TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2022085825
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-06-08
出願番号2021106503
出願日2021-06-28
発明の名称ファン装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人
主分類F04D 29/38 20060101AFI20220601BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】風量を確保しながらも、騒音の発生を抑制することのできるファン装置を提供する。
【解決手段】ファン装置10は、複数のブレード200を有するファン20を備える。ブレード200の縁210のうち、最も内周側にある第1領域、及び最も外周側にある第3領域のそれぞれにおいては、縁210に沿って内周側から外周側へ行くに従って、縁210の上の各位置におけるスキュー角度が、回転方向とは逆側へと次第に変化して行き、縁210のうち、第1領域と第3領域の間にある第2領域においては、縁210に沿って内周側から外周側へ行くに従って、縁210の上の各位置におけるスキュー角度が、回転方向側へと次第に変化して行くように、それぞれのブレード200が形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
空気を送り出すファン装置(10)であって、
複数のブレード(200)を有するファン(20)と、
前記ファンを回転させるモータ(30)と、を備え、
前記ファンをその回転中心軸(AX)に沿って見た場合において、
前記ブレードのうち、前記ファンの回転方向に沿った前方側もしくは後方側のいずれか一方の縁を形状特定縁(210)とし、
前記形状特定縁の上の各位置について、当該位置に対応する点と前記回転中心軸とを結ぶ直線の傾斜角度を、当該位置についてのスキュー角度としたときに、
前記形状特定縁のうち、最も内周側にある第1領域、及び最も外周側にある第3領域のそれぞれにおいては、前記形状特定縁に沿って内周側から外周側へ行くに従って、前記形状特定縁の上の各位置における前記スキュー角度が、前記回転方向とは逆側へと次第に変化して行き、
前記形状特定縁のうち、前記第1領域と前記第3領域の間にある第2領域においては、前記形状特定縁に沿って内周側から外周側へ行くに従って、前記形状特定縁の上の各位置における前記スキュー角度が、前記回転方向側へと次第に変化して行くように、それぞれの前記ブレードが形成されているファン装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記形状特定縁の上の各位置について、前記形状特定縁のうち前記回転中心軸側の端部から当該位置までの径方向に沿った距離を、前記形状特定縁の一端から他端までの径方向に沿った距離、で除して得られる値のことを、当該位置についてのスパン値としたときに、
前記第1領域と前記第2領域との境界となる位置の前記スパン値が、0.1から0.4の範囲内であり、且つ、
前記第2領域と前記第3領域との境界となる位置の前記スパン値が、0.4から0.6の範囲内である、請求項1に記載のファン装置。
【請求項3】
前記回転中心軸に沿って見た場合において、
前記回転中心軸と、前記形状特定縁のうち前記回転中心軸側の端部と、を結ぶ直線を、前記スキュー角度が0度となる基準線としたときに、
前記第1領域と前記第2領域との境界となる位置の前記スキュー角度が、4度から12度の範囲内であり、且つ、
前記第2領域と前記第3領域との境界となる位置の前記スキュー角度が、2度から7度の範囲内である、請求項1又は2に記載のファン装置。
【請求項4】
前記形状特定縁のうち、前記回転中心軸から遠い方の端部となる位置の前記スキュー角度が、16度から20度の範囲内である、請求項3に記載のファン装置。
【請求項5】
前記モータを支持するための複数のステー(43)を更に備え、
前記ステーは、空気の送り出される方向に沿って前記ファンよりも上流側となる位置に配置されている、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のファン装置。
【請求項6】
それぞれの前記ブレードの先端を繋ぐように形成されたリング部(22)を更に備える、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のファン装置。
【請求項7】
前記ブレードのうち、前記回転方向に沿って前記形状特定縁とは反対側にある縁(220)には、複数の凹凸からなるセレーション(221)が形成されている、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のファン装置。
【請求項8】
前記ブレードの周方向に沿った幅が、外周側に行く程大きくなっている、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のファン装置。
【請求項9】
前記ブレードのうち、前記セレーションが形成されていない部分においては、前記ブレードの周方向に沿った幅が、外周側に行く程大きくなっている、請求項7に記載のファン装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空気を送り出すファン装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば車両には、ラジエータ等の熱交換器を通るように空気を送り出すためのファン装置が設けられる。下記特許文献1に示されるように、ファン装置は、複数のブレードを有するファンと、ファンを回転させるためのモータとを備えている。
【0003】
ブレードの形状としては、これまでに様々なものが提案されている。ブレードは、大きくは後退翼と前進翼のいずれかに分類することができる。「後退翼」とは、内周側から外周側に行くに従って、ブレードがその回転方向とは逆側に傾斜して伸びるような形状を有するブレードである。下記特許文献1には、このような後退翼のブレードを有するファン装置の一例が記載されている。
【0004】
「前進翼」とは、内周側から外周側に行くに従って、ブレードがその回転方向側に傾斜して伸びるような形状を有するブレードである。下記特許文献2には、このような前進翼のブレードを有するファン装置の一例が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-180362号公報
特許第3978083号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ブレードを後退翼とした場合には、ファン装置から送り出される風量を十分に確保することができる一方で、一般的に、前進翼とした場合に比べて、ファン装置の動作に伴う騒音が生じやすくなる傾向があることが知られている。また、ブレードを前進翼とした場合には、一般的に、後退翼とした場合に比べて、ファン装置の動作に伴う騒音を抑えることができる一方で、ファン装置から送り出される風量が小さくなってしまう傾向があることが知られている。
【0007】
本開示は、風量を確保しながらも、騒音の発生を抑制することのできるファン装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係るファン装置は、空気を送り出すファン装置(10)であって、複数のブレード(200)を有するファン(20)と、ファンを回転させるモータ(30)と、を備える。ファンをその回転中心軸(AX)に沿って見た場合において、ブレードのうち、ファンの回転方向に沿った前方側もしくは後方側のいずれか一方の縁を形状特定縁(210)とし、形状特定縁の上の各位置について、当該位置に対応する点と回転中心軸とを結ぶ直線の傾斜角度を、当該位置についてのスキュー角度としたときに、形状特定縁のうち、最も内周側にある第1領域、及び最も外周側にある第3領域のそれぞれにおいては、形状特定縁に沿って内周側から外周側へ行くに従って、形状特定縁の上の各位置におけるスキュー角度が、回転方向とは逆側へと次第に変化して行き、形状特定縁のうち、第1領域と第3領域の間にある第2領域においては、形状特定縁に沿って内周側から外周側へ行くに従って、形状特定縁の上の各位置におけるスキュー角度が、回転方向側へと次第に変化して行くように、それぞれのブレードが形成されている。
【0009】
このような構成のファン装置のブレードは、内周側の第1領域、及び、外周側の第3領域のそれぞれにおいて、スキュー角度が、外周側に行くに従って回転方向とは逆側へと次第に変化して行くような形状となっている。このようなブレードの形状は、全体では後退翼といえるものである。従って、上記ファン装置では、送り出される風量を十分に確保することができる。
【0010】
上記ファン装置のブレードのうち、第1領域と第3領域の間にある第2領域においては、スキュー角度が、外周側に行くに従って回転方向側へと次第に変化して行くような形状となっている。この第2領域は、従来のような前進翼としての特性を有している部分、ということができる。このため、第2領域の近傍では、従来の前進翼と同様に、ブレードの表面に沿って外周側へと送り出されるような空気の流れが抑制される一方で、ファンの回転中心軸に沿って送り出されるような空気の流れが増加する。その結果、騒音の原因となる空気流の乱れが低減されるので、従来に比べて騒音の発生を抑制することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許