TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
公開番号2022071181
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-05-13
出願番号2022036036,2020108937
出願日2022-03-09,2012-04-05
発明の名称粘着剤組成物、粘着フィルム、表面保護フィルム
出願人藤森工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C09J 133/04 20060101AFI20220506BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】低速の剥離速度、及び高速の剥離速度において、粘着力のバランスが優れ、耐久性能、及びリワーク性能にも優れた粘着剤組成物、粘着フィルム、表面保護フィルム。
【解決手段】(A)アルキル基の炭素数がC4~C10の(メタ)アクリル酸エステルモノマーと、(B)水酸基を含有する共重合可能なモノマーと、(C)カルボキシル基を含有する共重合可能なモノマーと、(D)ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリル酸エステルモノマーと、(E)水酸基を含有しない窒素含有ビニルモノマーまたは水酸基を含有しないアルコキシ基含有アルキル(メタ)アクリレートモノマーと、を含む共重合体のアクリル系ポリマーと、(F)3官能以上のイソシアネート化合物と、(G)架橋遅延剤と、(H)架橋触媒と、(I)HLB値が7~12であるポリエーテル変性シロキサン化合物とを含有する粘着剤組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
アクリル系ポリマーを含む粘着剤組成物であって、前記アクリル系ポリマーが、(A)アルキル基の炭素数がC4~C10の(メタ)アクリル酸エステルモノマーと、(B)水酸基を含有する共重合可能なモノマーと、(C)カルボキシル基を含有する共重合可能なモノマーと、(D)ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリル酸エステルモノマーと、(E)水酸基を含有しない窒素含有ビニルモノマーまたは水酸基を含有しないアルコキシ基含有アルキル(メタ)アクリレートモノマーの少なくとも一種と、を含む共重合体のアクリル系ポリマーからなり、さらに、(F)3官能以上のイソシアネート化合物と、(G)架橋遅延剤と、(H)架橋触媒と、(I)HLB値が7~12であるポリエーテル変性シロキサン化合物とを含有する粘着剤組成物であり、前記アクリル系ポリマーの酸価が0.01~8.0であり、
前記(B)水酸基を含有する共重合可能なモノマーが、8-ヒドロキシオクチル(メタ)アクリレート、6-ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、N-ヒドロキシ(メタ)アクリルアミド、N-ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド、N-ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミドからなる化合物群の中から選択された、少なくとも一種以上であり、
前記(C)カルボキシル基を含有する共重合可能なモノマーが、(メタ)アクリル酸、カルボキシエチル(メタ)アクリレート、カルボキシペンチル(メタ)アクリレート、2-(メタ)アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸、2-(メタ)アクリロイロキシプロピルヘキサヒドロフタル酸、2-(メタ)アクリロイロキシエチルフタル酸、2-(メタ)アクリロイロキシエチルコハク酸、2-(メタ)アクリロイロキシエチルマレイン酸、カルボキシポリカプロラクトンモノ(メタ)アクリレート、2-(メタ)アクリロイロキシエチルテトラヒドロフタル酸からなる化合物群の中から選択された、少なくとも一種以上であり、
前記(D)ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリル酸エステルモノマーが、ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシポリアルキレングリコール(メタ)アクリレートの中から選択された、少なくとも一種以上である
ことを特徴とする粘着剤組成物。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
請求項1に記載の粘着剤組成物を架橋してなる粘着剤層を、樹脂フィルムの片面または両面に形成してなることを特徴とする粘着フィルム。
【請求項3】
請求項1に記載の粘着剤組成物を架橋してなる粘着剤層を、樹脂フィルムの片面に形成してなることを特徴とする表面保護フィルム。
【請求項4】
偏光板の表面保護フィルムの用途として使用する、請求項3に記載の表面保護フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶ディスプレイの製造工程に利用される表面保護フィルムに関するものである。さらに詳しくは、液晶ディスプレイを構成する偏光板、位相差板などの光学部材の表面に貼着することにより、偏光板、位相差板などの光学部材の表面を保護するために使用される表面保護フィルムに関するものである。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、液晶ディスプレイを構成する部材である偏光板、位相差板などの光学部材の製造工程においては、光学部材の表面を一時的に保護するための表面保護フィルムが貼着される。このような表面保護フィルムは、光学部材を製造する工程のみに使用され、光学部材を液晶ディスプレイに組み込む時点で、光学部材から剥離して除去される。このような光学部材の表面を保護するための表面保護フィルムは、製造工程においてのみに使用されるため、一般には、工程フィルムと呼ばれることもある。
【0003】
このように光学部材を製造する工程において使用される表面保護フィルムは、光学的に透明性を有するポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂フィルムの片面に粘着剤層が形成されているが、光学部材に貼り合わせるまで、その粘着剤層を保護するための剥離処理された剥離フィルムが、粘着剤層の上に貼り合わされている。
また、偏光板、位相差板などの光学部材は、表面保護フィルムを貼り合わされた状態で、液晶表示板の表示能力、色相、コントラスト、異物混入などの光学的評価を伴う製品検査を行うため、表面保護フィルムに対する要求性能としては、粘着剤層に気泡や異物が付着していないことが求められている。
また、偏光板、位相差板などの光学部材に表面保護フィルムを貼り合わせるときに、各種の理由により、一旦、表面保護フィルムを剥がして、再度、表面保護フィルムを貼り直すことがあり、そのときに被着体の光学部材から剥がし易いこと(リワーク性)が求められている。
また、最終的に偏光板、位相差板などの光学部材から表面保護フィルムを剥がすときには、速やかに剥離できることが求められている。いわゆる、高速剥離によっても、速やかに剥離できるように、粘着力が剥離速度によっても変化が少ないことが求められている。
【0004】
このように、近年においては、表面保護フィルムを構成する粘着剤層に対する要求性能として、(1)低速の剥離速度、及び高速の剥離速度において、粘着力のバランスを取ること、(2)糊残りの発生防止、及び(3)リワーク性能などが、表面保護フィルムを使用するに当たっての使い易さの点から求められている。
しかし、表面保護フィルムを構成する粘着剤層に対する要求性能である、これら(1)~(3)のそれぞれ、個々の要求性能を満たすことは出来ても、表面保護フィルムの粘着剤層に求められる(1)~(3)の全ての要求性能を、同時に満たすことは非常に困難な課題であった。
【0005】
例えば、(1)低速の剥離速度、及び高速の剥離速度において、粘着力のバランスを取ること、及び(2)糊残りの発生防止については、次のような提案が知られている。
【0006】
炭素数が7以下のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルとカルボキシル基含有共重合性化合物との共重合体を主成分とし、これを架橋剤で架橋処理してなるアクリル系の粘着剤層では、長期間接着した場合に粘着剤が被着体側へ移着し、また被着体に対する接着力の経時上昇性が大きいという問題があった。これを回避するため、炭素数が8~10のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルとアルコ―ル性水酸基を有する共重合性化合物との共重合体を用い、これを架橋剤で架橋処理した粘着剤層を設けたものが知られている(特許文献1)。
また、上記と同様の共重合体に(メタ)アクリル酸アルキルエステルとカルボキシル基含有共重合性化合物との共重合体を少量配合し、これを架橋剤で架橋処理した粘着剤層を設けたものなどが提案されている。しかし、これらは、表面張力が低くて表面が平滑なプラスチック板などの表面保護に使用すると、加工時や保存時の加熱により浮きなどの剥離現象を生じる問題や、手作業領域である高速での剥離時の再剥離性に劣るという問題もあった。
【0007】
これらの問題を解決するため、a)炭素数が8~10のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分とする(メタ)アクリル酸アルキルエステル100重量部に、b)カルボキシル基含有共重合性化合物1~15重量部と、c)炭素数が1~5の脂肪族カルボン酸のビニルエステル3~100重量部とを加えてなる単量体混合物の共重合体に、上記のb)成分のカルボキシル基に対して当量以上の架橋剤を配合した粘着剤組成物が提案されている(特許文献2)。
特許文献2に記載の粘着剤組成物では、加工時や保存時などに浮きなどの剥離現象を生じることがなく、そのうえ接着力の経時上昇性が小さくて再剥離性に優れており、長期保存、特に高温雰囲気下で長期保存しても小さな力で再剥離でき、その際被着体上に糊残りを生じず、また高速剥離を行ったときでも小さな力で再剥離できるとしている。
【0008】
また、(3)リワーク性能については、例えば、アクリル樹脂中に、イソシアネート系化合物の硬化剤と、特定のシリケートオリゴマーをアクリル系樹脂100重量部に対して0.0001~10重量部で配合した粘着剤組成物が提案されている(特許文献3)。
特許文献3では、アルキル基の炭素数が2~12程度のアクリル酸アルキルエステルやアルキル基の炭素数が4~12程度のメタクリル酸アルキルエステル等を主モノマー成分とし、例えば、カルボキシル基含有モノマーなどの他の官能基含有モノマー成分を含むことができるとしている。一般的には上記主モノマーを50重量%以上含有させることが好ましい、又、官能基含有モノマー成分の含有量は0.001~50重量%、好ましくは0.001~25重量%、更に好ましくは0.01~25重量%であることが望まれる、としている。このような特許文献3に記載の粘着剤組成物は、高温下又は高温高湿下でも凝集力及び接着力の経時変化が小さく、かつ、曲面接着力にも優れた効果を示すことから、リワーク性を有するとしている。
一般に、粘着剤層を柔らかい性状のものにすると、糊残りが発生し易くなり、リワーク性が低下しやすい。すなわち、誤って貼合したときに剥離がし難く、貼り直しが困難となりやすい。このことから、カルボキシル基などの官能基を有するモノマーを主剤に架橋させて、粘着剤層を一定の硬さにすることが、リワーク性を持たせるためには必要と考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開昭63-225677号公報
特開平11-256111号公報
特開平8-199130号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
従来技術においては、表面保護フィルムを構成する粘着剤層に対する要求性能として、低速の剥離速度、及び高速の剥離速度において、粘着力のバランスを取ること、及びリワーク性能などが求められてきたが、それぞれ、個々の要求性能を満たすことは出来ても、表面保護フィルムの粘着剤層に求められる全ての要求性能を満たすことは出来なかった。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
染料
1か月前
個人
テープ
2か月前
ユニチカ株式会社
砥粒
2か月前
個人
窓用シート貼付け液
2か月前
株式会社日本触媒
粘着剤組成物
今日
株式会社日本触媒
感光性組成物
1か月前
株式会社カネカ
多層接着フィルム
7日前
ベック株式会社
水性剥離剤組成物
1か月前
三菱製紙株式会社
熱伝導性シート
25日前
株式会社日本触媒
塗料用樹脂組成物
1か月前
株式会社ヤノ技研
蓄熱材組成物
1か月前
株式会社コバヤシ
離型フィルム
1か月前
株式会社ヤノ技研
蓄熱材組成物
1か月前
HANASマテリアル株式会社
防汚塗料
2か月前
パナソニック株式会社
蓄冷材
2か月前
日東電工株式会社
粘着シート
1か月前
日東電工株式会社
粘着シート
1か月前
株式会社トクヤマ
フォトクロミック組成物
2か月前
東ソー株式会社
岩盤固結用注入薬液組成物
2か月前
日東電工株式会社
粘着シート
2か月前
セーレン株式会社
インクおよびプリント物
今日
日清紡ブレーキ株式会社
摩擦材
6日前
リンテック株式会社
粘着シート
21日前
三菱ケミカル株式会社
塗料組成物
4日前
関西ペイント株式会社
溶接缶補修用塗料組成物
1日前
花王株式会社
透明コーティング剤
1か月前
株式会社ダイセン
地盤改良材の製造方法
2か月前
日東電工株式会社
可変色粘着シート
1か月前
東ソー株式会社
コアシェル型紛体、及びその製法
2か月前
日東電工株式会社
可変色粘着シート
1か月前
日東電工株式会社
粘着シート
1か月前
日東電工株式会社
可変色粘着シート
1か月前
日東電工株式会社
可変色粘着シート
1か月前
日東電工株式会社
可変色粘着シート
1か月前
グンゼ株式会社
画像表示装置用粘着シート
1か月前
東ソー株式会社
重金属汚染物質用の重金属処理剤
1か月前
続きを見る