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公開番号2022070101
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-05-12
出願番号2020179135
出願日2020-10-26
発明の名称燃圧制御システム
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F02D 41/22 20060101AFI20220502BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】吐出正常時に使用する燃圧の上限を、より高く設定できるようにする。
【解決手段】制御装置は、仮に昇圧ポンプに吐出異常Aが発生すると、異常対処Acにより高圧系の燃圧上昇が止まるまでに、高圧系の燃圧Pが所定の閾圧Pxを超えるおそれがある状態としての要警戒状態Wであるか否かの状態判定を行う。そして、要警戒状態Wであると判定したことを条件に、警戒制御Acを開始する。それにより、たとえ吐出異常Aが発生しても、異常対処Acにより燃圧上昇が止まるまでに高圧系30の燃圧Pが閾圧Pxを超えることのない状態としての警戒状態Wにする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
エンジン(90)のインジェクタ(35)に燃料を供給する燃料供給系(90f)の燃圧を制御する燃圧制御システム(91,92)であって、
前記燃料供給系の一部としての高圧系(30)に燃料を吐出することにより、前記高圧系の燃圧(P)を上昇させる昇圧ポンプ(29)と、前記高圧系を減圧させる減圧機構(37)と、前記昇圧ポンプ及び前記減圧機構を制御する制御装置(50)と、を有し、
前記昇圧ポンプの吐出流量が正常時よりも大きくなる異常としての吐出異常(A)が発生して前記高圧系の燃圧上昇が始まると、前記減圧機構により所定の異常対処(Ac)が実行されることにより前記高圧系の燃圧上昇が止まるように構成されている、燃圧制御システム(91,92)において、
前記制御装置は、仮に前記吐出異常が発生すると、前記異常対処により前記燃圧上昇が止まるまでに、前記高圧系の燃圧が当該高圧系の耐圧以下の所定の閾圧(Px)を超えるおそれがある状態としての要警戒状態(Wq)であるか否かの状態判定を行う状態判定部(61)を有し、
前記制御装置は、前記要警戒状態であると判定したことを条件に、たとえ前記吐出異常が発生しても、前記異常対処により前記燃圧上昇が止まるまでに前記高圧系の燃圧が前記閾圧を超えることのない状態としての警戒状態(W)にする警戒制御(Wc)を開始する、燃圧制御システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記警戒制御として、前記減圧機構により減圧を行うと共に、当該警戒制御を行わない場合に比べて前記昇圧ポンプの吐出流量(Q)を増加させ、それにより、前記減圧による前記高圧系の燃圧減少及び前記吐出流量の増加による前記高圧系の燃圧増加のうちの一方の少なくとも一部を他方により相殺しつつ、前記吐出流量の増加により、当該警戒制御を行わない場合に比べて、当該吐出流量と、前記昇圧ポンプにより最大限吐出可能な流量としての最大吐出流量(Qx)との差である増加可能流量(ΔQ)を減少させることにより、前記警戒状態にする、請求項1に記載の燃圧制御システム。
【請求項3】
前記制御装置は、目標燃圧(Pt)を算出する目標燃圧算出部(62)を有し、算出した前記目標燃圧に前記高圧系の燃圧を近づけるように制御するものであり、
前記制御装置は、前記警戒制御として、当該警戒制御を行わない場合と同じ前記目標燃圧を維持しつつ、前記減圧機構により減圧を行うことにより、当該警戒制御を行わない場合に比べて前記昇圧ポンプの吐出流量を増加させて、前記警戒状態にする、請求項2に記載の燃圧制御システム。
【請求項4】
前記制御装置は、前記警戒制御として、当該警戒制御を行わない場合に比べて、前記高圧系の燃圧を下げることにより、前記高圧系の燃圧と前記閾圧との差である燃圧マージン(ΔP)を増加させ、それにより前記警戒状態にする、請求項1に記載の燃圧制御システム。
【請求項5】
前記制御装置は、目標燃圧(Pt)を算出する目標燃圧算出部(62)を有し、算出した前記目標燃圧に前記高圧系の燃圧を近づけるように制御するものであり、
前記制御装置は、警戒制御として、当該警戒制御を行わない場合に比べて前記目標燃圧を低く設定することにより、当該警戒制御を行わない場合に比べて前記高圧系の燃圧を下げて、前記警戒状態にする、請求項4に記載の燃圧制御システム。
【請求項6】
前記昇圧ポンプは、前記エンジンにより駆動されるものであり、
前記状態判定部は、少なくとも前記エンジンの回転速度に基づいて前記状態判定を行い、前記状態判定では、前記回転速度が所定速度の場合に比べて、前記回転速度が当該所定速度よりも速い場合に、前記要警戒状態であると判定し易くなる、請求項1~5のいずれか1項に記載の燃圧制御システム。
【請求項7】
前記状態判定部は、少なくとも、前記昇圧ポンプの一燃焼サイクルあたりの吐出量としての又は前記インジェクタの一燃焼サイクルあたりの燃料噴射量としての吐出関係量に基づいて前記状態判定を行い、前記状態判定では、前記吐出関係量が所定量の場合に比べて前記吐出関係量が当該所定量よりも少ない場合に、前記要警戒状態であると判定し易くなる、請求項1~6のいずれか1項に記載の燃圧制御システム。
【請求項8】
前記状態判定部は、少なくとも所定部の温度に基づいて前記状態判定を行い、前記状態判定では、前記所定部の温度が所定温度の場合に比べて、前記所定部の温度が当該所定温度よりも低い場合に、前記要警戒状態であると判定し易くなる、請求項1~7のいずれか1項に記載の燃圧制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンのインジェクタに燃料を供給する燃料供給系の燃圧を制御する燃圧制御システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
燃圧制御システムの中には、燃料供給系の一部としての高圧系の燃圧を上昇させる昇圧ポンプと、高圧系を減圧させる減圧機構と、それら昇圧ポンプ及び減圧機構を制御する制御装置と、を有するものがある。そして、このような技術を示す文献としては、次の特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-190147号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような燃圧制御システムでは、昇圧ポンプの吐出流量が正常時よりも大きくなる異常としての吐出異常が発生して高圧系の燃圧上昇が始まると、減圧機構により所定の異常対処が実行されることにより当該燃圧上昇が止まる。そのため、吐出異常による燃圧上昇の開始から止まるまでのタイムラグに、高圧系の燃圧がある程度上昇する。そのため、その上昇後の燃圧に耐え得るだけの耐圧が、高圧系に要求される。そのため、そのタイムラグによる燃圧上昇分のマージンだけ、吐出異常が発生していない吐出正常時において使用する高圧系の燃圧の上限を、低く設定しなければならなくなってしまう。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、吐出正常時に使用する燃圧の上限を、より高く設定できるようにすることを、主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の燃圧制御システムは、エンジンのインジェクタに燃料を供給する燃料供給系の燃圧を制御する。前記燃圧制御システムは、前記燃料供給系の一部としての高圧系に燃料を吐出することにより、前記高圧系の燃圧を上昇させる昇圧ポンプと、前記高圧系を減圧させる減圧機構と、前記昇圧ポンプ及び前記減圧機構を制御する制御装置と、を有する。そして、前記燃圧制御システムは、前記昇圧ポンプの吐出流量が正常時よりも大きくなる異常としての吐出異常が発生して前記高圧系の燃圧上昇が始まると、前記減圧機構により所定の異常対処が実行されることにより前記燃圧上昇が止まるように構成されている。
【0007】
前記制御装置は、仮に前記吐出異常が発生すると、前記異常対処により前記燃圧上昇が止まるまでに、前記高圧系の燃圧が当該高圧系の耐圧以下の所定の閾圧を超えるおそれがある状態としての要警戒状態であるか否かの状態判定を行う状態判定部を有する。そして、前記制御装置は、前記要警戒状態であると判定したことを条件に、たとえ前記吐出異常が発生しても、前記異常対処により前記燃圧上昇が止まるまでに前記高圧系の燃圧が前記閾圧を超えることのない状態としての警戒状態にする警戒制御を開始する。
【0008】
本発明によれば、仮に前記吐出異常が発生すると高圧系の燃圧が当該高圧系の耐圧以下の所定の閾圧を超えるおそれがある要警戒状態であるか否かの状態判定を行い、要警戒状態であると判定したことを条件に警戒制御を開始する。その警戒制御により、たとえ吐出異常が発生しても高圧系の燃圧が当該高圧系の耐圧以下の所定の閾圧を超えることのない警戒状態にする。そのため、吐出異常により高圧系が到達し得る燃圧の上限を、高圧系の耐圧以下に抑えることができる。
【0009】
そしてこのように、要警戒状態では警戒制御が実行されるので、要警戒状態ではない通常状態の時には、要警戒状態において吐出異常が発生した時のことまで考慮する必要がない。それにより、吐出正常時における通常状態の時には、使用する燃圧の上限をより高く設定できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態の燃圧制御システム及びその周辺を示す概略図
状態判定の基準を示す図
制御装置による制御を示すフローチャート
警戒制御を実行しその後に解除した際の各値の推移を示すグラフ
警戒制御を実行しその後に異常対処を実行した際の各値の推移を示すグラフ
第2実施形態の燃圧制御システム及びその周辺を示す概略図
警戒制御を実行しその後に解除した際の各値の推移を示すグラフ
警戒制御を実行しその後に異常対処を実行した際の各値の推移を示すグラフ
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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