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公開番号2022094312
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-06-24
出願番号2021187586
出願日2021-11-18
発明の名称並進運動テーブルを備える計時器用共振器機構
出願人ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド
代理人個人
主分類G04B 17/04 20060101AFI20220617BHJP(時計)
要約【課題】 重力の方向にあまり影響を受けないような計時器用共振器機構を提供する。
【解決手段】 本発明は、振動錘(2)と、及び固定支持体(3)を振動錘(2)に接続する少なくとも2つのフレキシブルブレード(4)があるフレキシブルガイドとを備える回転式共振器機構(1)に関する。この共振器機構(1)は、振動錘が仮想ピボットのまわりの回転運動を行うことができるようにするように実質的に同じ平面内に延在しており、フレキシブルガイドは、主対称軸(14)に沿って延在しており、共振器機構(1)は、フレキシブルガイドと振動錘(2)の間に直列に配置される並進運動テーブル(5)を備え、並進運動テーブル(5)は、フレキシブルブレード(4)及び/又は振動錘(2)に連結している。本発明は、さらに、このような共振器機構(1)を備える計時器用ムーブメントに関する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
振動錘(2)と、及び固定支持体(3)を前記振動錘(2)に接続する少なくとも2つのフレキシブルブレード(4)があるフレキシブルガイドとを備える回転式共振器機構(1、10、20)であって、
前記共振器機構(1、10、20)は、前記振動錘が仮想ピボットのまわりの回転運動を行うことができるようにするように実質的に同じ平面内に延在しており、
前記フレキシブルガイドは、主対称軸(14)に沿って延在しており、
前記共振器機構(1、10、20)は、前記フレキシブルガイドと前記振動錘(2)の間に直列に配置される並進運動テーブル(5、15)を備え、
前記並進運動テーブル(5、15)は、前記フレキシブルブレード(4)及び/又は前記振動錘(2)に連結している
ことを特徴とする共振器機構。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記並進運動テーブル(5)は、前記共振器機構(1、10、20)の静止位置において前記フレキシブルガイドの前記主対称軸(14)に沿った方向の変位を可能にするように構成している
ことを特徴とする請求項1に記載の共振器機構。
【請求項3】
前記並進運動テーブル(15)は、前記共振器機構(1、10、20)の静止位置において前記フレキシブルガイドの前記主対称軸(14)に対して実質的に垂直な方向における変位を可能にするように構成している
ことを特徴とする請求項1に記載の共振器機構。
【請求項4】
前記並進運動テーブル(5、15)には、少なくとも2つの第2次フレキシブルブレード(7、17)と高剛性部(6、16)があり、
前記第2次フレキシブルブレード(7、17)は、一端が前記高剛性部(6、16)に、他端がバランス(2)に連結しており、
前記フレキシブルガイドの前記フレキシブルブレード(4)は、前記並進運動テーブルの前記高剛性部(6、16)に接続されている
ことを特徴とする請求項1に記載の共振器機構。
【請求項5】
前記第2次フレキシブルブレード(7、17)どうしは、実質的に平行であり、異なる向きに配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の共振器機構。
【請求項6】
前記フレキシブルガイドの2つの前記フレキシブルブレードは、交差している
ことを特徴とする請求項1に記載の共振器機構。
【請求項7】
前記第1の並進運動テーブル(5)と前記フレキシブルガイドの間に直列に配置される第2の並進運動テーブル(25)を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の共振器機構。
【請求項8】
前記第2の並進運動テーブル(25)には、少なくとも2つの第3次フレキシブルブレード(27)及び第2の高剛性部(26)があり、
前記第3次フレキシブルブレード(27)は、一端が前記第1の並進運動テーブル(5)の前記高剛性部(6)に、他端が前記第2の高剛性部(26)に連結しており、
前記フレキシブルガイドの2つの前記フレキシブルブレード(4)は、前記第2の並進運動テーブルの前記第2の高剛性部(26)に接続されている
ことを特徴とする請求項1に記載の共振器機構。
【請求項9】
請求項1に記載の共振器機構(1、10、20)を備える
ことを特徴とする計時器用ムーブメント。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、並進運動テーブルを備える計時器用共振器機構に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
現在のほとんどの機械式の携行型時計(例、腕時計、懐中時計)は、ばねバランスとスイス式レバーエスケープ機構を備える。ばねバランスは、携行型時計のタイムベースを形成する。ばねバランスは、共振器とも呼ばれる。
【0003】
次に、エスケープは以下の2つの主要な機能を果たす。
- 共振器の往復運動を維持する。
- これらの往復運動の数をカウントする。
【0004】
機械的共振器を構成するには、慣性要素、ガイド及び弾性戻し要素が必要である。伝統的には、スパイラルばねは、バランスによって構成する慣性要素のための弾性戻し要素として機能する。このバランスは、プレーンルビーベアリング内にて回転するピボットによって回転ガイドされる。
【0005】
今日、フレキシブルガイドは、仮想ピボットを形成するためのばねとして用いられている。フレキシブル仮想ピボットのガイドは、計時器用共振器を大幅に改善する。最も単純なものは、概して垂直に、互いに交差するまっすぐなブレードを備える2つのガイドデバイスによって構成している交差したブレードを備えるピボットである。これらの2つのブレードは、2つの異なる平面内において3次元的であることができ、また、同じ平面内において2次元的であることもでき、そして、それらの交点において溶接される。しかし、互いに交差しないまっすぐなブレードを備えるRCCタイプ(「リモートセンターコンプライアンス」の略語)の非交差ブレードを備えるガイドもある。このような共振器は、欧州特許文献EP2911012、又は欧州特許文献EP14199039及び欧州特許文献EP16155039に記載されている。
【0006】
しかし、ばねを備えるバランスの運動と同様な形態で回転式環状バランスを回転させるためにフレキシブルブレードを用いることが望まれる場合、計時器用ムーブメントのレートに重力が大きな影響を及ぼしてしまう。実際に、機構が止まっているときに、フレキシブルガイドは主対称軸に沿った方向を向いている。したがって、重力がこの軸に沿った方向を向いている場合には、重力の影響は、重力がこの軸に対して垂直な方向を向いている場合とは大きく異なる。このように、機構の重心は、重力の影響下で変位し、このことによって、携行型時計の異なる姿勢の間でクロノメトリー性能の違いが発生してしまう。
【0007】
この課題に対応するために、米国特許出願US202003805は、重心と回転中心の間に主対称軸に沿った不均衡を与えることを提案している。しかし、不均衡はバランスの重荷となり、このことが調整の問題とエネルギーの損失につながってしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、重力の方向にあまり影響を受けないような計時器用共振器機構を提供することによって、上記の課題の全部又は一部を克服することを目的とする。
【0009】
このために、本発明は、振動錘と、及び固定支持体を前記振動錘に接続する少なくとも2つのフレキシブルブレードがあるフレキシブルガイドとを備える回転式共振器機構に関する。前記共振器機構は、前記振動錘が仮想ピボットのまわりの回転運動を行うことができるようにするように実質的に同じ平面内に延在しており、前記フレキシブルガイドは、主対称軸に沿って延在している。
【0010】
本発明は、前記共振器機構が、前記フレキシブルガイドと前記振動錘の間に直列に配置される並進運動テーブルを備え、前記並進運動テーブルが、前記フレキシブルブレード及び/又は前記振動錘に連結しているという点で注目に値する。
(【0011】以降は省略されています)

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