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公開番号2022068598
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-05-10
出願番号2020177369
出願日2020-10-22
発明の名称車両
出願人マツダ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 9/19 20060101AFI20220427BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ダンパケースからモータに冷却液を案内する構造において、ダンパケースと冷却液配管との接続部における車幅方向のサイズを小さくすることができ、広い室内空間の実現と高い衝突安全性の確保が可能な車両を提供する。
【解決手段】ダンパケース11aの配管接続部11cは、後方に向けて開口された開口部を有する。配管接続部11cにおける開口部周りの端面11fには、内径部分に凹部11gが形成されている。凹部11gは、端面11fの他の部分よりも前方に凹入している。管部材60の端面60gには、外径部分に溝部60fが形成されている。溝部60fは、端面60gの他の部分よりも後方に凹入している。ダンパケース11aの端面11fと管部材60の端面60gとの間には、シール部材37とシール部材38とが介挿され、ダンパケース11aと管部材60とは、シール部材37,38により液密にシールされている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
複数の気筒を有し、当該複数の気筒が車両前後方向に配列されるように搭載された縦置きエンジンと、
前記縦置きエンジンに対して車両前後方向の後方に配置され、車両走行用の駆動力を発生可能なモータと、
車両前後方向において前記縦置きエンジンと前記モータとの間に設けられ、前記縦置きエンジンと前記モータとの間で衝撃トルクを緩和するダンパと、
前記モータを冷却するための冷却液を前記モータに循環させるための冷却液流路と、
を備え、
前記ダンパは、衝撃トルクを緩和するトルク緩和機構を収容するダンパケースを有し、
前記モータは、ロータおよびステータと潤滑油とを収容するモータケースを有し、
前記冷却液流路は、
前記ダンパケース内において前記冷却液を流通させるためのダンパ内流路と、
前記モータケース内において前記潤滑油と分離された状態で前記冷却液を流通させるためのモータ内流路と、
前記ダンパ内流路における冷却液出口と前記モータ内流路における冷却液入口との間を前記モータケース内で接続する冷却液配管と、
を有し、
前記ダンパ内流路は、前記冷却液出口に至る所定領域が車両前後方向に沿った第1方向に延びるように設けられており、
前記冷却液配管と前記冷却液出口との接続部において、前記冷却液配管の配管端面と前記冷却液出口の出口端面とが対向し、
前記第1方向において、前記配管端面と前記出口端面との間には、前記冷却液の流路を囲むようにそれぞれが環状に設けられ、互いに径が異なる第1シール部材と第2シール部材とが液密に介挿されており、
前記配管端面および前記出口端面のうちの一方である第1端面は、当該第1端面の他の部分よりも前記第1方向に向けて凹入した環状の第1凹部を有し、前記配管端面および前記出口端面のうちの他方である第2端面は、前記第1凹部よりも内側の部分において、当該第2端面の他の部分よりも前記第1方向に向けて凹入した環状の第2凹部を有し、
前記第1シール部材は、前記第1凹部の底面と前記第2端面の他の部分との間を液密にシールし、
前記第2シール部材は、前記第2凹部の底面と前記第1端面の他の部分との間を液密にシールする、
車両。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両において、
前記第1方向に直交する方向を第2方向とするとき、
前記冷却液配管と前記冷却液出口との前記接続部を前記第1方向に沿った断面で断面視するとき、前記第1凹部および前記第2凹部の少なくとも一方は、前記第2方向に対向する2側面と前記底面とを有する溝部である、
車両。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の車両において、
前記冷却液配管と前記冷却液出口との前記接続部を前記第1方向に沿った断面で断面視するとき、前記配管端面と前記出口端面との間隙は、クランク状である、
車両。
【請求項4】
請求項1から請求項3の何れかに記載の車両において、
前記第1端面において、前記第1凹部と当該第1端面における前記他の部分との間に段差を有し、
前記第2端面において、前記第2凹部と当該第2端面における前記他の部分との間に段差を有する、
車両。
【請求項5】
請求項1から請求項4の何れかに記載の車両において、
変速機構と、当該変速機構を収容するミッションケースとを有し、前記モータに対して車両前後方向の後方に隣接配置されるとともに、前記モータに連結されたトランスミッションと、
入力された直流電力を交流電力に変換して前記モータに出力するインバータと、
をさらに備え、
前記車両のフロアパネルには、車室内に向けて膨出し、車両前後方向に延びるフロアトンネルが形成されており、
前記トランスミッションは、前記フロアトンネルの下方に配置されており、
前記インバータは、前記フロアトンネルの下方であって、且つ、前記ミッションケースの上部に取り付けられており、
前記ミッションケースの上部から前記モータケースの上部にかけての部分には、前記インバータと前記モータとを電気的に接続するための電気接続部が取り付けられており、
前記冷却液配管と前記冷却液出口との前記接続部は、前記ダンパケース内における車幅方向の側部に設けられている、
車両。
【請求項6】
請求項1から請求項5の何れかに記載の車両において、
前記縦置きエンジンに接続され、当該縦置きエンジンから排出された排気ガスを車両後方に案内して排出する排気管をさらに備え、
前記排気管は、前記ダンパケースに対して車幅方向の一方の側方に配置され、
前記前記冷却液配管と前記冷却液出口との前記接続部は、前記ダンパケースにおける車幅方向の側部であって、前記排気管が配置されたのとは反対側に設けられている、
車両。
【請求項7】
請求項1から請求項6の何れかに記載の車両において、
前記モータケースは、車幅方向における側方を覆うカバーを有し、
前記潤滑油は、前記カバー内に収容されており、
前記冷却液配管は、前記ダンパ内流路における前記冷却液出口との接続部から、前記モータ内流路における前記冷却液入口との接続部までの全体が、前記カバー内に収容されている、
車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に関し、特に車両走行用の駆動源としてエンジンとモータとを備える車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、環境負荷の低減などを目的として、車両走行用の駆動源としてエンジンに加えてモータを備えたハイブリッド車が普及してきている。車両走行用の駆動源としてのモータは、駆動時における発熱が大きいため、水などの冷却液で冷却することが必要となる。
【0003】
特許文献1には、トランスミッションのミッションケース内にモータが設けられた構造が開示されている。モータのステータを支持するリング状のステータ支持体には、2本の配管が接続されている。2本の配管は、モータを冷却するための冷却液を流通させるための配管である。
【0004】
ここで、モータにおいては、モータケース内にオイルが存在する。このため、モータケース内に冷却液を流通させるための配管を接続しようとする場合には、二重シール構造を採用することが必要となる。
【0005】
特許文献2には、コントロールバルブユニットとオイルポンプとの間で油の流通路を接続するための構造が開示されている。特許文献2の構造では、オイルポンプにおけるコントロールバルブとの接続面に径方向に間隔を空けて設けられた2条のリング溝が形成されている。そして、各リング溝にOリングが嵌め込まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2011-525348号公報
特開2001-260674号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、車両走行用の駆動源としてエンジンとモータとを備える車両として、車両前方からエンジン、ダンパ(エンジンとモータとの間での衝撃トルクを緩和するためのデバイス)、モータの順に配置した構造を採用する場合がある。このような構造を採用しようとする場合には、モータがフロアトンネルの入り口部分に配置されることとなるため、モータへ冷却液を導入するための流通路は、ダンパのダンパケース内を通じてモータのモータケース前端部に接続するように設けることが必要となる。
【0008】
即ち、モータケースの側部に冷却液配管を接続しようとすれば、配管や当該配管を接続するために用いられる締結部材などがモータケースの側方に突出することになってしまう。このような構造では、締結部材等が乗員の足元前方に位置することになり、車両の前突時の乗員の安全性を確保するという観点から採用することは困難である。
【0009】
また、ダンパケースから冷却液を導入し、モータに冷却液を案内する場合には、ダンパケースに設けられた車両前後方向に延びる冷却液流路(ダンパ内流路)に冷却液配管の一端を接続し、当該冷却液配管の他端をモータに接続することが必要となる。この場合には、冷却液配管は、ダンパケースとの接続部を含めてオイルが存在するモータケース内に配されることになる。この構造では、上記特許文献2に開示のように二重シール構造を採用することが必要となるが、シール部材同士の間に隔壁を設ける必要が生じる。
【0010】
しかしながら、ダンパケースと冷却液配管との接続部において、シール部材同士の間に隔壁を設けようとすると、その分だけ接続部のサイズが車幅方向に大きくなってしまい、当該接続部が側方に突出してしまうこととなる。よって、ダンパケースと冷却液配管との接続部における、シール部材同士の間に隔壁を設ける構造についても、車両の前突時の乗員の安全性を確保するという観点から採用することは困難である。
(【0011】以降は省略されています)

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