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公開番号2022071581
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-05-16
出願番号2020180625
出願日2020-10-28
発明の名称マイクロプレート
出願人AGCテクノグラス株式会社
代理人
主分類C12M 3/00 20060101AFI20220509BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】各ウェルで均一なサイズの細胞塊を形成できるマイクロプレートを提供することを目的とする。
【解決手段】複数のウェル12を有し、ウェル12の底面14に複数の微細ウェル20が形成されており、平面視で微細ウェル20の開口端の直径をD(μm)とし、ウェル12の底面14におけるウェル側壁16から幅が1.5×D(μm)の環状の領域を周縁領域Bとしたとき、周縁領域Bの面積に対する、周縁領域B内に存在する欠けのない微細ウェル20の開口面積の合計の割合が30%以上である、マイクロプレート1。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数のウェルを有するマイクロプレートであって、
前記ウェルの底面に複数の微細ウェルが形成されており、
平面視で前記微細ウェルの開口の平均直径をD(μm)とし、前記ウェルの底面におけるウェル側壁から幅が1.5×D(μm)の環状の領域を周縁領域としたとき、
前記周縁領域の面積に対する、前記周縁領域内に存在する欠けのない前記微細ウェルの開口面積の合計の割合が30%以上である、マイクロプレート。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記周縁領域内に存在する前記微細ウェルの総数に対する、前記周縁領域において欠けがない前記微細ウェルの数の割合が20%以上である、請求項1に記載のマイクロプレート。
【請求項3】
前記ウェルの底面に形成される前記微細ウェルの総数をnとしたとき、前記ウェルの培養領域の面積に対する、前記微細ウェルの開口面積の合計の面積比が、0.6632×n
-0.95
~0.6632×n
-1
である、請求項1又は2に記載のマイクロプレート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マイクロプレートに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
生命現象を解明する基礎研究、創薬研究等においては、培養細胞が広く利用されている。特に3次元培養で得られる細胞が凝集した3次元細胞塊(スフェロイド)は、生体内と同様に立体的な構造を有しているため、2次元培養で得た細胞に比べて試験精度が向上することが期待されている。3次元培養に用いる培養容器としては、例えば、マイクロプレートの各ウェルの底面や、ディッシュの底面等に孔径100~1,000μmの微細ウェル(マイクロウェル)が多数形成された微細加工容器が知られている(特許文献1~3)。微細加工容器に細胞を播くと、各微細ウェルの中で細胞が会合し、細胞塊を形成する。
【0003】
細胞の品質を均一にするには細胞塊のサイズを均一にする必要がある。通常、培養容器の底面には微細ウェルが規則的なパターンで均等に配置される(例えば特許文献1、2)。例えば、正四角形を隙間なく並べたときの各頂点に微細ウェルを均等に配置するパターンや、正六角形を隙間なく並べたときの各頂点と中央に微細ウェルを均等に配置するパターンが採用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2017/047735号
登録実用新案第3139350号公報
特許第6379529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、発明者等が検討したところ、マイクロプレートでは、各ウェルにおいて従来のような微細ウェルを規則的なパターンで均等に配置しても、各ウェルで得られる細胞塊のサイズが不均一になる傾向があることが分かった。
【0006】
本発明は、各ウェルで均一なサイズの細胞塊を形成できるマイクロプレートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の態様を有する。
[1]複数のウェルを有するマイクロプレートであって、
前記ウェルの底面に複数の微細ウェルが形成されており、
平面視で前記微細ウェルの開口の平均直径をD(μm)とし、前記ウェルの底面におけるウェル側壁から幅が1.5×D(μm)の環状の領域を周縁領域としたとき、
前記周縁領域の面積に対する、前記周縁領域内に存在する欠けのない前記微細ウェルの開口面積の合計の割合が30%以上である、マイクロプレート。
[2]前記周縁領域内に存在する前記微細ウェルの総数に対する、前記周縁領域において欠けがない前記微細ウェルの数の割合が20%以上である、[1]のマイクロプレート。
[3]前記ウェルの底面に形成される前記微細ウェルの総数をnとしたとき、前記ウェルの培養領域の面積に対する、前記微細ウェルの開口面積の合計の面積比が、0.6632×n
-0.95
~0.6632×n
-1
である、[1]又は[2]のマイクロプレート。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、各ウェルで均一なサイズの細胞塊を形成できるマイクロプレートを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態のマイクロプレートの平面図である。
図1のマイクロプレートのA-A断面図である。
各ウェルの底面に形成された微細ウェルのパターンの一例を示した平面図である。
図1のマイクロプレートの各ウェルの底面に形成された微細ウェルを示した断面図である。
ウェル底面に形成される微細ウェルの総数nを横軸、面積比Sを縦軸として、0.6632×n
-0.95
と0.6632×n
-1
の曲線をそれぞれ示したグラフである。
各ウェルの底面に形成された微細ウェルのパターンの他の例を示した平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書における用語の意味及び定義は以下である。
「~」で表される数値範囲は、~の前後の数値を下限値及び上限値とする数値範囲を意味する。
「微細ウェルの開口端」とは、微細ウェルの周囲の最上部を全周にわたって結んだ境界線である。微細ウェルの周囲に平坦面がある場合、その平坦面と微細ウェルの落ち込みとの境界線が微細ウェルの開口端である。
「微細ウェルの開口形状」とは、微細ウェルの開口端の平面視形状である。
「微細ウェルの開口の直径」とは、微細ウェルの開口端の平面視での形の直径であり、開口端の平面視形状が正円でない場合はその平面視形状に対する外接円の直径とする。
「微細ウェルの開口面積」とは、微細ウェルの開口端の平面視での形の面積である。
「微細ウェルの深さ」は、微細ウェルの周囲の最上部に対して上方から接点が最も多くなるように接する面を基準面としたときの、微細ウェルの最深部と基準面との距離である。
「ウェルの底面における周縁領域の面積」とは、ウェル底面における周縁領域の平面視での形の面積である。
「周縁領域内に存在する微細ウェル」とは、平面視で、微細ウェル全体が周縁領域内に存在している微細ウェルである。ウェルの底面において、一部が周縁領域内に存在し、残部が周縁領域よりも内側の領域に存在する微細ウェルは、「周縁領域内に存在する微細ウェル」には含まれない。
「ウェルの培養領域の面積」とは、ウェル底面のウェル側壁で囲まれた領域の平面視での形の面積である。
(【0011】以降は省略されています)

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