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公開番号2022073520
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-05-17
出願番号2020183552
出願日2020-11-02
発明の名称水性分散体の製造方法
出願人ユニチカ株式会社
代理人
主分類C08L 23/14 20060101AFI20220510BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】有機溶媒の量を低減させても、または不揮発性水性化助剤を実質的に使用せずとも、従来のように安定性に優れ、かつ各種性能に優れる塗膜を形成し得る、水性分散体の製造方法を提供する。
【解決手段】水性分散体を製造する方法であって、酸成分を1~5質量%含有する酸変性ポリオレフィン樹脂を粉砕しながら、水性媒体中で水性分散化する工程を含む、水性分散体の製造方法である。水性分散化する工程の前に、予め酸変性ポリオレフィン樹脂を粉砕する工程を含むことが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
水性分散体を製造する方法であって、
酸成分を1~5質量%含有する酸変性ポリオレフィン樹脂を粉砕しながら、水性媒体中で水性分散化する工程を含む、水性分散体の製造方法。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
水性分散化する工程の前に、予め酸変性ポリオレフィン樹脂を粉砕する工程を含む、請求項1に記載の水性分散体の製造方法。
【請求項3】
水性分散化する工程において、酸変性ポリオレフィン樹脂の粒子径D90が0.01~3μmとなるように水性分散化する、請求項1または2に記載の水性分散体の製造方法。
但し、D90は小粒径側から累積した体積平均粒度分布における90%径を意味する。
【請求項4】
酸変性ポリオレフィン樹脂のオレフィン成分がプロピレン成分を含む、請求項1~3の何れか1項に記載の水性分散体の製造方法。
【請求項5】
水性媒体中の有機溶媒の含有量が80質量%以下である、請求項1~4の何れか1項に記載の水性分散体の製造方法。
【請求項6】
水性分散化する工程において不揮発性水性化助剤を実質的に使用しない、請求項1~5の何れか1項に記載の水性分散体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水性分散体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
酸変性ポリオレフィン樹脂の水性分散体は、塗料、接着剤等の分野において好適に用いられる。このような水性分散体の一般的な製法としては、有機溶媒と乳化剤等の不揮発性水性化助剤とを用いて、酸変性ポリオレフィン樹脂を水性分散化する方法が知られている。特許文献1では水性分散化した後に、さらに機械的剪断力、衝撃力または摩擦力を付与して、樹脂をさらに粉砕する製造方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-241325号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、乳化剤を用いていて水性分散体を得ていることから、この水性分散体から得られる塗膜は耐水性または密着性に劣るという問題がある。さらに有機溶剤を用いていることから、環境面または労働者等の健康面において問題がある。
【0005】
本発明は、上記のような問題点を解決するものであり、有機溶媒の量を低減させても、または不揮発性水性化助剤を実質的に使用せずとも、従来のように安定性に優れ、かつ透明性、密着性に優れる塗膜を得るための水性分散体を、工程を増やすことなく簡便に製造する方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、特定組成の酸変性ポリオレフィン樹脂を用い、粉砕しながら水性分散化することで、有機溶媒の量を低減させても、または不揮発性水性化助剤を実質的に使用せずとも、従来のように安定性に優れ、かつ透明性、密着性に優れる塗膜を形成し得る、水性分散体を製造できることを見出した。
【0007】
すなわち、本発明の要旨は、下記(1)~(6)の通りである。
(1)水性分散体を製造する方法であって、
酸成分を1~5質量%含有する酸変性ポリオレフィン樹脂を粉砕しながら、水性媒体中で水性分散化する工程を含む、水性分散体の製造方法。
(2)水性分散化する工程の前に、予め酸変性ポリオレフィン樹脂を粉砕する工程を含む、(1)の水性分散体の製造方法。
(3)水性分散化する工程において、酸変性ポリオレフィン樹脂の粒子径D90が0.01~3μmとなるように水性分散化する、(1)または(2)の水性分散体の製造方法。
但し、D90は小粒径側から累積した体積平均粒度分布における90%径を意味する。
(4)酸変性ポリオレフィン樹脂のオレフィン成分がプロピレン成分を含む、(1)~(3)の何れかの水性分散体の製造方法。
(5)水性媒体中の有機溶媒の含有量が80質量%以下である、(1)~(4)の何れかの水性分散体の製造方法。
(6)水性分散化する工程において不揮発性水性化助剤を実質的に使用しない、(1)~(5)の何れかの水性分散体の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明の製造方法によれば、有機溶媒の量を低減させても、または不揮発性水性化助剤を実質的に使用せずとも、安定性に優れ、かつ透明性、密着性に優れる塗膜を得るための水性分散体を簡便に製造することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の水性分散体の製造方法は、酸成分を1~5質量%含有する酸変性ポリオレフィン樹脂を粉砕しながら、水性媒体中で水性分散化する工程を含む。
酸変性ポリオレフィン樹脂を粉砕しながら、水性媒体中で水性分散化することで、有機溶媒の量を低減させても、または不揮発性水性化助剤を実質的に使用せずとも、工程を増やすことなく、簡便に従来のような安定性を有する水性分散体を得ることができる。
【0010】
粉砕方法としては、例えば機械的剪断力、衝撃力または摩擦力を加えて粉砕する方法が挙げられる。粉砕に用いられる装置としては、特に限定されるものでなく、例えば、ポットミル、ボールミル、ビーズミル、サンドグラインダー等のビーズタイプ、コロイドミル等の剪断力を用いるタイプ、ジェットミル等の高圧衝突タイプ等を採用することができる。中でも、微粒子の取り扱いの点、水性分散体に採用する点等から、湿式の粉砕方法であることが好ましい。
粉砕装置の具体例としては、例えば、連続インライン乳化分散機等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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