、両端面側の前記挿通口の上側周縁、を構成する上側部材と、
前記底壁部、前記前壁部と前記後壁部との下部側、及び、両端面側の前記挿通口の下側周縁、を構成する下側部材と、
から構成されて、
前記上側部材と前記下側部材との前後の縁側に、相互に係合して、前記ケースを組み立て可能な組付用係合部が、配設され、
前記ドア部が、前記上側部材の前記後壁部側に、該ドア部の回転中心となるインテグラルヒンジからなるヒンジ部位を設け、前記上側部材の前記前壁部側に、前記エアバッグの膨張時に解除可能に、前記前壁部側の部位に対応して係合されるドア用係合部、を設けて、配設されていることを特徴とする請求項6に記載の乗員保護装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに着座した乗員を保護するための乗員保護装置に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、乗員保護装置としては、シートベルトに、膨張したエアバッグを配設させて、シートに着座した乗員を保護するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この乗員保護装置では、共用するタングに、二つのシートベルトを重ねて組み付けるようにして、各シートベルトのタングの部位で分かれるショルダーベルト部とラップベルト部とにおいて、それぞれ、一方側のショルダーベルト部若しくはラップベルト部に、膨張するエアバッグを保持させておく構成としていた。また、二つのシートベルトは、それぞれ、リトラクタから繰り出される構成としているものの、リトラクタの配置は、一方が、背もたれ部の上端側とし、他方が、座部の側方側としていた。そして、使用時には、共用されたタングを、リトラクタと左右方向の反対側のシート側方に配置されたバックルに締結させて、一方のシートベルトのショルダーベルト部に保持された折り畳まれた状態のエアバッグを、乗員の胸部の前面側に配置させ、他方のシートベルトのラップベルト部に保持された折り畳まれた状態のエアバッグを、腰部の前面側に配置させていた。そして、車両が衝突等すれば、各エアバッグが、膨張して、乗員の胸部と腰部とをそれぞれ受け止めて、乗員を保護することとなっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-290499公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の乗員保護装置では、二つのシートベルトをタングの対応する二つの挿通孔を挿通させるように構成させていたことから、タングを引っ張って、所定のバックルに締結させる際、二つのシートベルト相互が摺動し、シートベルトの摩擦抵抗により、タングのバックルへの締結作業時、タングの引張荷重が上昇して、タングの締結作業を円滑に行い難くしていた。このような二枚重ねとなるようなベルトを、1つのタングを共用して、使用する場合、二つのベルトに共にエアバッグを保持させている場合だけでなく、一方のベルトにだけ、腰部の前面側で膨張するエアバッグを保持させている場合でも、引張荷重の増加により、タングの引張作業が円滑に行ない難くなってしまう。換言すれば、タングに、通常のシートベルトとともに、エアバッグを保持するバッグ用ベルトを連結させる構成としても、バッグ用ベルトを連結させていないタングの引張荷重と略同等とするように、引張荷重の増加を抑制することが望まれる。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、エアバッグを保持したバッグ用ベルトとシートベルトとを、タングを共用して使用しても、タングの引張荷重の増加を抑制できて、円滑に両ベルトを乗員に装着可能な乗員保護装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る乗員保護装置は、シートに着座した乗員を、シートベルトとエアバッグとを併用して保護する乗員保護装置であって、
前記シートベルトが、
シートの左右方向の一方側において、背もたれ部の上端側に配設されたリトラクタから繰り出し可能とし、下端側を座部側に固定される固定端として、前記シートの左右方向の他方側における前記座部側に配設されたバックルに締結されるタングの挿通孔に挿通させて、
前記バックルに締結させた前記タングから前記リトラクタ側に延びる部位を、乗員の胸部の前面側に配置されるショルダーベルト部とし、前記バックルに締結させた前記タングから前記固定端側に延びる部位を、乗員の腰部の前面側に配置されるラップベルト部として、使用可能に配設され、
前記エアバッグが、前記固定端側の元部側から延びるバッグ用ベルトに、膨張可能に折り畳まれて保持され、
前記バッグ用ベルトが、前記元部側から延びる先端を、前記タングに連結させて、前記タングの前記バックルへの締結時に、前記ラップベルト部の上面側に配設されて、膨張完了時に前記エアバッグを前記乗員の胸部の前面側に配置可能とする構成として、
前記タングが、略板状として、
先端側に、前記バックルに締結可能な締結部を配設し、
元部側に、前記バッグ用ベルトの先端側を連結させる連結部を配設し、
前記シートベルトの前記挿通孔を、前記締結部と前記連結部との間に配設して構成されるとともに、
前記タングの前記連結部が、前記バッグ用ベルトの先端側の幅方向に貫通穴を設けたループ部を巻き掛ける連結杆部と、該連結杆部に隣接する前記挿通孔側に配置されて、前記バッグ用ベルトの前記ループ部の周壁を挿通させる挿通用開口と、を配設させて構成され、
前記タングが、
前記挿通孔の周縁の表面側を、前記シートベルトの前記ショルダーベルト部側とし、前記挿通孔の周縁の裏面側を、前記シートベルトの前記ラップベルト部側として、前記挿通孔に前記シートベルトを挿通させて、前記シートベルトの引っ張り前に、前記背もたれ部の上端側に待機される構成とするとともに、
前記挿通孔と前記挿通用開口との間の部位が、表面側を前記シートベルトの摺動部位とする摺動案内部として、
該摺動案内部が、前記連結部より表面側に隆起する凸形状として、前記連結部の表面側より、高く構成されていることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る乗員保護装置では、シートに乗員が着座した状態でシートベルトを装着するように、タングを引っ張ってバックルに締結させる際、タングを、締結部側を先頭に、背もたれ部の上端側の待機位置から、水平方向に前方移動させて、下向きに移動させたり、あるいは、乗員の肩口から斜め下向きに移動させて、バックルに締結させる。その際、タングの挿通孔の周縁における摺動案内部の表面側を、シートベルトが摺動しつつ、タングが移動することとなるが、摺動案内部の表面側が、連結部の表面側より、高いことから、摺動案内部を摺動するショルダーベルト部は、その高さ分、バッグ用ベルトと摺動することが抑制されて、シートベルトとバッグ用ベルトとの相互の摺動による摩擦抵抗を低減でき、タングの引張荷重の増加を抑制できて、タングをバックルに締結させて乗員にシートベルトとバッグ用ベルトとを円滑に装着することができる。そして、タングをバックルに締結すれば、シートベルトのショルダーベルト部を、乗員の胸部の前面側に配置させ、シートベルトのラップベルト部を、乗員の腰部の前面側に配置させ、さらに、バッグ用ベルトを、ラップベルト部の上面側に配置させることができ、その後、車両の衝突等によりエアバッグが膨張すれば、前方移動する乗員を、シートベルトと、バッグ用ベルトに支持されたエアバッグとにより、的確に受け止めて保護できる。
【0008】
したがって、本発明に係る乗員保護装置では、エアバッグを保持したバッグ用ベルトとシートベルトとを、タングを共用して使用しても、タングの引張荷重の増加を抑制できて、円滑に両ベルトを乗員に装着することができる。
【0009】
そして、本発明に係る乗員保護装置では、前記タングの前記摺動案内部が、表面側を、前記連結部側にかけて、裏面側より角度を付けて高くする傾斜面として、構成されていることが望ましい。
【0010】
このような構成では、両ベルトの装着時におけるタングの引張作業時、シートベルトが、タングの裏面側から表面側に挿通するように、挿通孔を通過する。その際、シートベルトは、タングの裏面側に、固定端側に延びるラップベルト部側を配設させ、タングの表面側に、リトラクタ側に延びるショルダーベルト部側を配設させて、摺動案内部の表面側の傾斜面における締結部側の先端側から連結部側の元部側にかけて、摺動する。この時、摺動案内部の表面側は、凸形状の高さを確保するための形態として、半円柱状等の曲面状とせずに、先端側から元部側に向かって立ち上るような平面状の傾斜面を設けた形態としている。そのため、凸形状の確保のための半円柱状等の曲面状の摺動面では、その略全面でシートベルトが摺動し易く、摺動抵抗が高くなるが、平面状の傾斜面自体では、その略全面でシートベルトが圧接した状態で摺動し難く、単に、傾斜面の先端側と元部側との二点の縁部位で、シートベルトがその幅方向で線状若しくは帯状に接触する状態となり易く、引張荷重の上昇を抑えて、タングを引っ張ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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