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公開番号2022063890
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-04-25
出願番号2020172260
出願日2020-10-13
発明の名称日射遮蔽装置
出願人トーソー株式会社
代理人個人,個人
主分類E06B 9/80 20060101AFI20220418BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】遮蔽体の重量が異なる機種であっても、或いは同一機種において部材同士の摺動抵抗が異なっても、ブレーキ機構のブレーキ力を調整できる日射遮蔽装置を提供する。
【解決手段】日射遮蔽装置は、遮蔽体を昇降させる駆動軸16と、駆動軸を減速させるブレーキ機構17と、ブレーキ機構による駆動軸の減速度を調整する遊星歯車機構18とを備える。遊星歯車機構は太陽歯車21と内歯歯車19と複数の遊星歯車22と遊星キャリア23とを有する。駆動軸の軸方向に内歯歯車に押付け可能な弾性部材26aを有する調整機構26を更に備える。遊星キャリアが駆動軸に接続され、太陽歯車がブレーキ機構に接続される。調整機構が弾性部材を内歯歯車に押付ける力を調整して内歯歯車の回転速度を減速又は停止させることにより、太陽歯車の回転速度が増速され、ブレーキ機構がブレーキ機能を発揮して駆動軸の回転速度が減速されるように構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
遮蔽体を昇降させるために正転又は逆転する駆動軸と、この駆動軸を減速させるブレーキ機構と、前記駆動軸と前記ブレーキ機構との間に設けられ前記ブレーキ機構による前記駆動軸の減速度を調整する遊星歯車機構とを備えた日射遮蔽装置であって、
前記遊星歯車機構が、前記駆動軸に遊嵌される太陽歯車と、この太陽歯車と同心状に設けられ前記太陽歯車を所定の間隔をあけて包囲する内歯歯車と、前記太陽歯車と前記内歯歯車との間に位置しかつ前記太陽歯車及び前記内歯歯車に噛合する複数の遊星歯車と、前記複数の遊星歯車を自転可能にかつ前記太陽歯車を中心に公転可能に保持する遊星キャリアとを有し、
前記駆動軸の軸方向に前記内歯歯車に押付け可能な弾性部材を有する調整機構を更に備え、
前記遊星キャリア又は前記太陽歯車が前記駆動軸に接続され、
前記太陽歯車又は前記遊星キャリアが前記ブレーキ機構に接続され、
前記調整機構が前記弾性部材の前記内歯歯車への押付力を調整して前記内歯歯車の回転速度を減速又は停止させることにより、前記太陽歯車又は前記遊星キャリアの回転速度が増速され、前記ブレーキ機構がブレーキ機能を発揮して前記駆動軸の回転速度が減速されるように構成された
ことを特徴とする日射遮蔽装置。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
遮蔽体を昇降させるために正転又は逆転する駆動軸と、この駆動軸を減速させるブレーキ機構と、前記駆動軸と前記ブレーキ機構との間に設けられ前記ブレーキ機構による前記駆動軸の減速度を調整する遊星歯車機構とを備えた日射遮蔽装置であって、
前記遊星歯車機構が、前記駆動軸に嵌着される太陽歯車と、この太陽歯車と同心状に設けられ前記太陽歯車を所定の間隔をあけて包囲する内歯歯車と、前記太陽歯車と前記内歯歯車との間に位置しかつ前記太陽歯車及び前記内歯歯車に噛合する複数の遊星歯車と、前記複数の遊星歯車を自転可能にかつ前記太陽歯車を中心に公転可能に保持する遊星キャリアとを有し、
前記駆動軸の軸方向に前記太陽歯車に押付け可能な弾性部材を有する調整機構を更に備え、
前記内歯歯車又は前記遊星キャリアが前記駆動軸に接続され、
前記遊星キャリア又は前記内歯歯車が前記ブレーキ機構に接続され、
前記調整機構が前記弾性部材を前記太陽歯車に押付ける力を調整して前記太陽歯車の回転速度を減速又は停止させることにより、前記遊星キャリア又は前記内歯歯車の回転速度が増速され、前記ブレーキ機構がブレーキ機能を発揮して前記駆動軸の回転速度が減速されるように構成された
ことを特徴とする日射遮蔽装置。
【請求項3】
遮蔽体を昇降させるために正転又は逆転する駆動軸と、この駆動軸を減速させるブレーキ機構と、前記駆動軸と前記ブレーキ機構との間に設けられ前記ブレーキ機構による前記駆動軸の減速度を調整する遊星歯車機構とを備えた日射遮蔽装置であって、
前記遊星歯車機構が、前記駆動軸に遊嵌される太陽歯車と、この太陽歯車と同心状に設けられ前記太陽歯車を所定の間隔をあけて包囲する内歯歯車と、前記太陽歯車と前記内歯歯車との間に位置しかつ前記太陽歯車及び前記内歯歯車に噛合する複数の遊星歯車と、前記複数の遊星歯車を自転可能にかつ前記太陽歯車を中心に公転可能に保持する遊星キャリアとを有し、
前記駆動軸の軸方向に前記遊星キャリアに押付け可能な弾性部材を有する調整機構を更に備え、
前記太陽歯車又は前記内歯歯車が前記駆動軸に接続され、
前記内歯歯車又は前記太陽歯車が前記ブレーキ機構に接続され、
前記調整機構が前記弾性部材を前記遊星キャリアに押付ける力を調整して前記遊星キャリアの回転速度を減速又は停止させることにより、前記内歯歯車又は前記太陽歯車の回転速度が増速され、前記ブレーキ機構がブレーキ機能を発揮して前記駆動軸の回転速度が減速されるように構成された
ことを特徴とする日射遮蔽装置。
【請求項4】
前記弾性部材が、弾性変形可能なクッション材又は金属ばねにより構成された請求項1ないし3いずれか1項に記載の日射遮蔽装置。
【請求項5】
前記ブレーキ機構が遠心式ブレーキ機構であり、前記遠心式ブレーキ機構が、前記太陽歯車又は前記遊星キャリアと一体的に設けられた回転支持体と、前記回転支持体の周囲に円周方向に間隔をあけて配設された複数のウエイト部材と、これらのウエイト部材を揺動可能に保持し前記回転支持体に取付けられた複数の支持ピンと、基端が前記複数のウエイト部材に取付けられ先端が前記複数のウエイト部材の外周面より外方に突設された複数のブレーキシューと、前記複数のウエイト部材を隙間をあけて包囲し前記複数のウエイト部材が前記回転支持体とともに回転したときに前記複数のブレーキシューが内周面に圧接されるブレーキケースとを有する請求項1記載の日射遮蔽装置。
【請求項6】
前記弾性部材が、前記遊星キャリアを収容するキャリアケースに前記遊星キャリアを包囲するリング状に形成され、
前記調整機構が、前記弾性部材と、前記キャリアケースの内周面に形成された雌ねじ部と、この雌ねじ部に螺合する雄ねじ部と、この雄ねじ部と一体的に設けられた操作部とを有し、
前記雄ねじ部を前記雌ねじ部にねじ込む方向又は緩める方向に前記操作部を操作することにより、前記弾性部材の前記内歯歯車に対する押付力が調整されるように構成された請求項1記載の日射遮蔽装置。
【請求項7】
前記弾性部材が、前記遊星キャリアを収容するキャリアケースに前記遊星キャリアを包囲するリング状に形成され、
前記調整機構が、前記弾性部材と、前記キャリアケースの内周面に形成された雌ねじ部と、この雌ねじ部に螺合する雄ねじ部と、この雄ねじ部と一体的に設けられた従動歯車と、この従動歯車に噛合する駆動歯車とを有し、
前記雄ねじ部を前記雌ねじ部にねじ込む方向又は緩める方向に前記駆動歯車を回転させることにより、前記弾性部材の前記内歯歯車に対する押付力が調整されるように構成された請求項1記載の日射遮蔽装置。
【請求項8】
前記駆動軸が第1駆動軸と第2駆動軸に分割され、
前記遊星歯車機構が第1ケースに収容され、
前記ブレーキ機構が前記第1ケースとは別に設けられた第2ケースに収容され、
前記第1駆動軸が前記第1ケースに挿入されて前記遊星キャリア、前記内歯歯車又は前記太陽歯車に接続され、
前記第2駆動軸の一端が前記第1ケースに挿入されて前記太陽歯車、前記遊星キャリア又は前記内歯歯車に接続されかつ他端が前記第2ケースに挿入されて前記ブレーキ機構に接続された請求項1ないし3いずれか1項に記載の日射遮蔽装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遮蔽体の降下速度を減速させるブレーキ機構を備えた日射遮蔽装置に関するものである。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、回転入力軸と固定ケースの間に遊星歯車式増速機構と遠心式ブレーキ機構が設けられた日射遮蔽部材用減速装置が開示されている(例えば、特許文献1(請求項1、段落[0013]、段落[0023]、図1、図2、図5及び図6)参照。)。この日射遮蔽部材用減速装置では、遠心式ブレーキ機構は、回転入力軸に連動可能に設けられた回転支持体と、この回転支持体に基端側が軸支され開放端側が揺動可能な遠心体と、遠心体の外側に摺接し遠心体を内側に付勢する回転支持体と合成樹脂により一体成型された付勢ばね片と、遠心体に固着されたブレーキシューとを備える。また、遊星歯車式増速機構で回転支持体の回転が増速されることにより、ブレーキシューの摩擦面が固定ケースの内面に圧接され、ブレーキシューと固定ケースの摩擦力により回転入力軸の回転が低下するように構成される。なお、遮蔽部材は、主に窓枠などに固定されるセットフレームに取付けられる一対のサイドプレートと、一対のサイドプレートによって両端を回転可能に支持された巻取パイプと、巻取パイプに一端が連結されて巻取パイプに巻取り、巻解き可能に吊下げられるスクリーンと、スクリーンの下端に取付けられたウエイトバーと、ウエイトバーの下端に取付けられた引き具とを備える。
【0003】
このように構成された日射遮蔽部材用減速装置では、スクリーンの繰出し直後、巻取パイプの回転速度が遅いため、減速機構は作動しないが、スクリーンがある程度引き出されると、慣性により巻取パイプの回転速度も速くなるので、回転支持体は遊星歯車式増速機構により更に速くなる。そのため、遠心体は遠心力により付勢ばね片の付勢力に抗して拡開し、ブレーキシューが固定ケースの内面に圧接され、その摩擦力により回転入力軸の回転速度を低下させる。このように遠心体の拡がりは抑制されるので、急激なロールスクリーンの降下を生じない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4994778号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に示された日射遮蔽部材用減速装置では、ブレーキ力の変動範囲が問題になることがある。例えば、遠心式ブレーキ機構では、スクリーンの重量に応じて遠心ガバナの回転数が変化するため、スクリーンの重量に応じたブレーキ力を発揮する機構になっている。しかし、上記特許文献1に示された日射遮蔽部材用減速装置では、上記特許文献1に示された日射遮蔽部材用減速装置では、そのブレーキ力に変動範囲が存在するため、その変動範囲によっては、全てのスクリーン重量に対して対応できない場合がある。即ち、スクリーン重量に対してブレーキ力が強すぎると、スクリーンが所定の位置まで降下せず、逆にスクリーン重量に対してブレーキ力が弱すぎると、スクリーンが急降下してしまう不具合があった。また、このような不具合は、スクリーン重量の他、製品内の部材同士の摺動抵抗や施工環境にも左右されるという問題点もあった。そのため、搭載されている遠心体やブレーキシューの数量を変えた異なる仕様の減速装置を用意し、スクリーン重量や異なる機構の製品によって減速装置を使い分ける場合や、施工後に不具合があれば、別の仕様の減速装置へ交換する、といった対処が必要となる場合があった。
【0006】
本発明の目的は、遮蔽体の重量が異なる機種であっても、或いは同一機種において部材同士の摺動抵抗が異なっても、ブレーキ機構のブレーキ力を日射遮蔽装置に合せて調整できる、日射遮蔽装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の観点は、図1、図2、図6及び図8に示すように、遮蔽体12を昇降させるために正転又は逆転する駆動軸16と、この駆動軸16を減速させるブレーキ機構17と、駆動軸16とブレーキ機構17との間に設けられブレーキ機構17による駆動軸16の減速度を調整する遊星歯車機構18とを備えた日射遮蔽装置10であって、遊星歯車機構18が、駆動軸16に遊嵌される太陽歯車21と、この太陽歯車21と同心状に設けられ太陽歯車21を所定の間隔をあけて包囲する内歯歯車19と、太陽歯車21と内歯歯車19との間に位置しかつ太陽歯車21及び内歯歯車19に噛合する複数の遊星歯車22と、複数の遊星歯車22を自転可能にかつ太陽歯車21を中心に公転可能に保持する遊星キャリア23とを有し、駆動軸16の軸方向に内歯歯車19に押付け可能な弾性部材26aを有する調整機構26を更に備え、遊星キャリア23又は太陽歯車が駆動軸16に接続され、太陽歯車21又は遊星キャリアがブレーキ機構17に接続され、調整機構26が弾性部材26aを内歯歯車19に押付ける力を調整して内歯歯車19の回転速度を減速又は停止させることにより、太陽歯車21又は遊星キャリアの回転速度が増速され、ブレーキ機構17がブレーキ機能を発揮して駆動軸16の回転速度が減速されるように構成されたことを特徴とする。
【0008】
本発明の第2の観点は、遮蔽体を昇降させるために正転又は逆転する駆動軸と、この駆動軸を減速させるブレーキ機構と、駆動軸とブレーキ機構との間に設けられブレーキ機構による駆動軸の減速度を調整する遊星歯車機構とを備えた日射遮蔽装置であって、遊星歯車機構が、駆動軸に嵌着される太陽歯車と、この太陽歯車と同心状に設けられ太陽歯車を所定の間隔をあけて包囲する内歯歯車と、太陽歯車と内歯歯車との間に位置しかつ太陽歯車及び内歯歯車に噛合する複数の遊星歯車と、複数の遊星歯車を自転可能にかつ太陽歯車を中心に公転可能に保持する遊星キャリアとを有し、駆動軸の軸方向に太陽歯車に押付け可能な弾性部材を有する調整機構を更に備え、内歯歯車又は遊星キャリアが駆動軸に接続され、遊星キャリア又は内歯歯車がブレーキ機構に接続され、調整機構が弾性部材を太陽歯車に押付ける力を調整して太陽歯車の回転速度を減速又は停止させることにより、遊星キャリア又は内歯歯車の回転速度が増速され、ブレーキ機構がブレーキ機能を発揮して駆動軸の回転速度が減速されるように構成されたことを特徴とする。
【0009】
本発明の第3の観点は、遮蔽体を昇降させるために正転又は逆転する駆動軸と、この駆動軸を減速させるブレーキ機構と、駆動軸とブレーキ機構との間に設けられブレーキ機構による駆動軸の減速度を調整する遊星歯車機構とを備えた日射遮蔽装置であって、遊星歯車機構が、駆動軸に遊嵌される太陽歯車と、この太陽歯車と同心状に設けられ太陽歯車を所定の間隔をあけて包囲する内歯歯車と、太陽歯車と内歯歯車との間に位置しかつ太陽歯車及び内歯歯車に噛合する複数の遊星歯車と、複数の遊星歯車を自転可能にかつ太陽歯車を中心に公転可能に保持する遊星キャリアとを有し、駆動軸の軸方向に遊星キャリアに押付け可能な弾性部材を有する調整機構を更に備え、内歯歯車又は太陽歯車が駆動軸に接続され、太陽歯車又は内歯歯車がブレーキ機構に接続され、調整機構が弾性部材を遊星キャリアに押付ける力を調整して遊星キャリアの回転速度を減速又は停止させることにより、太陽歯車又は内歯歯車の回転速度が増速され、ブレーキ機構がブレーキ機能を発揮して駆動軸の回転速度が減速されるように構成されたことを特徴とする。
【0010】
本発明の第4の観点は、第1ないし第3の観点のいずれかに基づく発明であって、更に図1に示すように、弾性部材26aが、弾性変形可能なクッション材又は金属ばねにより構成されたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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