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公開番号2022089333
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-06-16
出願番号2020201662
出願日2020-12-04
発明の名称配電自動化システム
出願人中国電力株式会社
代理人個人
主分類H02J 3/18 20060101AFI20220609BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】開閉器の開閉によって機器が損傷するのを防止することが可能な配電自動化システムを提供する。
【解決手段】配電自動化システム1において、自動電圧調整装置51、52の状態を含む配電系統状態を記憶する系統状態記憶装置21と、配電系統内の機器を制御可能な監視制御卓4と、を備える。監視制御卓から開閉器の開閉操作が入力された場合に、当該操作によって自動電圧調整装置またはその周辺機器が損傷するため操作不可とするか否かを配電系統状態に基づいて判定し、操作不可と判定した場合には警報を発する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
自動電圧調整装置の状態を含む配電系統状態を記憶する系統状態記憶装置と、
配電系統内の機器を制御可能な監視制御装置と、
を備え、前記監視制御装置から開閉器の開閉操作が入力された場合に、当該操作によって前記自動電圧調整装置またはその周辺機器が損傷するため操作不可とするか否かを前記配電系統状態に基づいて判定し、操作不可と判定した場合には警報を発する、
ことを特徴とする配電自動化システム。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記自動電圧調整装置である段階制御式リアクトル装置に投入量がある状態で、該段階制御式リアクトル装置の直近上流側の開閉器に対して前記監視制御装置から切操作が入力された場合には、操作不可と判定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の配電自動化システム。
【請求項3】
前記自動電圧調整装置である負荷時タップ切換変圧器装置によって負荷側が昇圧または降圧されている状態で、前記監視制御装置から開閉器の入操作が入力されて、該入操作によって前記負荷時タップ切換変圧器装置を含む閉回路が形成される場合には、操作不可と判定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の配電自動化システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動電圧調整装置を含む配電系統を監視、制御する配電自動化システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、配電系統の監視や開閉器の制御などを行い、停電が発生すると配電系統上の停電エリアを特定したり、監視、制御の結果に基づいて、停電の発生や給電の復旧などの停電情報を生成したりする配電自動化システムが設置、運用されている。また、配電線の電圧を適正に維持するための自動電圧調整装置として、例えば、負荷時タップ切換変圧器装置(SVR:Static Voltage Regulator)が配電線途中に配設されたり、段階制御式リアクトル装置(SSR:Step Switched Reactor)が配電線の端末側に配設されたりしている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-41405号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、系統を切り替える際には、自動電圧調整装置などの機器が損傷して配電線事故に波及しないように、配電系統の状態などを考慮・注意(養生)する必要がある。例えば、開閉器を開閉することでSVRや開閉器が損傷しないかを確認して開閉器を操作する必要があるが、このような確認は、従来、担当者・オペレータが行っていた。このため、担当者の経験不足や注意不足などによって確認・判断を誤るおそれがあり、その結果、機器が損傷して配電線事故に至るおそれがあった。
【0005】
そこで本発明は、開閉器の開閉によって機器が損傷するのを防止可能な配電自動化システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、自動電圧調整装置の状態を含む配電系統状態を記憶する系統状態記憶装置と、配電系統内の機器を制御可能な監視制御装置と、を備え、前記監視制御装置から開閉器の開閉操作が入力された場合に、当該操作によって前記自動電圧調整装置またはその周辺機器が損傷するため操作不可とするか否かを前記配電系統状態に基づいて判定し、操作不可と判定した場合には警報を発する、ことを特徴とする配電自動化システムである。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の配電自動化システムにおいて、前記自動電圧調整装置である段階制御式リアクトル装置に投入量がある状態で、該段階制御式リアクトル装置の直近上流側の開閉器に対して前記監視制御装置から切操作が入力された場合には、操作不可と判定する、ことを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1に記載の配電自動化システムにおいて、前記自動電圧調整装置である負荷時タップ切換変圧器装置によって負荷側が昇圧または降圧されている状態で、前記監視制御装置から開閉器の入操作が入力されて、該入操作によって前記負荷時タップ切換変圧器装置を含む閉回路が形成される場合には、操作不可と判定する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、監視制御装置から開閉器の開閉操作が入力された場合に、この操作によって自動電圧調整装置やその周辺機器が損傷するおそれがあるため操作不可か否かが自動判定され、操作不可と判定した場合には警報が発せられる。このため、開閉器の開閉によって機器が損傷するのを防止することが可能となり、さらには、配電線事故を防止して電力供給の信頼度、安定性を向上させることが可能となる。しかも、操作不可か否かが本配電自動化システムで自動的に判定されるため、担当者・オペレータの経験や注意力などによらず適正に判定することが可能であるとともに、判定・確認に要する時間と労力を削減することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、段階制御式リアクトル装置に投入量がある状態で、この段階制御式リアクトル装置の直近上流側(手前)の開閉器に対して切操作が入力された場合には、操作不可と判定され警報が発せられる。すなわち、このような開閉器の切操作が実行されると、当該開閉器が破損するため、操作不可と判定して警報を発することで、当該開閉器の損傷さらには配電線事故を防止することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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