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公開番号2022063004
公報種別公開特許公報(A)
公開日2022-04-21
出願番号2020171271
出願日2020-10-09
発明の名称腸内状態判定方法
出願人森永乳業株式会社
代理人個人,個人
主分類C12Q 1/04 20060101AFI20220414BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】
本技術は、腸内状態の判定方法を提供することを目的とする。
【解決手段】
本技術は、対象の腸内菌叢を老齢タイプ又は若齢タイプに分類する分類工程、及び分類後の腸内菌叢のタイプに割り当てられた所定の細菌及び/又は所定の腸内代謝物に関するデータに基づき、前記対象の腸内状態を判定する判定工程を含む腸内状態判定方法を提供する。前記判定工程は、前記対象に疾患リスクを割り当てることを含んでよく、前記判定工程において、前記データに基づき、前記疾患リスクが調整されてよい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
対象の腸内菌叢を老齢タイプ又は若齢タイプに分類する分類工程、及び
分類後の腸内菌叢のタイプに特徴的な所定の細菌及び/又は所定の腸内代謝物に関するデータに基づき、前記対象の腸内状態を判定する判定工程
を含む腸内状態判定方法。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記判定工程が、(A)Alistipes属、(B)Prevotella属、(C)Parabacteroides属、(D)Bacteroides属、(E)Clostridium目、(F)Eubacterium属、(G)Porphyromonas属、(H)Pectobacterium属、(I)Blautia属、(J)Bacteroidetes門、(K)Klebsiella属、(L)Butyricimonas属、(M)Okadaella属、(N)Clostridium属、(O)Sutterella属、(P)Campylobacter属、(Q)Odoribacter属、(R)Anaerostipes属、(S)Citrobacter属、(T)Bifidobacterium属、(U)Enterobacter属、及び(V)Streptococcus属の菌群から選ばれる少なくとも一つの細菌に関するデータに基づき、腸内状態を判定することを含む、請求項1に記載の腸内状態判定方法。
【請求項3】
前記判定工程において、老齢タイプに分類された腸内菌叢を有する対象について、前記(A)~(U)の菌群のうちの少なくとも一つの細菌に関するデータに基づき、腸内状態が判定される、請求項2に記載の腸内状態判定方法。
【請求項4】
前記判定工程において、老齢タイプに分類された腸内菌叢を有する対象について、コリン、トリメチルアミン、N8-アセチルスペルミジン、2-ヒドロキシ-4-メチル吉草酸、及びプロピオン酸から選ばれる少なくとも一つの腸内代謝物のデータに基づき、腸内状態が判定される、請求項1~3のいずれか一項に記載の腸内状態判定方法。
【請求項5】
前記判定工程において、若齢タイプに分類された腸内菌叢を有する対象について、前記(Q)、(F)、(V)、(C)、(K)、(J)、及び(D)の菌群のうちの少なくとも一つ細菌のデータに基づき、腸内状態が判定される、請求項2に記載の腸内状態判定方法。
【請求項6】
前記判定工程において、若齢タイプに分類された腸内菌叢を有する対象について、コール酸に関するデータに基づき、腸内状態が判定される、請求項1~5のいずれか一項に記載の腸内状態判定方法。
【請求項7】
前記判定工程は、前記対象に疾患リスクを割り当てることを含み、
前記判定工程において、前記データに基づき、前記疾患リスクが調整される、
請求項1~6のいずれか一項に記載の腸内状態判定方法。
【請求項8】
前記対象が、老齢タイプに分類された腸内菌叢を有する対象である場合において、前記疾患リスクが、腸内コリン量に関連する疾患のリスク、腸内トリメチルアミン量に関連する疾患のリスク、腸内N8-アセチルスペルミジン量に関連する疾患のリスク、腸内2-ヒドロキシ-4-メチル吉草酸量に関連する疾患のリスク、及び腸内プロピオン酸量に関連する疾患のリスクのうちの少なくとも一つのリスクである、請求項7に記載の腸内状態判定方法。
【請求項9】
前記対象が、若齢タイプに分類された腸内菌叢を有する対象である場合において、前記疾患リスクが、腸内コール酸量に関連する疾患のリスクである、請求項7に記載の腸内状態判定方法。
【請求項10】
前記データは、腸内菌叢解析により得られたデータを含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の腸内状態判定方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術は、腸内状態判定方法に関し、特には腸内における細菌及び/又は代謝物に関するデータを用いた腸内状態判定方法に関する。
続きを表示(約 4,600 文字)【背景技術】
【0002】
ヒトの腸内状態は、当該ヒトの健康状態に影響を及ぼすことがあり、腸内状態を評価することは、ヒトの健康状態の把握又は改善のために有用であると考えられている。腸内状態の評価手法についてこれまでにいくつかの提案がされている。
【0003】
例えば、下記特許文献1には、腸内状態の評価指標である腸内年齢の推定方法が開示されている。当該推定方法は、人工神経回路網を用いて対象者の腸内年齢を推定する推定工程を含む。
【0004】
また、下記特許文献2には、腸内状態の判定方法が開示されている。当該判定方法において、特定の腸内菌叢データベースと腸内細菌に関する特定の比率を表す値とを多次元尺度法によって分析することが行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-214109号公報
特開2016-214111号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
腸内状態には様々な要因が影響を及ぼしており、精度の高い評価手法があれば、ヒトの健康状態の把握のために非常に有用であると考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は鋭意検討した結果、対象の腸内菌叢を老齢タイプ又は若齢タイプに分類し、そして、各タイプに割り当てられた所定の細菌及び/又は腸内代謝物に関するデータに基づき腸内状態を判定することによって、対象の腸内状態の評価のために有用であることを見出した。
【0008】
すなわち本技術は以下を提供する。
[1]対象の腸内菌叢を老齢タイプ又は若齢タイプに分類する分類工程、及び
分類後の腸内菌叢のタイプに特徴的な所定の細菌及び/又は所定の腸内代謝物に関するデータに基づき、前記対象の腸内状態を判定する判定工程
を含む腸内状態判定方法。
[2]前記判定工程が、(A)Alistipes属、(B)Prevotella属、(C)Parabacteroides属、(D)Bacteroides属、(E)Clostridium目、(F)Eubacterium属、(G)Porphyromonas属、(H)Pectobacterium属、(I)Blautia属、(J)Bacteroidetes門、(K)Klebsiella属、(L)Butyricimonas属、(M)Okadaella属、(N)Clostridium属、(O)Sutterella属、(P)Campylobacter属、(Q)Odoribacter属、(R)Anaerostipes属、(S)Citrobacter属、(T)Bifidobacterium属、(U)Enterobacter属、及び(V)Streptococcus属の菌群から選ばれる少なくとも一つの細菌に関するデータに基づき、腸内状態を判定することを含む、[1]に記載の腸内状態判定方法。
[3]前記判定工程において、老齢タイプに分類された腸内菌叢を有する対象について、前記(A)~(U)の菌群のうちの少なくとも一つの細菌に関するデータに基づき、腸内状態が判定される、[1]に記載の腸内状態判定方法。
[4]前記判定工程において、老齢タイプに分類された腸内菌叢を有する対象について、コリン、トリメチルアミン、N8-アセチルスペルミジン、2-ヒドロキシ-4-メチル吉草酸、及びプロピオン酸から選ばれる少なくとも一つの腸内代謝物のデータに基づき、腸内状態が判定される、[1]~[3]のいずれか一つに記載の腸内状態判定方法。
[5]前記判定工程において、若齢タイプに分類された腸内菌叢を有する対象について、前記(Q)、(F)、(V)、(C)、(K)、(J)、及び(D)の菌群から選ばれる少なくとも一つ細菌のデータに基づき、腸内状態が判定される、[2]に記載の腸内状態判定方法。
[6]前記判定工程において、若齢タイプに分類された腸内菌叢を有する対象について、コール酸に関するデータに基づき、腸内状態が判定される、[1]~[5]のいずれか一つに記載の腸内状態判定方法。
[7]前記判定工程は、前記対象に疾患リスクを割り当てることを含み、
前記判定工程において、前記データに基づき、前記疾患リスクが調整される、
[1]~[6]のいずれか一つに記載の腸内状態判定方法。
[8]前記対象が、老齢タイプに分類された腸内菌叢を有する対象である場合において、前記疾患リスクが、腸内コリン量に関する疾患のリスク、腸内トリメチルアミン量に関する疾患のリスク、腸内N8-アセチルスペルミジン量に関する疾患のリスク、腸内2-ヒドロキシ-4-メチル吉草酸量に関する疾患のリスク、及び腸内プロピオン酸量に関する疾患のリスクのうちの少なくとも一つのリスクである、[7]に記載の腸内状態判定方法。
[9]前記対象が、若齢タイプに分類された腸内菌叢を有する対象である場合において、前記疾患リスクが、腸内コール酸量に関する疾患のリスクである、[7]に記載の腸内状態判定方法。
[10]前記データは、腸内菌叢解析により得られたデータを含む、[1]~[9]のいずれか一つに記載の腸内状態判定方法。
[11]前記データは、メタボローム解析により得られたデータを含む、[1]~[10]のいずれか一つに記載の腸内状態判定方法。
[12]
[1]~[11]のいずれか一つに記載の腸内状態判定方法を実行する処理部を含む情報処理装置。
【発明の効果】
【0009】
本技術により、対象の腸内状態をより正確に評価することができる。本技術は、例えば、腸内代謝物量に関連する疾患のリスクの評価のために有用である。
なお、本技術の効果は、ここに記載された効果に限定されず、本明細書内に記載されたいずれかの効果であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本技術に従う腸内状態判定方法のフロー図の一例である。
本技術に従う腸内状態判定方法を実行する情報処理装置の構成例を示す図である。
老齢タイプ及び若齢タイプそれぞれにおける腸内代謝物量の違いを示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の各細菌の割合(Y軸:%)と糞便コリン濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の細菌の割合(Y軸:%)と糞便コリン濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の各細菌の割合(Y軸:%)と糞便TMA濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の各細菌の割合(Y軸:%)と糞便TMA濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の細菌の割合(Y軸:%)と糞便TMA濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の各細菌の割合(Y軸:%)と糞便N8-アセチルスペルミジン濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の細菌の割合(Y軸:%)と糞便N8-アセチルスペルミジン濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の各細菌の割合(Y軸:%)と糞便2-ヒドロキシ-4-メチル吉草酸濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の各細菌の割合(Y軸:%)と糞便2-ヒドロキシ-4-メチル吉草酸濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の各細菌の割合(Y軸:%)と糞便2-ヒドロキシ-4-メチル吉草酸濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の各細菌の割合(Y軸:%)と糞便2-ヒドロキシ-4-メチル吉草酸濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の各細菌の割合(Y軸:%)と糞便2-ヒドロキシ-4-メチル吉草酸濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の細菌の割合(Y軸:%)と糞便2-ヒドロキシ-4-メチル吉草酸濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の各細菌の割合(Y軸:%)と糞便プロピオン酸濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の各細菌の割合(Y軸:%)と糞便プロピオン酸濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の各細菌の割合(Y軸:%)と糞便プロピオン酸濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の細菌の割合(Y軸:%)と糞便プロピオン酸濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の各細菌の割合(Y軸:%)と糞便コール酸濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の各細菌の割合(Y軸:%)と糞便コール酸濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の各細菌の割合(Y軸:%)と糞便コール酸濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の各細菌の割合(Y軸:%)と糞便コール酸濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の各細菌の割合(Y軸:%)と糞便コール酸濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
老齢タイプ(Old)及び若齢タイプ(Young)における糞便中の細菌の割合(Y軸:%)と糞便コール酸濃度(X軸:μM)との相関を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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