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公開番号2022073069
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-05-17
出願番号2020182837
出願日2020-10-30
発明の名称加熱式燃料デリバリパイプ
出願人マルヤス工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F02M 53/02 20060101AFI20220510BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】加熱式燃料デリバリパイプにおいて、エンジン始動時に燃料噴射弁から噴射される燃料の温度が低くなりにくくする。
【解決手段】加熱式燃料デリバリパイプ10は、メインパイプ11から送出される燃料を加熱する加熱装置20と、加熱装置20により加熱される燃料を噴射させる燃料噴射弁Iが内部に連結される噴射弁ソケット部26とを備えている。加熱装置20の加熱ケーシング21の加熱室22と噴射弁ソケット部26の内部空間26aとを隔てる隔壁21bを設け、噴射弁ソケット部26の内部空間26aは隔壁21bに設けた燃料を通すための燃料通過口26cによって加熱室22に連通接続されている。噴射弁ソケット部26の内部空間26aには燃料噴射弁Iより上側に燃料を加熱する加熱空間26dを形成し、棒状加熱体24を加熱室22から燃料が通過可能な状態で燃料通過口26cを通しての加熱空間26dに挿通した。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
燃料ポンプから燃料が供給される燃料通路が内部に形成されたメインパイプと、
前記メインパイプから送出される燃料を加熱する加熱装置と、
前記加熱装置により加熱される燃料を噴射させる燃料噴射弁が内部に連結される筒形の噴射弁ソケット部とを備え、
前記燃料噴射弁は斜め下方に傾斜した姿勢でエンジンに取り付けられ、
前記加熱装置は、前記メインパイプの斜め上側にて前記燃料噴射弁と同様に斜め下方に傾斜する加熱室を有した加熱ケーシングと、前記加熱ケーシングの加熱室の燃料を加熱する棒状加熱体とを備え、前記加熱ケーシングの下部に前記噴射弁ソケット部の軸方向が前記棒状加熱体の軸方向と平行に配置された加熱式燃料デリバリパイプであって、
前記加熱ケーシングの加熱室と前記噴射弁ソケット部の内部空間とを隔てる隔壁を設け、前記噴射弁ソケット部の内部空間は前記隔壁に設けた燃料を通すための燃料通過口によって前記加熱室に連通接続されており、
前記噴射弁ソケット部の内部空間には前記燃料噴射弁より上側に燃料を加熱する加熱空間を形成し、前記棒状加熱体を前記加熱室から燃料が通過可能な状態で前記燃料通過口を通して前記加熱空間内に挿通したことを特徴とする加熱式燃料デリバリパイプ。
続きを表示(約 99 文字)【請求項2】
請求項1に記載の加熱式燃料デリバリパイプにおいて、
前記加熱空間の容積を前記加熱室の容積の30%~60%の範囲としたことを特徴とする加熱式燃料デリバリパイプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガソリンよりも着火温度の高いアルコールを含む燃料を加熱して噴射する場合に用いる加熱式燃料デリバリパイプに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
エタノール燃料またはエタノール混合ガソリン燃料を使用するエンジンの場合に、ガソリンよりも着火温度の高いエタノールを低温始動時にも着火しやすくするために、燃料を予め加熱してエンジンに供給する方式が採用されている。この場合には、燃料デリバリパイプのメインパイプから燃料噴射弁に供給される間に燃料を加熱するように、メインパイプと噴射弁ソケットとの間に加熱装置を設けるようにしている。
【0003】
上述した燃料を加熱して燃料噴射弁に供給する加熱式燃料デリバリパイプの一例が特許文献1に開示されている。特許文献1の加熱式燃料デリバリパイプは、燃料ポンプから燃料が供給される燃料通路が内部に形成されたメインパイプと、メインパイプから送出される燃料を加熱する加熱装置と、加熱装置により加熱された燃料を噴射させる燃料噴射弁が内部に連結される噴射弁ソケット部とを備えている。加熱装置は内部にメインパイプから送出される燃料を加熱するための筒形加熱ケーシングと、筒形加熱ケーシング内を加熱する棒状加熱体とを備え、筒形加熱ケーシングの下部に燃料噴射弁を連結するための噴射弁ソケット部が一体的に設けられている。
【0004】
この加熱式燃料デリバリパイプにおいては、燃料噴射弁は斜めに傾いた傾斜姿勢でエンジンに取り付けられており、噴射弁ソケット部及び加熱装置の筒形加熱ケーシングの軸方向は燃料噴射弁の軸方向と平行に配置されている。燃料ポンプから供給される燃料はメインパイプから加熱装置の筒形加熱ケーシングに送られ、燃料は筒形加熱ケーシング内の燃焼室内で棒状加熱体により加熱された後で噴射弁ソケット部に連結された燃料噴射弁からエンジンの燃焼室内に噴射される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-223213号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の加熱式燃料デリバリパイプにおいては、加熱装置の筒形加熱ケーシングはエンジンが温まるまでの始動時の時間として約5~6秒間、燃焼噴射弁に温めた燃料を供給できるようにした加熱室の容積としている。棒状加熱体は加熱室内にてメインパイプ側に寄せて配置されており、筒形加熱ケーシングの加熱室内の燃料は、メインパイプ側と反対側の上部の角部で温度が高くなっているが、メインパイプ側の反対側の下部の角部で温度が低くなっており、加熱室内の燃料が全体的に十分に加熱されているわけではない。このため、加熱室から燃料噴射弁に供給される燃料は始めは温度が高いが徐々に温度が低下し、温度の低い燃料を燃焼させたときに排気ガスに含まれる炭化水素類(HC)や窒素酸化物(NOx)が高くなるおそれがある。本発明は、加熱式燃料デリバリパイプにおいて、エンジン始動時に燃料噴射弁から噴射される燃料の温度が低くなりにくくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、燃料ポンプから燃料が供給される燃料通路が内部に形成されたメインパイプと、メインパイプから送出される燃料を加熱する加熱装置と、加熱装置により加熱される燃料を噴射させる燃料噴射弁が内部に連結される筒形の噴射弁ソケット部とを備え、燃料噴射弁は斜め下方に傾斜した姿勢でエンジンに取り付けられ、加熱装置は、メインパイプの斜め上側にて燃料噴射弁と同様に斜め下方に傾斜する加熱室を有した加熱ケーシングと、加熱ケーシングの加熱室の燃料を加熱する棒状加熱体とを備え、加熱ケーシングの下部に噴射弁ソケット部の軸方向が棒状加熱体の軸方向と平行に配置された加熱式燃料デリバリパイプであって、加熱ケーシングの加熱室と噴射弁ソケット部の内部空間とを隔てる隔壁を設け、噴射弁ソケット部の内部空間は隔壁に設けた燃料を通すための燃料通過口によって加熱室に連通接続されており、噴射弁ソケット部の内部空間には燃料噴射弁より上側に燃料を加熱する加熱空間を形成し、棒状加熱体を加熱室から燃料が通過可能な状態で燃料通過口を通して加熱空間内に挿通したことを特徴とする加熱式燃料デリバリパイプを提供するものである。
【0008】
上記のように構成した加熱式燃料デリバリパイプにおいては、燃料噴射弁は斜め下方に傾斜した姿勢でエンジンに取り付けられ、加熱装置は、メインパイプの斜め上側にて燃料噴射弁と同様に斜め下方に傾斜する加熱室を有した加熱ケーシングと、加熱ケーシングの加熱室の燃料を加熱する棒状加熱体とを備え、加熱ケーシングの加熱室と噴射弁ソケット部の内部空間とを隔てる隔壁を設け、噴射弁ソケット部の内部空間は加熱ケーシングの隔壁に設けた燃料を通すための燃料通過口によって加熱室に連通接続されており、噴射弁ソケット部の内部空間には燃料噴射弁より上側に燃料を加熱する加熱空間を形成し、棒状加熱体を加熱室から燃料が通過可能な状態で燃料通過口を通して加熱空間内に挿通している。
【0009】
メインパイプの燃料通路から加熱ケーシングの加熱室に流入した燃料は、加熱ケーシングの加熱室と噴射弁ソケット部の内部空間とを隔てる隔壁によって直ぐに噴射弁ソケット部の内部空間に流入しにくくなるだけでなく、隔壁に設けた燃料通過口と棒状加熱体との間の隙間からしか噴射弁ソケットの内部空間に流入しないので、燃料は加熱室で滞留しやすくなって温度が低い状態で噴射弁ソケットの内部空間に流入しにくくなる。また、加熱室の燃料は燃料通過口を通過するときに棒状加熱体の周囲に沿って噴射弁ソケット部の内部空間に流れるので、加熱室内の燃料を棒状加熱体によって加熱しながら噴射弁ソケット部の内部空間に流入させることができる。さらに、加熱室から噴射弁ソケット部の内部空間に流入した燃料は噴射弁ソケット部の加熱空間で棒状加熱体によって加熱されるので、燃料噴射弁から燃料を噴射する直前でも燃料を加熱することができ、温度の低い状態で燃料が噴射されるのを防ぐことができる。
【0010】
上記のように構成した加熱式燃料デリバリパイプにおいては、加熱空間の容積を加熱室の容積の30%~60%の範囲とするのが好ましい。このようにしたときには、噴射弁ソケット部の内部空間を過剰に大きくすることなく加熱室と加熱空間とで燃料を確実に加熱することができ、温度の低い状態で燃料が噴射されるのを確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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