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公開番号2022078410
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-05-25
出願番号2020189075
出願日2020-11-13
発明の名称トナー
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 9/087 20060101AFI20220518BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】低温定着及び耐熱保存性に優れたコアーシェルトナーの提供。
【解決手段】結着樹脂を含むトナーコアと、該トナーコアを被覆するシェル層とを含むトナー母粒子を有するトナーであって、該シェル層は、窒素含有熱硬化樹脂を含有し、該結着樹脂は、式(1)で表される変性ポリエステルを50質量%以上含有し、該変性ポリエステルが該コアと該シェル層との界面に存在することを特徴とする。
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(式(1)中、Rは、それぞれ独立して、水素、メチル基、又はフェニル基を表し、Aは、ポリエステル部位を表し、Bは、ポリエステル部位、または、-R1OH、-R1COOH、-R1-エポキシ基、-R1NH2からなる群から選択されるいずれかの官能基を表し、R1は、単結合または炭素数1以上4以下のアルキレン基を表し、平均繰り返し数nは10以上80以下である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
結着樹脂を含むトナーコアと、該トナーコアを被覆するシェル層とを含むトナー母粒子を有するトナーであって、
該シェル層は、窒素含有熱硬化樹脂を含有し、
該結着樹脂は、下記一般式(1)で表される変性ポリエステルを50質量%以上含有し、該変性ポリエステルが該コアと該シェル層との界面に存在することを特徴とするトナー。
TIFF
2022078410000013.tif
33
91
(式(1)中、Rは、それぞれ独立して、水素、メチル基、又はフェニル基を表し、
Aは、ポリエステル部位を表し、
Bは、ポリエステル部位、または、-R
1
OH、-R
1
COOH、
TIFF
2022078410000014.tif
13
58
-R
1
NH
2
からなる群から選択されるいずれかの官能基を表し、R
1
は、単結合または炭素数1以上4以下のアルキレン基を表し、
平均繰り返し数nは10以上80以下である。)
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
X線光電子分光装置(XPS)を用いて、該トナーにおける変性ポリエステルのシリコーンユニット量(一般式(1)におけるSiのatomic%)を測定した際、トナーコアの表面におけるシリコーンユニットの存在量xが、0.1≦x≦10.0である請求項1に記載のトナー。
【請求項3】
該変性ポリエステルは、シリコーンユニットを0.5質量%以上5.0質量%以下含有する請求項1または2に記載のトナー。
【請求項4】
該シェル層は、該窒素含有熱硬化樹脂としてメラミン系樹脂、尿素系樹脂、グリオキザール樹脂、ポリオキサゾリン樹脂、ポリカルボジイミド樹脂、ポリイソシアネート樹脂、及びこれら各樹脂の誘導体からなる群より選択される1種以上の樹脂である請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトナー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式、静電記録方式、静電印刷方式、トナージェット方式などに用いられるトナーに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電子写真方式のフルカラー複写機が広く普及するに従い、高速印刷化や省エネルギー対応への要求がさらに高まっている。高速印刷に対応するため、定着工程においてトナーをより素早く溶融させる技術が検討されている。また、省エネルギー対応策として、定着工程での消費電力を低下させるために、トナーをより低い定着温度で定着をさせる技術が検討されている。その一つとして、軟化温度の低いポリエステルを用いることで、さらに定着温度を下げることが提案されている。ところが、軟化温度が低いために、保存時や輸送時などに高温にさらされた場合、トナー同士が融着してしまい、ブロッキングが発生することがある。そのような環境においてもトナーが固まるなどの変化を起こさない耐熱保存性も同時に両立することが求められている。
こういった要求を満たすために、定着性能に優れるコアを、耐熱性能に優れるシェルで覆ったコア-シェル構造のトナー粒子を含むトナーが検討されている。シェル層に含有される樹脂のガラス転移点は、例えば、トナーコアに含有される結着樹脂のガラス転移点よりも高い。これにより、トナーの低温定着性を維持しつつ、トナーの耐熱保存性、及び耐ブロッキング性を向上させることが検討されている。
上記のコア-シェル構造を有するトナーとして、例えば、トナーコアの表面に熱硬化性樹脂を含むシェル層を有するトナーが提案されている(特許文献1)。
また、トナーコア表面に熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂を含むシェル層を有するトナーが提案されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-138985号公報
特開2017-26669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、いずれの方法においても低温定着性および耐熱保存性に優れるトナーを得ることは難しい。
例えば、熱硬化性樹脂を含むシェル層は、固いため耐熱保存性に優れるが、その硬さ故に定着時の圧と熱で破壊することが難しく、低温定着性に優れない。一方、熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂を含むシェルでは、熱可塑性樹脂により定着時に破壊されやすくなるが、
シェル層における熱硬化性樹脂成分が減少することで、耐熱保存性が悪化してしまい、低温定着と耐熱保存性をいずれも良化させることは難しい。
本発明の目的は、上記の課題を解決したコア-シェル構造を有するトナーを提供することにある。具体的には、耐熱保存性に優れ、かつ低温定着に優れるコア-シェル構造を有するトナーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題は、下記の構成のコア-シェル構造を有するトナーにより解決することができる。
本発明は、結着樹脂を含むトナーコアと、該トナーコアを被覆するシェル層とを含むトナー母粒子を有するトナーであって、
該シェル層は、窒素含有熱硬化樹脂を含有し、
該結着樹脂は、下記一般式(1)で表される変性ポリエステルを50質量%以上含有し、該変性ポリエステルが該コアと該シェル層との界面に存在することを特徴とするトナーに関する。
【0006】
TIFF
2022078410000001.tif
33
91
(式(1)中、Rは、それぞれ独立して、水素、メチル基、又はフェニル基を表し、
Aは、ポリエステル部位を表し、
Bは、ポリエステル部位、または、-R
1
OH、-R
1
COOH、
【0007】
TIFF
2022078410000002.tif
13
58
-R
1
NH
2
からなる群から選択されるいずれかの官能基を表し、R
1
は、単結合または炭素数1以上4以下のアルキレン基を表し、
平均繰り返し数nは10以上80以下である。)
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、耐熱保存性と低温定着を両立することができるコア-シェル構造を有するトナーを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明において、数値範囲を表す「○○以上××以下」や「○○~××」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。
【0010】
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、本発明の構成を用いることにより、耐熱保存性と低温定着性に優れたトナーを提供することが可能となった。本発明は以下のとおりである。
(【0011】以降は省略されています)

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